NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

NEWS

地域で患者を支える

2011年12月16日 10:14 PM

真冬の寒さがやってきました。
インフルエンザの流行期に入ったそうです。
ああ、まだ予防接種をしていません…。まずい。

この寒さの中、きょうは新居浜へ。
住友別子病院が主催している「さくらの会」へ参加させていただきました。
今回は新居浜市の広報にも掲載したとのことで、参加者はいつもより多かったそうです。
地域のケアマネージャーや保健師、医療機関の関係者なども参加していました。

がん患者や家族を支えようとする動きが、愛媛県内各地で少しずつ進んできたように感じています。

入院期間の短縮化で、病院につながる時間は短くなり、患者・家族は地域での暮らしの中で病気と向き合っていかなくてはなりません。
そのときに助けになるのは、地域のかかりつけ医や保健師、場合によっては介護保険によるサービスを提供してくれる事業者です。

がん治療をする病院と、地域のさまざまな関係者が連携し、そこでの患者・家族の”暮らし”を支えていく仕組みの充実が求められています。

きょうの会に参加していた医療者や福祉関係のみなさんが、地域の患者・家族を支える手のひとつになってくださることを期待しています。

 

仲間で語り合うサロン

2011年12月15日 9:10 PM

きょうは四国がんセンターのサロンの日でした。

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クリスマスの飾り付けをし、参加者全員で「赤鼻のトナカイ」や「上を向いて歩こう」などを歌いました。

3月にスタートして今回が10回目。
患者さん、ご家族にとってささやかながら支えになりつつあるという実感を得られるようになってきたところです。

あすは新居浜の住友別子病院が主催するサロンが開かれます。
午後2時から別子銅山記念図書館です。

 

大学病院コンサート

2011年12月14日 11:34 PM

きょうは愛媛大学病院でクリスマスコンサートでした。

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会場となったのはレストラン。
300人近い参加者でした。

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ゲストは歌手の荒川和子さん。
クリスマスの曲やオリジナル曲を交えて1時間半のステージでした。

少しハスキーで、やさしく語りかけるような歌声は、聴いている人を優しい気持ちにしてくれました。
中には、病院で不安な夜が続いている方もいたことと思います。
今夜いい夢を見て、ゆっくり眠れますように。

 

まる

2011年12月13日 10:35 PM

昨日は厚生労働省のがん対策推進協議会でした。
来年度からの5年間の国のがん対策についての協議は、大詰め。
今月末にも会議が予定され、そのための資料を明日までに提出しなければなりません。

追い込まれているんですが、こういう時ほど、しなくていい事に気が向いてしまいます。

そのひとつが、これ。
http://sisinmaru.blog17.fc2.com/

世界で一番見られているネコ、だそうです。

 

がんについての情報にどう向き合う?

2011年12月11日 8:35 PM

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銀座で見つけたクリスマスを待つ風景です。
クリスマスまで、あと2週間。

さて、きょうは、がん治療に関する情報への向き合い方について。

たとえばテレビや新聞で治療法の記事が紹介されたとします。
『※※病院の●●医師が、研究中の治療法について▲パーセントの患者に効果があったと××学会で発表した』

患者・家族であれば飛びつきたくなるのは当然です。
「学会で発表って書いてあるから、信頼できる情報」
「治った人がいるなら、私も!」

ちょっと待ってください。
「学会で発表」と言うだけでは価値の証明にはなりません。
その発表内容が、専門の研究者の間でどう評価されたのか?
▲パーセントの患者に効果、という値は意味のある数字なのか?
これまでの治療法と比べて、明らかに有効だと証明できるのか?

こうした内容まで、その記事で紹介されているでしょうか?
一方的な発表だけの記事ではないでしょうか?

新しい治療法について知ることは、私たちにとって希望です。

しかし、それが自分に適応になるのかどうかや、どういうリスクがあるのかということを冷静に考えなければなりません。
しんどい事ですが、現実から目を逸らして病気に向き合うことはできません。

テレビや新聞、インターネットなどで見つけた新しい治療法について、正しく理解したいときには、主治医や病院の相談支援センターなどを利用することをお勧めします。

素人判断で飛びつくのは、きわめて危険です。

 

赤鼻のトナカイ

2011年12月10日 8:25 PM

寒い一日でした。
今シーズン初めてダウンコートを出しました。
寒くても皆既月食を見てみようと思っていたのですが、松山は曇り空です。

会員のすいぎゅうさんが、久しぶりに掲示板に書き込みをしてくれています。
会員のみなさんは是非お読みくださいね!

