NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

NEWS

ビデオライブラリー

2008年10月31日 10:18 AM

「がんは情報戦」と言った人がいます。確かに、いかに多くの情報を持っているかは、病気に向き合う時の重要な要素です。そして同時に、その情報を取捨選択できる能力も重要です。自分の闘病に、自分の生活に、もっと言えば自分の人生に必要なのかどうか?
昨日書いた、補完代替医療についても同じです。

さて、きょうは情報を一つ提供します。
NPO法人キャンサーネットジャパン(=CNJ)では、がんに関する様々な情報提供を行っています。その一つとして、ビデオライブラリー事業がスタートしました。CNJが開催した講演会などの模様をインターネットで配信するものです。
1回目は「もっと知ってほしい 緩和ケアのこと」です。
http://www.cancernet.jp/video/ へアクセスすると講演会の模様を動画で見ることができます。

 

補完代替医療

2008年10月30日 8:13 PM

HPの例会案内でお知らせしている通り、次回例会のテーマは「補完代替医療」です。
健康食品・サプリメント、鍼灸やマッサージ、瞑想やダンス療法など様々なものが補完代替医療に分類されています。
がんの告知を受けたら、ほとんどの方はこうしたモノに一度は興味を持つのではないでしょうか?本人はそうでもなくても、周囲の人から「これを飲んで治った人がいるのよ」と勧められた経験もあるでしょう。
そこで、厚生労働省の研究班で主任研究者をお務めになった四国がんセンターの住吉義光先生を講師にお迎えして勉強会を開催することにしました。
この案内記事が愛媛新聞に掲載され、問い合わせの電話が相次いでいます。それだけ皆さんの関心が高いことを物語っています。

実は、私はこの補完代替医療の類は一切関わったことがありません。
ただ気分転換を図ることだけは熱心に取り組みました。
抗がん剤治療中、4週間のうち1週間だけ一時退院が出来ました。その間はもともと自分が好きだった場所ー職場には行けませんからデパートとレストランーへ毎日のように出掛けました。がんの治療をしていても私は何も変わらないんだと、自分を奮い立たせていたのだと思います。

病気への立ち向かい方は人それぞれです。
自分の生活に何を取り入れるのか、取り入れないのか?
次の例会で、考えるヒントを得ていただければ嬉しいです。

 

日進月歩

2008年10月27日 9:22 PM

ネットでニュースをチェックしていたら、「がん細胞光らせて切除」というタイトルを見つけました。
詳しくは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081027-00000113-jij-soci
をご覧下さい。

このニュースの中にもある通り、明日28日から名古屋で「日本がん学会」が開かれます。
様々な研究とその成果が発表されます。
医学の世界は日進月歩、中でもがん医療の進展の加速度は大変大きなものがあります。私が入院していた頃にも、わずか数ヶ月で治療法が変わり患者の負担が軽減されることを経験しました。
がんが恐れるに足らない病気になる日が、一日も早く来ますように。
早く、早くと祈ります。

 

がん対策を考える

2008年10月25日 8:55 PM

「愛媛のがん対策を考える~愛媛県地域懇話会」が開かれました。
国立がんセンター、四国がんセンター、愛媛県、そして私たちおれんじの会も参加して、がん対策について話し合いました。
現在の国のがん対策、県が策定したがん対策推進計画の紹介、がん拠点病院での取り組みなどについて学びました。
また私たち患者会からは、四国の拠点病院の相談窓口の実態とそれを利用する患者・家族の利用状況の調査を基に、どういうがん情報を私たちが望むのかを提言しました。
会場の参加者からも活発に意見が出て、それなりに議論が出来た会ではありました。
しかし、会が終わってある患者さんから「消化できなかった。何だかきれにまとめられてしまって・・・。」と言われました。
確かに、きょうの会では国からも県からも病院からも確かな約束は何一つ引き出せませんでした。きょうをキッカケに次の展開を考えられればいいのですが、現在進行形の患者・家族にとっては、それを待つ時間はないのです。確かにその通りです。もっと踏み込めば良かったのかもしれません。
誰のための懇話会だったのか・・・。
もう一度、自分の立ち位置を見極める必要がありそうです。

 

何度でも

2008年10月22日 9:36 PM

土曜・日曜と「ピンクリボンえひめ」のイベントでした。体力・気力を使ったのか、すっかり疲れて2日間ぐったりしてしまいブログをお休みしてました。お許しを。

日曜は、大原まゆさんをお迎えしての映画上映会と講演会でした。
詳しくはまゆさんのブログをご覧下さい。
http://mayukiseki.exblog.jp/

映画「Mayuーココロの星ー」のエンディングにはドリカムの「何度でも」という曲が使われています。
これは、大原さんがドリカムに直談判して使えることになったそうです。
歌詞の一部です。

  何度でも何度でも何度でも立ち上がり呼ぶよ
  きみの名前 声が涸れるまで
  悔しくて苦しくてがんばってもどうしようもない時も
  きみの歌を思い出すよ

  10000回だめで 望みなくなっても
  10001回目は来る

がんと向き合っていると、もうダメだと立ち上がれなくなる時があります。
きょうも、そんな患者さんから電話がありました。
この歌と一緒に、大原まゆさんのメッセージが届くことを願います。

 

若い人の乳がん検診をどうする?

