NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

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地域へ帰るがん患者

2009年5月24日 9:37 PM

きょうの松山はすがすがしい一日でした。
出張続きでほったらかしになっていた家の用事を少し片付け、気分も軽やかになりました。
入院中、晴れた日には空を眺めながら、洗濯したい、掃除がしたいと願っていたことを思い出します。こうして家事ができることを感謝です。

さて、昨日の報告で恐縮です。
松山のお隣、伊予市で介護支援専門員(ケアマネージャー)をしている方々の研修でお話をさせていただきました。
私からの話の後、みなさんの仕事の中でのがん患者さんとの関わりについて伺いました。

やはり、最近は自宅へ戻ってくる患者さんが増えていて、介護保険を使うためにケアマネージャーさんが関わるケースが増えているそうです。
その中での悩みとして、痛みが出てきたときにどうすればいいのか?主治医が馴染みの医師でない場合どう連携を取ればいいのか?などの悩みがあることを聞きました。

がん医療においても、在宅へという流れは急速に進んでいます。
しかし、肝心の地域での受け皿が整っていないのが現状です。医師不足はこれまでも言われてきたことですが、暮らしを支える介護の面でもまだまだ準備は整っていないようです。
身体や心の痛みを感じながら地域へ戻るがん患者とその家族をどう支えるのか?大きな問題に、またぶつかってしまいました。

今夜10時から(まもなくです!)NHK教育テレビの「ETVワイド」で地域医療を考える特集が放送されます。
そこに、何か解決の糸口が見つけられるでしょうか?

 

 
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