NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

NEWS

今週末は日本在宅医学会

2013年3月25日 9:58 PM

ほとんど”週1回ブログ”になってしまい、スミマセン。

年度末、いろいろな仕事の整理と、4月からの新しい体制への準備に追われています。

このホームページも、リニューアル予定!
まもなくお披露目しますので乞うご期待です。

さて、今週末は日本在宅医学会大会が松山で開かれます。

市民公開講座も予定されています。
http://www.tampopo-clinic.com/zaitaku2013/koukai.html

4つもある市民公開講座のうち、30日(土)にひらかれる講座は「胃ろうと延命」をテーマに、芝居を通して問いかけます。

参加は自由です。
関心のある方はぜひご参加ください。

 

青森にて

2013年3月20日 10:36 PM

1週間ぶりです。

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青森へ行ってきました。
東京から新幹線で3時間半。
新青森駅の前には雪景色が広がっていました。

今回は、青森県が主催する「がん患者団体等活性化支援フォーラム」で講演の機会をいただきました。

これは、青森県内で活動しているがん患者団体などと、拠点病院の関係者が集まって、これからの活動の在り方などを考えるためのものです。
9つの患者団体などの代表の方が参加なさっていました。

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ご挨拶は、青森県がん・生活習慣病対策課の熊谷課長です。

課長はじめご担当の方々の熱意をひしひしと感じました。

患者団体同士の横のつながりや、病院との連携などについて活発な議論が行われました。

具体的な成果はこれからだと思われますが、9つもの団体が集まってお互いを知り、それぞれの取り組みのよい部分を見聞きすることはとても大事な一歩だと思います。

きょうをご縁に、今後青森の取り組みに注目し、わたしも学ばせていただきたいと思いつつ帰路につきました。

 

番組のご案内

2013年3月13日 10:12 PM

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名古屋方面出張のときの昼食の定番、親子丼です。
各地の美味しいものをいただけるのが、出張の醍醐味。

さて、番組のご案内です。
今月15日(金) 午後7時30分~ NHK総合テレビ
『四国羅針盤』(四国向け)は「子育て世代のがん どうする”子への告知”」をテーマに放送されます。
http://www.nhk.or.jp/matsuyama/rashinban/details_program_05709.html

それぞれの家庭の問題だと、これまで多くの患者さんとご家族が自分たちだけで抱え込んできました。
しかし、医療者が、親と子どもの双方にケアをする取り組みが始まっています。

ぜひご覧ください。

 

緩和ケア推進検討会

2013年3月11日 10:29 PM

きょうは、厚生労働省緩和ケア推進検討会でした。
構成員の1人として参加させていただいています。

9回目となる今回は、がん診療連携拠点病院での緩和ケアへの取り組みの在り方と、医師などに対する緩和ケア研修について議論が行われました。

まだ議論の途中ですので、ここで議論の詳細を書くことは控えますが、
患者の体やこころの苦痛をいかに早く拾い上げるか?
また、確実に症状緩和につなげるにはどうすべきか?
その実現へ向けて意見を交わしています。

また、医師などを対象とした緩和ケアに関する研修に、患者の視点を取り入れるためどうすべきか?についても話し合われました。

仲間のことばを思い返しながら、これからも協議に参加させていただきます。

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会議が終わって、午後2時46分。
丸ノ内線の中でその時を迎えました。
全線で運転を停止した短い間、心の中で祈りを捧げました。

 

岡山にて

2013年3月9日 10:00 PM

あっという間の1週間。
気付けば、またブログ更新を4日間もお休みしてしまいました。

昨日朝の便で宮崎へ、夜に大阪へ飛び、きょうは岡山へ移動して先程戻ってきました。

岡山で、岡山医学振興会が主催する「医療フォーラム」でお話する機会をいただきました。

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写真左手は演者のお一人岡山大学の内富庸介先生、右手は司会の岡山大学の松岡順三先生です。

きょうのフォーラムのテーマは『がんとこころ』
医師の立場から内富先生、患者の立場からわたし、そして日本で最初の模擬患者として活動を始めた岡山の前田純子さんからの講演でした。

模擬患者というのは、一般にはまだ認知が進んでいませんが、医療者がコミュニケーションについて学ぶときに、患者役として対応する技術を身に付けた方たちです。
先週参加させていただいた研修会で、模擬患者さんの果たす役割の大きさを実感したところでしたので、興味を持ってお話を聞かせていただきました。

前田さんが代表を務めるNPO法人 響き合いネットワーク・岡山SP研究会のHPは http://www.okayama-sp.com/index.html

前田さんも、家族を見送った経験があるそうです。

実は、きょうはわたしたちの仲間が、ピアサポーターとしての研修のために県外へ出掛けています。
たぶん、ようやく家に帰り着く頃。
自分たちの経験を、次の仲間へ役立てたい。
しんどい思いをしたからこそ、医療を側面から支える活動ができることもあるのだと確信しています。

 

助かったいのちを助ける

2013年3月4日 10:52 PM

きょうは、千葉の国立がん研究センター東病院へ行ってきました。
患者・家族を支える新たな取り組みについての意見交換です。
これから始めようとしているものなので、ここで詳細にご報告することは控えますが
各地で、さまざまな動きがあることを実感する日々です。

さて。
「助かったいのちを助ける」
これは、ある患者団体のリーダーの方から、数日前にいただいたメールに書かれていたことばです。

治療を経て助かったいのち。
中には、つらい後遺症と共に治療後の人生を歩いていく人もいます。
そうしたつらさに、いまのがん対策は不十分ではないか。
患者会といわれる団体は、本当に向き合っているのか。
そういう趣旨からのことばです。

まさに、この問題を突きつけられるご相談が続いています。

助かったいのちを助けるために。
わたしたち患者会は何ができるのか、何をしなければならないのか。
厳しいご指摘に、しっかり向き合っていかなければなりません。

 

臨床研究

2013年3月1日 10:16 PM

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東京はあたたかな一日でした。
こけら落としを1ヶ月後に控えた歌舞伎座。
ここだけ、一足早く春の華やかさを感じさせてくれるようです。

さて、昨日のニュースですが、ips細胞を使った臨床研究の申請について伝えられていました。
まずは眼科領域でスタートすることになるそうです。

臨床研究とは、新しい治療法の安全性や有効性を確認するための研究のことです。
患者さんが参加して行われます。

当然のことながら、がん領域でも様々な臨床研究が行われ、多くの患者さんが参加しています。
おれんじの会の仲間にも、研究に参加した人たちがいます。
あとに続く仲間に道を開いたのです。

残念ながら、いまでも「臨床研究」とか「治験」に対して十分な理解が広がっているとは言えないようです。

ipsをキッカケに、多くの人が臨床研究について興味をもち、正しい知識を身につけることにつながればと思います。

がん領域の臨床試験・治験について詳しく知りたい方は「がん情報サービス」
http://ganjoho.jp/public/dia_tre/clinical_trial/ct03.html

 

 
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