NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

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2014年8月24日 10:07 AM

きょうも松山は曇り空です。

瀬戸内海を挟んで対岸の地での大変な被害に胸が痛みます。

どうか雨が降らないようにと祈るばかりです。

先週金曜日、町なかサロンでは婦人科がんの患者が集まる機会がありました。

卵巣がん、子宮体がん、そして子宮頸がんの患者5人が集まりました。

食事のことや再発の不安など、話題は次々に展開しました。

ちょうど医療相談のために来所してくださっていた医師、看護師にも加わっていただき

検査値の読み方や、再発のことなどを教えていただき

あっという間に時間が過ぎていきました。

「同じ部位の患者さんと話がしたい」という声がよく寄せられます。

同じがんという病名でも、やはり部位によって症状や悩みは異なります。

こんな時にほかの患者さんはどうしたんだろう?

この辛さをわかってほしい

仲間だからこその共感は、病気に向き合うときの大きな支えになります。

実は、わたし自身も今回の婦人科患者さんの語り合いの中で

仲間として、久しぶりに癒されました。

これからも、そういう機会を提供していきたいと思っています。

 

お盆休みが明けて

2014年8月18日 4:44 PM

お盆休み明け、きょうは厚労省のがん登録部会の会議でした。

昨年12月に成立した「がん登録等の推進に関する法律」について協議する部会です。

医療や法律の専門家のみなさんと共に、委員の一人として参加しています。

政令、省令についての議論が一段落し、次は実際の運用に関する協議へ移る予定です。

 

お盆休みであろうとなかろうと

患者や家族に「休み」はありません。

昨夜は相談の電話が相次ぎました。

青天の霹靂ともいえる「がん告知」にどう向き合えばいいのかというご相談です。

 

医師が何を話しているのか、さっぱり耳に入ってこない。

ネットで情報を探せば混乱するばかり。

なぜ、もっと早く気付いてやれなかったのかと、家族としての後悔。

どれも、かつてわたしたちが経験した事ばかりです。

ひとつひとつに丁寧に寄り添いながら、一緒に歩いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

がんと向き合う心の五七五

2014年8月14日 12:35 PM

松山は曇り空。

先日の台風も含め、8月に入ってから天候不順が続いています。

蝉も、今年は大合唱のタイミングを逸したようです。

 

さて、今年10月に松山では「緩和医療薬学会年会」が開かれます。

この中の市民公開講座の運営を、わたしどもおれんじの会が担当させていただきます。

http://www.convention-w.jp/kanwa/open.html

 

地元開催なので、何か松山らしい企画をと考えて

俳句募集をすることにしました。

題して”がんと向き合う心の五七五”

 

患者さんやご家族などがんに向き合った経験のある方から

不安や辛さ、あるいは周囲への感謝の気持ちなどを詠んだ句を募集しています。

 

優秀句6句を選び、市民公開講座の中で表彰させていただきます。

詳細は、このHPのトップページにもご案内しています。

たくさんの投句をお待ちしています。

 

ところで、松山出身で俳句をはじめ近代文学に大きな影響を及ぼした正岡子規。

脊椎カリエスで激痛に苦しんだのですが

その痛みどめにモルヒネを使っていたそうです。

ある緩和ケア医の話では、

「モルヒネを使っていなかったら、あれほどの作品は残せなかったのではないか。

 自分らしく暮らすために、薬で痛みをコントロールすることは大事」とおっしゃっています。

 

ちなみに、わたしどもが運営している「町なかサロン」の斜め向かいには

正岡子規が17歳まで暮らした家を復元した「子規堂」があります。

きょうあたりは、夏休みの観光客が訪れていることと思います。

 

 

がん教育

2014年8月6日 10:37 PM

きょうは、愛媛県がん教育推進協議会に委員として出席しました。

 

これは、今年度の国の「がんの教育総合支援事業」のモデル事業に

愛媛県が参加することを受けて開催されたものです。

(国の事業については http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/07/__icsFiles/afieldfile/2014/07/09/1349621_1.pdf

 

がんという病気に対して正しい知識をもつこと。

がん患者に対して、正しい認識をすること。

そして、いのちの大切さを学ぶこと。

この3つを目指して、がん教育の在り方を探るためのモデル事業です。

 

今年の秋から、県内8つの学校で具体的な取り組みが始まる予定です。

 

がんにならないように生活習慣を見直したり

検診を受けるようにすることを学ぶのも大事ですが

「避ける」「恐れる」のではなく

「備える」ことも大事です。

 

もしも自分自身や家族ががんに罹患したときに

その厳しい状況の中で、自分らしく病気に向き合っていく力を身に着けることこそ

大事だと、わたしは考えています。

 

この事業では、医師や看護師など専門家だけでなく

がん患者・経験者も学校へ出向き、自身の経験を語ることが提案されています。

わたしたちのメッセージをどう届けるか、これから考えていきたいと思います。

 

 

七夕サロン

2014年8月5日 10:00 PM

雨の続く四国。

しばらく青空を見ていません。

 

そんな中迎える七夕。

松山では1か月遅れ、8月7日が七夕で、

街のあちこちで笹飾りが雨に濡れています。

 

町なかサロンでは、「七夕サロン」と題して特別企画を実施します。

あす(6日)は夜のサロンです。

仕事や病院の付き添いなどで、昼間サロンへ来ることが難しい方に立ち寄っていただけるよう

夜6時30分~8時30分までの開催です。

アロマアドバイザーのミニレクチャーもあります。

 

7日(木)は13時~15時。

この日は、小さな子ども連れでも参加していただけるよう

子ども向けプログラムも準備しています。

絵本、紙芝居など、元保育士のピアサポーターが対応します。

また、小学生のころに母親ががんの治療を受けていた女性も参加します。

現在大学で保育を学んでいる女性が、自分の経験から

親の病気をどんなふうに受け止めるのかを一緒に考える予定です。

 

予報では天の川は望めそうにありませんが

ひととき、仲間と一緒におしゃべりしてみませんか?

お気軽にお立ち寄りください!

 

 

チェロの響き

2014年8月3日 9:52 PM

台風の影響で大雨が続いた四国。

ふだん雨の少ない松山も、ここ数日でまとまった雨になりました。

どうにか例会が始まるころにやんでほしいと思っていたところ、ちょうど曇り空になりました。

 

きょうは、おれんじの会の70回を超える例会で初の試み。

プロの音楽家によるミニコンサートでした。

2014年8月例会 チェロ2

 

 

 

 

 

 

 

 

Quartet  Explloce のみなさんです。

若手のチェリスト4人で構成されています。

 

クラシックの他、「サウンド・オブ・ミュージック」のメドレー

ピアソラの「リベルタンゴ」など耳馴染みの曲を披露してくださいました。

 

途中には楽器の解説もあり

2014年8月例会 チェロ1

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しい時間を過ごすことができました。

 

全国6か所を回るコンサートツアーの途中で

あすの松山公演(4日19時~ いよてつ高島屋)を前にボランティアでの特別コンサートでした。

Explloce のみなさん、本当にありがとうございました!

 

今回の特別企画実現には、NPO法人アン・ディ・ムジーク愛媛のみなさんに大変お世話になりました。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 
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