NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

NEWS

患者サロンの役割

2010年3月26日 8:57 PM

あすのイベントのご案内です。
愛媛大学医学部医療福祉支援センター主催の講演会が開かれます。
あす(27日)午後2時~ 松山市の菅井ニッセイビルです。
詳しくはhttp://www.hsp.ehime-u.ac.jp/
「お知らせ」の中にあるご案内をごらんください。

テーマは「患者サロンの役割」。
愛媛大学医学部付属病院の中でもがん患者・家族のためのサロン「あいほっと」が開設され、私たち おれんじの会も運営に協力しています。

こうした「サロン」は全国で広がりを見せていて、先進地島根では県内23カ所で開設されています。
ほとんど毎日島根県内のどこかで「サロン」が開かれているそうです。

「サロン」の果たす役割や、今後の可能性などについて考える講演会です。
是非ご参加ください!

 

悲しみ

2010年3月24日 11:01 PM

大変遅くなりましたが、4月と5月の例会案内をUPしました。
トップページで活動予定をご覧ください。
会員のみなさんにはメールでもお送りしています。
郵送でご連絡している方には、これから発送準備をしてあすには投函しますので少しお待ちください。

今夜は大恩ある方とご一緒に食事をしてきました。
御年まもなく90歳!
そうは思えない食欲、気力。
ユーモアのセンスも豊かで、楽しい数時間を過ごすことができました。

私の活動に話が及び、「実はね…」とさびしい胸の内を明かしてくださいました。

2年前にお子さんをがんで亡くされています。
50代だったそうです。

「逆縁というのはいかんね。しかも年を取ってからの逆縁はとても辛いね」

初めて窺った悲しみ。
そこここにある悲しみを思う夜です。

 

人のことば

2010年3月23日 9:40 PM

高知へ行ってきました。
高知がん患者会「一喜会」の七周年記念講演会でした。

思い起こせば2年前、患者会を立ちあげるために最初に見学に行ったのが「一喜会」でした。
会場へ行って「あの~、愛媛から来ました…」と声をかけたところ、代表の安岡さんが「あ~よう来たねぇ。あんた昼食べたが?」と声をかけてくださったのでした。
緊張を解いてくれるこの一言に、患者会の極意をみた思いでした。
最初の出逢いが安岡さんだったからこそ、私も一歩踏み出すことができた気がしています。
安岡さんだけでなく、「一喜会」の方々はみなさんとてもあたたかく、昨日も楽しい一日を過ごすことができました。感謝です。

さて、楽しい気分で帰ってきたところ思いがけない電話がかかりました。
遠方に住む叔母(母の妹)からです。
「姉さん(つまり私の母)が亡くなったって?!」
聞いてみると、我が家の近所の方が叔母に電話をして母が死んだようだと伝えたというのです。
確かに母は長期の入院をしていてつい先日も肺炎を起こしましたが、死ぬような状況ではありません。
いったいどこからそんな噂が流れたのか、誰が言い出したことなのか…。
怒るというより、悲しくなってしまいました。

そういえば、私が抗がん剤治療で入院していた時に、友人だと思っていた人が私を幽霊呼ばわりしていたことがありました。

「他人の不幸は蜜の味」というそうです。
噂は面白おかしく人の間を流れていきます。
それが、誰かを深く傷つけるものかもしれないのに。

自分の口から出ることばが相手に対してどういう影響があるのか?
悲しい思いをさせるのか、勇気を与えるのか?
もう一度自分を戒めなくてはと思った出来事でした。

さぁ、「キング・KAZU」を紹介する番組が始まる時間。
大好きな三浦知良選手から元気をもらうぞ~!

 

もっくOLフェスティバルにて

2010年3月21日 10:19 PM

たっぷり寝ました、11時間!
普段の2日分です。
久しぶりに掃除をして、紙ごみを出して、洗濯をして、ついでに庭の草抜きもちょっとだけ。
は~、スッキリ!

