NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

NEWS

5月を前に

2010年4月30日 10:27 PM

きょうは、20代の頃に公私ともにお世話になっていた方々と久しぶりにお目にかかり楽しい時間を過ごしてきました。

この場には、本当はもう一人いるはずでした。
いつも私たちの中心にいた方でした。
でも、15年前の5月に突然亡くなってしまったのです。

その知らせを受けた日のことをハッキリ覚えています。
職場にかかってきた電話で知らされました。
そして、その30分後、やはりとてもお世話になっていた別の方が急逝されたとの知らせを受けました。

後で詳しいことを確認してみると、お二人が旅立ったのはわずか2時間違いでした。
ともに50代前半。
あまりにも突然の旅立ちでした。

若い私にたくさんのことを教えてくださいました。
アドバイスの言葉をいまでも覚えています。
直接会うことはできませんが、いまでも生き続けてくださっています。

お二人の命日は5月。
あすから5月です。

 

サッカー観戦

2010年4月29日 11:32 PM

気持ちよく晴れた大型連休初日。
久しぶりにサッカー観戦に出掛けました。

ファイル 457-1.jpg

愛媛FCのホームゲームです。
実は、10月9日~10日かけて行う「リレーフォーライフ2010inえひめ」に愛媛FCのみなさんが協力してくださることになり、そのご挨拶も兼ねて、間を取り持ってくれた友人と共に観戦してきたのです。

会場には小さな子どもを連れた家族連れやサッカー少年、若いカップルなど。
「がんなんて関係ない」と思っている方々にも、愛媛FCの取り組みを通して少しでも興味を持ってもらえるといいなぁ。

肝心の試合は、アビスパ福岡に2-1で勝ちました!

 

伝える難しさ

2010年4月28日 11:12 PM

きょうは東温市で開かれた「がん対策推進員養成研修」で体験談をお話してきました。
60人余りの方が参加なさっていました。
ほとんどの方がとても熱心に耳を傾けてくださいましたが、残念ながら中にはあくびの続く方もありました…。

地域で健康関連のボランティアをしている方々なので、がんについて一般の方よりは関心が高いはずです。
それでも、40分間がん経験者の話を聞くのは退屈なのかもしれません。

誰にとっても他人事ではないはずのがんの問題。
でも、現在関係のない方に想像力をもって真剣に考えてもらうのはとても難しいことです。
どうすれば興味をもって楽しんで聞いていただけるのか?
伝える難しさを改めて感じました。

5月には鬼北町へ伺います。
それまでに戦略を練り直さなければ!

 

変えられないもの、変えるべきもの

2010年4月27日 11:30 PM

  「神よ、変えることのできないものを受け入れる平静さを、
   変えるべきものを変える勇気を、
   そしてこの両者を見分ける知恵をお与えください。」

以前、この言葉を耳にしてずっと出典が気になっていました。
神学者ラインホルト・ニーバーのとても有名な祈りの言葉だということがわかりました。
お恥ずかしながら知りませんでした。
宗教的にだけでなく、さまざまな分野の研修などでもよく使われるそうです。
そういえば、宇多田ヒカルさんの古い歌にもあったような…。

病気の事実は変えられません。
でも、病気に向き合う気持ちや環境は変えられるのかもしれません。

 

便り

2010年4月26日 9:49 PM

5月9日の総会への出欠がFAXや郵送で次々と届きます。
中にはお手紙を添えて下さる方もあります。

旅立った娘さんから託された孫をお世話している様子。
総会に参加したいけれど、親の介護があって出掛けられない旨。

短い文面から、さまざまな思いが伝わります。

お便りによって、患者・家族会としてスタートした時の思いを再確認させていただいています。

 

仲間のチカラ

2010年4月25日 8:11 PM

「シンバルを鳴らすサル」を心配するメールをいただいています。
ありがとうございます。

どうも気持ちが上向かないところ、タイミング良く韓国語の勉強仲間から飲み会の誘いがあり、昨夜出掛けてきました。
あるカルチャーセンターの講座で同時期に勉強を始めたほぼ同世代の仲間4人。
何でも話せて、本当に楽しい大好きな仲間です。
昨夜もつい時間の経つのを忘れ、気付けば2時!
よく食べ、よく飲み、よく喋りました。

親の介護や職場の人間関係など、それぞれにしんどさを抱えています。
お互いにそれらを吐き出して、代わりにたくさんの笑いを取り込むことが出来ました。
気持ちは少しずつ上向きに!

