NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

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家で過ごすということ

2013年2月9日 8:20 PM

気持ちよく晴れた土曜日。
寒さは厳しいですが、光が力強さを増してきたように感じます。

さて、きょうは、がんの治療をしながら家で過ごすということについてです。

病気の進行度にかかわらず、本人と家族が希望すれば住み慣れた自宅で過ごすための仕組みが少しずつ進んでいます。

訪問医療や訪問看護、介護保険などのシステムが作られ、一般家庭でも使える医療器具の開発なども進んできています。

とは言っても、やはり都市部が先行しています。
愛媛でも、松山市とその周辺部では支援の仕組みが充実していますが、それ以外ではまだ十分とはいえない状況です。

そこで、どこに住んでいても、在宅で希望するケアが受けられる環境を整えるために、『在宅緩和ケアモデル事業』が今治地域とと大洲地域で行われています。

入院設備をもつ病院が拠点となり、地域で訪問診療を行っている医師と訪問看護ステーションなどが連携して、患者をケアする仕組みです。

円滑な連携のために、何が必要か?
痛みのケアを上手にするには?
地域の医療資源のネットワークをどう組み立てるか?
2つの地域それぞれの事情に合わせたモデルケースを立ち上げ、実際に患者を受け入れて、具体的な課題を探り解決の方法を検討しています。

この事業を手掛かりに、愛媛のどこに住んでいても、希望すれば住み慣れた家で過ごすことが当たり前にできるようになってほしいと願っています。

 

 
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