さて、昨日の報告の続きです。
「もっくOLフェスティバル」は、地元のタウン誌を出版している会社が主催して開くもので今年で13回目。
毎回1000人を超えるOLが集まります。
昨日は天気にも恵まれたため、開場前から長蛇の列でした。

私がお手伝いをしたブースでは、子宮頚がんに関する情報提供を行いました。
「子宮頚がんについて関心がありますか?」と聞くと、ほとんどの方が「関心がある」との答え。
最近、テレビなどで情報提供されているせいか、「若い女性に増えてるんですよね」「ワクチンが出来たって聞いたんですけど…」という方も少なくありませんでした。

ブースでは産婦人科医や看護師が相談に乗るコーナーもあり、ここは人が絶えることがありませんでした。

わずかな時間での情報提供でしたが、この中のお一人でも自分のカラダに関心を持ち子宮頚がんについて正しい情報を持ってくれると嬉しいな~。

 

ひと山越えて…

2010年3月20日 8:55 PM

初夏のような一日でした。
松山は最高気温が27℃を超えたそうです。
この時間は時折強い風と雨の音が聞こえてきます。

きょうは「もっくOLフェスティバル」というイベントで子宮頚がんについて考えるブースのお手伝いをしてきました。

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11時から16時まで。
たくさんの若い女性に子宮頚がんについての情報をお伝えすべく頑張りました!
反応は上々で、それなりにメッセージは伝えられたような気がしています。

で、正直疲れました。
さすがにもう何もできません。
詳細はまた明日。

 

人のこころ

2010年3月19日 9:34 PM

きょうは愛媛県議会の最終日。
「愛媛県がん対策推進条例」が正式に可決される日です。
午前中傍聴へ行きました。
去年秋に初めて議会というものを傍聴して以来、何度も足を運びました。
まさかこんなに早く条例制定の日を迎えるとは思ってもみませんでした。
次の予定の関係で委員長報告しか聞けず、残念ながら可決の瞬間は見られませんでしたが、報道機関のネット上の情報では間違いなく可決されたようです。
施行は4月1日です。

議会を後にし、きょうは西条市へ。
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木の香り漂う西条市総合福祉センターで開かれた「健康づくり推進員交流会」で、がんについてのお話をさせていただきました。
100人ほどの方が参加なさっていましたが、みなさんとても明るく反応もよく、熱心に聞いてくださいました。
これから、がん対策推進員としての活動に期待しています。

この会場の控室にお花が飾ってありました。
ファイル 423-2.jpg

担当の職員の方がご自宅のお庭で咲いていた花を飾ってくださったそうです。
ほっと、優しい気持ちになれました。
長年、検診事業に携わってきたその方は、間もなく定年退職なのだそうです。

こころがこもっているかどうか?
物事を進めるときには大事です。

きょう可決された条例制定に至るまで、中心になって動いてくださった議員の方々は、本当にこころをこめて私たちの話に耳を傾けてくださり、一緒に学んでくださり、行動してくださいました。

お花を飾ってくださった職員の方も、きょうの会を大切に思ってくださったからこそのご配慮だったのだと思います。

物事を進め、人を動かすのは数や力ではなく、こころだと改めて思った一日でした。

 

新年度へ向けて

2010年3月18日 9:31 PM

ホ~ホケ…ホケ…キョ
今年初めてのウグイスの鳴き声を聞きました。
我が家の近くには、毎年必ずウグイスがやってきて美しい声を聞かせてくれます。
今年はまだまだお稽古中。
桜が満開になる頃には仕上がるのかな?

3月。年度末です。
そろそろ来年度の予定が入ってくるようになりました。
4月の会議、6月の学会、7月の講演…。
どんな新しい出逢いがあるのか、ワクワクします。

でも、その前に…。
今年度後ろを振り向かず走り続けてきた始末をつけなければ…。
見たくはないけれど書類の山。
考えたくないけれどNPO法人の決算。
はぁ~。

 

ミスは許されるのか?