2008年10月18日 8:14 PM

きょうは「キッズフェスタ」というファミリー向けイベントに参加してきました。
家族でがんについて考えてもらおうと、このイベントの中に愛媛県・がん研究振興財団・ピンクリボンえひめ協議会が「がん予防展」というブースを出展し、そのお手伝いをしてきたのです。
会場を訪れたお父さん・お母さんは20代~30代が中心。その若いお母さんたちのほとんどが乳がんに強い関心を持っていることは、ちょっと驚きでした。
ブースの中に、看護師による自己検診レクチャーコーナーがあるのですが、このコーナーは順番待ちの大盛況。これも、様々な媒体を通して乳がんについての啓蒙が行われている成果なのでしょう。
ただ、皆さん関心があっても実際に検診を受けるかとなると難しいようです。小さな子どもの面倒はどうするのか?安くはない検診費用をどうするのか?痛い?恥ずかしい・・・?
せっかく若い世代が乳がんに関心を持ち始めているこのタイミングを逃がさないで、検診を習慣づける取り組みが必要だと感じました。
「キッズフェスタ」での「がん予防展」は、あすも松山市のアイテム愛媛で行われます。

一日中立ちっぱなしで疲れて帰ったら、郵便受けに少し重みのある封筒が届いていました。
いつも例会に参加してくれているOさんから。
「少しでも疲れが癒えますように」と入浴剤が入っていました。
ありがとうございます!!これできょうの疲れを取って、あすの大原まゆさんのイベントに向かいます。感謝!

 

医療ドラマ

2008年10月17日 8:55 PM

「風のガーデン」というドラマについて、先週も書きました。
昨日が第2話の放送でした。
う~ん・・・。
中井貴一さん演じる主人公が、友人の医師から告知を受けるシーン。
CT検査の結果だけで、すい臓がんであることと、そのステージまで判明します。手術が出来ないため化学療法を勧められ、それを承諾するまでの間わずか1分足らず。しかも、病気を告げられ動揺した主人公は診察室でタバコを吸い始めます。スポンサーにJTの二文字があったっけ?
う~ん。期待していただけに残念。ドラマの限界と割り切るしかないのでしょうか?

 

若いがん患者

2008年10月15日 8:36 PM

今週土曜、松山市で「Mayuーココロの星ー」という映画が上映されます。
21歳で乳がんが見つかった大原まゆさんの実体験に基づいて作られた映画で、主人公を平山あやさん、両親を三浦友和さんと浅田美代子さんが演じています。
映画上映の後には、原作者の大原まゆさんと四国ガンセンターの青儀健二郎先生とのトークセッション、青儀先生の講演なども行われる予定です。

大原さんのように若い時にがんと向き合うのは、格別の厳しさがあります。仕事、恋愛、結婚などの問題が複雑に絡み合ってきます。
同世代が元気に輝いている時期に、取り残される淋しさも経験します。
私は33歳でがんが見つかりました。親しい友人が見舞いに来てくれるのは嬉しいのですが、彼女たちが職場や家庭に戻って行く後ろ姿を見るのはたまらなく辛いものでした。

現在26歳の大原さんは、ブログを公開しています。
http://mayukiseki.exblog.jp/
厳しい闘病の様子も含めて、26歳の女性の日々の暮らしぶりが書かれています。

 

がんを考えるイベント

2008年10月13日 7:32 PM

各地でがんを考えるイベントが目白押しです。
高知では、この連休にリレーフォーライフが行われました。
詳しくは、企画し東奔西走してきた、高知「一喜会」の安岡佑莉子さんのブログ
http://ikkikai.blog63.fc2.com/ をご覧下さい。
多くの患者・家族に勇気を与え、大きく支援の輪が広がったことと思います。
安岡さん、松浦先生、スタッフの皆さん本当にお疲れさまでした!

さて、愛媛でもがんを考えるイベントが続きます。
その中の一つが10月25日に行われる”がん版タウンミーティング”です。
正式には「えひめのがん対策を考えるーがん情報サービス向上に向けた地域懇話会」といいます。
国や愛媛県のがん対策についての情報提供と、今後の愛媛でのがん対策について意見交換を行います。
詳しい内容はこちらです。
http://ganjoho.jp/public/event/2008/20081025.html
この中で、患者・家族から見たがん医療の課題について私も意見発表・提言をさせていただきます。
がん対策をより良くするために必要なのは、私たち当事者の声です。
国や県に声を届ける貴重な機会です。
ぜひご参加ください!

 

在宅ホスピス

2008年10月10日 8:48 PM

きょうから松山市で「在宅ホスピス協会全国大会」が開かれています。
大会長は、「おれんじの会」の顧問でもある松山ベテル病院院長の中橋恒先生。大会テーマは「在宅ホスピスにおける家族への支援」です。
この中で、おれんじの会会員で、長年夫のがん闘病を支え在宅で看取った女性の経験も発表されることになっています。
実り多い会になることを願います。

さて、在宅ホスピス協会のHPを見ていたら、在宅ホスピスのデータベースが目に付きました。在宅を考える方にとって参考になるかもしれません。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/zaitaku-hospice/

 

 
ページトップに戻る