NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

NEWS

何が大切なのか?

2011年2月28日 10:50 PM

きょうの愛媛新聞に「県当初予算 婚活支援8.5倍」の見出しがありました。
2011年度予算額は約8.000万円だそうです。

がん対策強化推進費も、約8,000万円です。

婚活支援の必要性や、そこから及ぶ過疎対策の重要性について詳しくは知りません。
国の事業との関わりもあるようです。

それにしても。
結婚のお世話をすることと、いのちに関わる対策がほぼ同額。

昨年実施した患者満足度調査では、回答者の3割が経済的理由で治療継続が危ぶまれているという結果が出ています。
この結果は、きょうの県議会でも取り上げられていました。

どうすれば私たちの声は届くのでしょうか?

 

ちょっとくたびれ…

2011年2月27日 10:13 PM

夜になって雨が降り始めました。
花粉症の方には救いの雨かもしれませんね。

さて、昨日は八幡浜市立総合病院で患者からのメッセージと題してお話をさせていただきました。
きょうは市立宇和島病院で開かれた「愛媛がんフォーラム」の運営を担当しました。

このところスケジュールが過密になっていますが、体調が守られ、ひとつひとつの役目を、質の問題はありつつも何とか果たせていることに本当に感謝しています。

とは言っても、さすがにくたびれました。

メールの返信を書く気力もなく…。
本日はこれにて。

 

患者の悩み

2011年2月25日 11:13 PM

東京小平市にある「ケアタウン小平」と「聖ヨハネホスピス」へ行ってきました。
特にホスピスは、長い間是非訪れてみたいと願っていた所でした。
建物に入った途端に、あたたかなものが溢れていました。
学んできたものについては、また後日書かせていただきます。

最終便で戻って携帯電話の電源を入れると、登録のない番号から不在着信が何度も入っていました。
お電話をしてみると、ご相談の電話でした。
堰を切ったように、これまでの病気の経過とその間に積み重なった医療不信が語られました。

1時間半。
「夜になるといろいろ考えてしまうんです」
そうですね。
だからこそ、”今夜”誰かに聞いてほしかったんですよね。
ひたすらお話を伺うことしかできませんでしたが、最後は少し明るい声になってくださったように思います。

不信感の元になっている問題については、病院側と話し合いを持つと聞きました。
そこで納得のいく回答が得られて、これからの治療にしっかり向き合う力につながっていくことを願っています。

あすは八幡浜へ行きます。
市立八幡浜総合病院で開かれる市民公開講座です。
患者からのメッセージをお伝えする予定です。

 

知りたい情報

2011年2月24日 10:11 PM

きょうは「知りたい情報」についてです。

県外の患者さんから相談のお電話が入りました。
抗がん剤治療で脱毛したために帽子を買いたいが、治療を受けている病院ではグレーの地味なものしか売っていない。
もう少しカワイイものはどこで手に入るか?というお問い合わせでした。

わかります。
髪が抜けている時に使う帽子やバンダナというのは、大切なおしゃれアイテムですよね。
私もいろいろなモノを探して歩いたものでした。

乳がんを経験した女性が経営している会社が通信販売をしているサイトがあります。
http://today.shop7.makeshop.jp/index.html
いろいろなタイプがありますので参考になさってみてください。

ただし、条件などをよく理解したうえでご自身の責任で利用してくださるようにお願いいたします。

タイミングよく、会員専用掲示板にも患者さんが使う手作りグッズの情報が書き込まれています。
こちらもご一読ください。

 

知りたくない情報

2011年2月22日 10:41 PM

春の訪れを実感させてくれる暖かな一日でした。
家の近所の土手が、菜の花で黄色に染まっていました。

先日から、少し難しいご相談をお受けしています。
急激な病状変化。
患者本人と家族との考え方のズレ。
主治医とのコミュニケーション不足。
これらが複雑に絡み合っています。

このケースを通して、
「知りたくない情報」にどう向き合うのか?
医療者を含め周囲の人間が、患者と家族に「知りたくない情報」をどう知らせるのか?について考えさせられています。

治療を受けることで、全身状態が悪化するかもしれない。
強い副作用が出るかもしれない。
大事な時間を、家族と笑って過ごせなくなるかもしれない。

そういう「知りたくない情報」と「希望」のバランスをどう考えるのか?

迷うご家族に対して何も言えず病院を後にしました。

 

会員のみなさんへお願い

2011年2月20日 10:37 PM

きょうは会員のみなさんにご案内です。
このホームページには会員専用BBSというページがあります。
これは会員のための掲示板です。
ぜひ、みなさんのご意見をお気軽に書き込んで下さい。

実名でなくても投稿できますので、例会では聞けないような事や日頃の思いなど、何でも自由に書いてください!