2010年3月17日 10:14 PM

風は冷たいものの、晴れて気持ちのいい一日でした。

きょうはベテル病院へ。
愛媛で最初の緩和ケア病棟を開設した病院です。
その緩和ケア病棟にはゆったりとした暖かな空気が流れています。
偶然、以前お電話でご相談を受けた患者さんにお目にかかりました。
車イスを使っていらっしゃいましたが、その表情は実に生き生きとされ、ご家族にも笑顔が絶えませんでした。
よい時間を過ごしていらっしゃるようで安心しました。

残念ながら、がん医療の現場にはいい話ばかりあるわけではなく…。

病院への苦情はよく耳にするのですが、その中で実は事務手続きでのミスについての苦情が少なくないのです。
予約のミス、入院手続きのミス、そして診断書のミス。
ミスを指摘したところ「確認しなかったあなたが悪い」とばかりに語気荒く言い返されたケースもありました。

患者・家族は抗議する体力も気力もない場合がほとんどです。
そのうえ、治療を受けている医療機関でゴタゴタを起こしたくないという遠慮もあり、ほとんどの場合が泣き寝入りです。

でも、そうしたミスによって、患者・家族がどれほど傷つき気持ちが萎えることでしょうか。
がっくり肩を落とし、引き下がらざるを得ない様子を想像するだけで、こちらが怒りに震えます。

薬剤の確認など、医療に直接関わる部分でのミスを防ぐ取り組みは熱心に行われていると聞きますが、事務手続きの正確さにも真剣に取り組むことを強く要望します。
診断書1枚に、患者・家族の生活がかかっている場合だってあるのです!

 

地域の患者力

2010年3月16日 10:38 PM

伊方町へ行ってきました。
この1週間で南予地方3か所でお話をさせていただきました。
3か所ともご一緒した八幡浜保健所の保健師Hさん。
地元の言葉で親しみやすく、でも情熱あふれる語り口で、地域でのがん対策への取り組みを伝えている姿がとても印象的でした。
こういうリーダーがいる地域は、これから大きく変わるのかもしれません。
実際、ご一緒に回ったところからはPTAへの働きかけも必要だという具体的な提案なども出てきているそうです。
愛媛は南の方から変わるかもしれません。

ここで一つ情報です。
22日(祝・月)に高知で、がん対策へのさまざまな取り組みを考えるフォーラムが開かれます。
高知の患者会「一喜会」の7周年記念で開かれるものです。
宮城、大阪そして高知での患者主体の取り組みが紹介されます。
三連休最終日、高知までは少し遠いかもしれませんが関心のある方はドライブがてらお出かけください。
http://www.ikkikai.i-tosa.com/

 

安心して手術を迎える

2010年3月15日 10:00 PM

桜が咲いた松山。
でも、きょうは雨が降り続き、お花見の計画を立てるのも気が進まないような一日でした。
青空のもとで蕾が膨らむのを待ちたいものです。

きょう、知り合いが手術を受けました。
手術が山場を越えたところで1回、ほとんど終わったところでもう1回、それぞれ詳しく説明がありました。
術前には主治医からはもちろん麻酔科医や手術室の看護師からも説明が繰り返され、本人も家族も十分に納得し安心して当日を迎えることができました。
この病院のシステムなのか、診療科独自の取り組みなのかはわかりませんが、ここまでしてくれることは嬉しい驚きでした。
なぜここまで出来るのか、いつか担当医に尋ねてみたいと思います。

さて、ここでお知らせです。
私たちの会でも多くの人が関心を持っている「代替療法」について、NHKで番組が放送されます。
「追跡AtoZ ~”がんに効く”?代替療法最前線」
http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/
3月20日(土)夜10時から NHK総合テレビです。

 

 
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