そしてきょうの昼間、よく晴れた真っ青な空を眺めながら思いました。
たとえシンバルを鳴らすサルでもいいじゃない。
ただし、ネジを巻いてもらうのは仲間だけ。
声にならない声をシンバルを鳴らしながら伝え続けていこうじゃないか!

 

シンバルを鳴らすサル

2010年4月23日 10:56 PM

会議が終わって家に戻り、遅い食事をとりながらテレビを見ていました。
市原悦子さんの「意地悪ばあさん」。
物語は後半でよくストーリーがわかりませんでしたが、高級老人ホームの宣伝に利用されかかった意地悪ばあさんが仕返しをするシーンでした。
そこで出てきたのが「シンバルを鳴らすサル」
元気な年寄りとして利用される姿を象徴する、シンバルを鳴らすサルのオモチャ。

なんだか自分を見るようでした。
がん患者としての経験をいかせるならと、あちこちで発言をしていますが結局はただのサルなのかも?

それでも、シンバルを鳴らし続けなければ声は届かない。
わかっていても、気持ちが萎えてしまう出来事もあるわけです…。

 

韓国

2010年4月21日 10:15 PM

何を隠そう…私の趣味は韓国語の勉強です。
例の韓流ブームで、ある俳優さんに夢中になったのがキッカケで勉強を始めました。
動機は不純でしたが、始めてみると韓国語そのものの魅力にどっぷりハマりました。
5年くらいは相当頑張りましたので、何とか自分の意思を相手に伝えるくらいは会話ができるくらいになりました。
でも、ここ最近は時間がなくてドラマを見るのが精いっぱいでした。

それが、思いがけずがんの関係で韓国の動きに触れることになりました。
きょう会った方から韓国でのがん検診受診率が短い期間でかなり上昇しているという話を聞きました。
これはしっかり調べてみなければ。
できれば現地にも行ってみたいなぁ。
韓国の患者会活動ってどうなってるのなぁ。
よし、目標が出来たので、医療関係の単語を覚えてみよう!

ちなみに、私を韓国語と出会わせてくれた大好きな俳優さんのドラマがきょうから日本での放送が始まりました!

 

生ききる

2010年4月20日 8:52 PM

5月の総会開催に向けて出欠をお願いしているので、しばらくご無沙汰だった会員の方からも連絡が届きます。

その中に2件の訃報がありました。

お一人はとても美しい女性。
金婚式用に誂えた着物を着るのが目標とおっしゃり、しっかりその日を迎えたのが確か去年の初春でした。
秋に旅立ったとご家族からご連絡をいただきました。

もうお一人は80代の男性。
おれんじの会の例会で緩和ケアについて学んだのをキッカケに、ご自分で最期の日々の暮らし方を選び、ご自宅で家族に見守られながら旅立たれたそうです。

松山ベテル病院で院長をしている中橋恒先生は、もともとは肺がんを診る外科医でした。
現在はホスピス医として多くのがん患者と家族に寄り添っています。

外科医の頃には、担当患者さんが息を引き取ると「ご臨終です」と告げて逃げるように病室を後にしていました。
いまは、「ご自分の人生を立派に生ききったんだ」と思いながらゆっくりその場に留まるそうです。

「生ききる」
いい言葉です。

 

働き盛りのがん そしていのちのリレーへ

2010年4月19日 9:37 PM

今夜も雨です。
まるで梅雨のように降り続いています。
「洗濯物が乾かなくてイヤだなぁ」で済む私などはいいですが、農作物は大きな影響を受けています。
ヨーロッパの火山灰の問題も同じ。
自然の前に人間は本当に無力です。
宇宙まで行ける時代になっても、雨粒ひとつ自由にすることは出来ません。

さて、HPでもご紹介している通り5月9日(日)に、総会と特別講演会を開催します。
特別講演会の講師は、関原健夫さんです。
39歳から16年に及ぶがん闘病の体験と、現在取り組んでいるリレーフォーライフについてのお話をしていただく予定です。
どなたでも参加できますので、ぜひお越しください!
詳細はHPの活動予定をご覧ください。

そんなわけで、総会に向けての準備に入りました。
会報を作らなくては!
連休前には印刷に回さなきゃ間に合わない?!
ようやく県や市に提出する作業が終わったと思ったのに…あ~締め切りのない国へ行きたいよ~。

 

 
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