会員専用なので、IDとパスワードの入力が必要です。
ご存知でない方はお問い合わせください。

*****************************

さて。
今朝、大恩ある方の訃報が届きました。
かつての職場の上司で、仕事だけでないネットワークを広げるキッカケを与えてくださいました。
人生を楽しむ達人でした。
病気から復帰したときに、誰よりも喜び支えてくださった方でした。
お目にかかる機会が少なかったここ数年も、時々は私の話をしてくださっていたと聞かされました。

人生最期の日に、どんな風景をご覧になったのか…。
ほころび始めた春の花をご覧になれたのか。

先に旅立ったお仲間と、好きなお酒を心ゆくまで楽しんでください。

 

看護師を目指して

2011年2月19日 8:18 PM

鳥栖へ行ってきました。
福岡までは小さな飛行機が飛んでいます。
飛行機というか、羽のついたバスというか…。
30数人乗りです。
ほとんどがネクタイ姿のサラリーマンで、往復ともに満席。
みなさん、お疲れさまです。

さて、あすは看護師国家試験が行われます。
私たちの仲間の一人も受験します。

家族を亡くしたことをキッカケに看護の道を志しました。
子育てをしながら、そして准看護師資格が取れてからはクリニックでの仕事も加わって、三足のわらじを履く生活を続けてきました。

一方で、ある看護大学で聞いた話では、確固たる信念を持って看護大学へ入ってくる学生が減っているとのこと。
偏差値や、国家資格が取れることを理由に進学してくるのだそうです。
残念ながら実習などで熱意が感じられないこともあるとのこと。

どんな理由でどんなふうに勉強してきたかはそれぞれ。
でも、本気で看護の道を目指そうとあす受験するすべての人にエールを送ります。

白衣を着たあなたの一言が励ましになり、笑顔が癒しになり、絶望の底から立ち上がれる患者や家族がいるのです。
わたしもそうでした。
がんばれ!

 

伝えるということ

2011年2月16日 10:33 PM

晴れてあたたかな一日でした。
日中、窓を開けて掃除をするのが気持ちよく感じたのは久しぶりです。

今夜は、経営者の集まり「法人会」でがんについてお話をさせていただきました。
去年のリレーフォーライフでご支援くださった会社の社長さんがご紹介くださいました。

経営者の集まりですので、特にがん患者の就労と経済的負担の話題を中心にお伝えしてきました。

人材=人財ががんに直面したときにどう対応するのか?
そのことを考えてくださるキッカケになればと願ってお話しました。

こうした取り組みは継続と積み重ねが大切。
次へつながることを期待しつつ、です。

 

がんと健康食品

2011年2月15日 10:03 PM

我が家の白梅、今年最初の一輪です。
今朝気付き、嬉しくてパチリ。
ファイル 666-1.jpg

さて、きょうはお知らせです。
おれんじの会の例会などでもよく話題になる健康食品。
多くの患者さんが、一度はその付き合い方に悩むことと思います。

以前四国がんセンター泌尿器科にいらっしゃった住吉義光先生は、健康食品とがんとの関わりについての厚労省の研究の責任者でした。
おれんじの会例会でも、一度ご講演をいただいたことがあります。

現在は東京の病院でお勤めですが、次の日曜日に松山で講演されます。

市民公開講座『健康食品の理解と賢い利用法』
  2月20日(日)午後3時30分~午後5時
  愛媛大学 南加記念ホール(松山市文京町 市内電車赤十字病院前下車)
 住吉義光先生「がんと健康食品」

参加は無料で事前の申し込みは必要ありません。

 

高知の中村市へ行ってきました。

お隣の県とはいえ、遠かった~。
松山から特急で香川県の多度津へ。
そこで乗り換えて、中村へ。
合計6時間を超えます。

途中、徳島も通りますので、きょう一日で四国4県を制覇したことになります。

朝7時過ぎに出発したときには雨がぱらぱらという程度でしたが、香川に入った頃から雪が降り始め、徳島の大歩危峡のあたりでは辺り一面は真っ白になりました。

そして帰りはどこも雪景色。
オマケに雪による倒木のために列車が遅れることに。
途中眠って目を覚ますと、一瞬東北か北陸だったかしら?と思うほどでした。

ところが…松山が近付くにつれ雪は姿を消し、松山駅周辺には雪の欠片も残っていませんでした。
同じ四国でもこんなに違うんですねぇ。

そんなわけで、本日は四国の雪についてのレポートでした。

 

 
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