さて、街中で聞こえてくるクリスマスソングのひとつ、『赤鼻のトナカイ』
日本では歌の方がよく知られていますが、アメリカで子どもたちに向けて書かれた物語です。

この物語が生まれた背景について、私の友人がブログで紹介していました。
http://naturesden.wordpress.com/

みんなと違う…
以前、会員だったある女性から聞きました。

彼女は治療をしているために、周りの同年代のお母さんたちのように元気に子どもの世話をすることができず、その事を嘆いていました。
すると、夫がこう言ってくれたそうです。
「お母さんが一生懸命病気に向き合っている姿を子どもは見ている。そして何かを感じ取っているはず。お母さんが病気になったからこそ教えられる事があるんじゃないかな」

こんなふうに考えられるお父さんはかっこいい!

 

来週のイベントいろいろ

2011年12月9日 8:49 PM

月がとても美しい夜です。
あすは日本全国で皆既月食がみられるそうです。

さて、来週は県内の病院でいろいろなイベントが予定されていますのでご紹介しておきます。

★14日(水)午後4時~ 愛媛大学附属病院1階レストラン
 『クリスマスコンサート』 出演:歌手 荒川和子さん(HP  http://www.arakawakazuko.com/

★15日(木)午後1時30分~ 四国がんセンター宿泊施設向日葵
 『患者・家族のためのサロン』 みなさんと一緒にクリスマスソングを歌います。小さなプレゼントも用意しています。

★16日(金)午後2時~ 別子銅山記念図書館多目的ホール
 住友別子病院主催『がん患者と家族のためのサポート会 さくらの会』
 緩和ケア認定看護師による講演と茶話会です。私も少しお話をさせていただきます。

いずれも参加は無料です。
関心のある方はお気軽にご参加ください!

 

12月8日

2011年12月8日 9:56 PM

寒くなってきました。
週末にかけて平年並みの寒さになるとか…。
「あたたかいうちに、少しでも大掃除をしておけばよかったなぁ」
毎年、この繰り返しです。
母は大掃除も完ぺきだったことを思い出します。

さて、きょうは12月8日。
ジョン・レノンの命日です。
1980年、私が中学3年生のときでした。
当時、ラジオのリクエスト番組が人気で、この日の放送にはジョン・レノンやビートルズの曲ばかりが流れていました。
久しぶりに ♪imagine
http://www.youtube.com/watch?v=TCBNF4_Zf9w

 

「生きるの教室」

2011年12月6日 9:48 PM

きょうは、松山市にある愛光中学校で「生きるの教室」という特別授業に参加してきました。
中学2年生を対象に、がんという病気について学ぶという企画です。

メインの講師は東大病院の中川恵一先生。
アニメのDVDなどを効果的に使い、わかりやすい言葉でがんの基礎知識や予防などについて解説します。

それに続いて、私から経験談を基に、いのちの大切さや病気が教えてくれたことについてお話をしました。

話の後で、参加していた生徒さんから質問が出ました。
祖母が病気と向き合っているというその男子生徒は
「体だけでなく、心もしんどいんでしょうか?」と質問してくれました。

ハッとしました。
がんになると、体がしんどいというのは誰にでもよくわかることです。
でも、心もしんどくなるというのは、あまり伝わっていないんだということを改めて知らせてくれたのです。

心を支える、ということは医療者だけでなく家族や友人の立場でも出来ることです。
もちろん中学2年生の男子生徒が、おばあちゃんを支えてあげることも十分にできるはずです。

きょうの授業でがんという病気のことや、予防のことをたくさん学んだ中学生たち。
どうか、周囲にいるかもしれない患者さんや家族への思いやりを持てる人になってちょうだいね。

 

晴れた日に

2011年12月5日 10:23 PM

気持ちよく晴れわたったきょう、母の納骨式でした。
寒さに向かうときにお墓に納めるのは何だかかわいそう…と気が進まないところもあったのですが、父の骨壷と並んだのを見て、すーっと気持ちが軽くなりました。
こうやって、ひとつずつ気持ちを整理していくんですね。

あすは、松山市内の私立中学校で「生きるの教室」という特別授業のお手伝いをしてきます。
東大病院の中川恵一先生が講師となり、がんという病気の基礎知識や予防などについての授業を行い、私からは経験を通して「いのち」についてのお話をします。
中学2年生はどういうふうに受け止めてくれるでしょうか。

 

 
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