NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

NEWS

塩おでん

2010年1月14日 8:45 PM

本日の夕食
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『塩おでん』です。(湯気も写るようにがんばったのですが…)
数日前の「はなまるマーケット」で紹介されたものです。
レシピはhttp://www.tbs.co.jp/hanamaru/recipe/recipe20100108-1.html
えらそうにご紹介していますが、作ったのは近所の育ての母。
おいしかったです!

昨夜は医療関係の異業種交流会に参加しました。
医師、ソーシャルワーカー、栄養士、検診機関の関係者、行政マン、薬の卸会社の営業マン…いろいろな立場の方々の集まりでした。
そしてきょうは、来年度の事業と予算の件で関係する方々と情報交換をしました。

人と会って話をするというのは大事ですね。
思わぬアイディアが生まれたり、希望を見出せたり。
ここのところ曇りがちだった気持ちに少し日が差してきた感じです。

夕方、入院している会員さんのところを訪ねました。
11月から続いた治療が一段落するので、来週には一旦退院できそうだとのこと。
お料理を作って人を招くのが大好きなKさん。
「おいしいものを作って招待するから来てね。それが目標になるから!」と言ってくださいました。
あたたかくなる頃には、その約束を果たしましょうね。必ず!

 

向田邦子さんのこと

2010年1月12日 8:44 PM

風の音が強くなってきました。
あすは松山でも雪。朝の気温は氷点下まで下がるそうです。

天気のせいなのか、ちょっと気持ちも曇り気味です。
こんな時に思い出す言葉。
 『もうわれはもうだめだと思う時がある。やってゆこうと勇む日もある』
これは向田邦子さんの本の中で知った言葉です。

向田邦子さんを初めて知ったのはテレビだったと思います。
お正月に放送された「向田邦子シリーズ」という2時間もののドラマを見て、それで本を買ってみたのだと記憶しています。
最初に何を買ったのかは忘れましたが、とにかくすっかりファンになり単行本で出ている作品はすべて買い揃えました。

向田さんは46歳のときに乳がんで手術を受けています。
リハビリをすべき時期に絶対安静の事態になってしまったため、ペンを持つ右手が使えなくなりました。当時、左手で原稿を書いたそうです。
いまから30年も前の乳がんの告知。
それをどんなふうに受け止めたのでしょうか。

その後直木賞を受賞し、翌年航空機事故で亡くなりました。
私が向田さんを知ったのは、その数年後でした。

毎年お正月に楽しみにしていた「向田邦子シリーズ」が、演出家の久世光彦さんが亡くなってから放送されなくなってしまったのはとても残念です。
小林亜星さん作曲のテーマ音楽もまだ口ずさめるのに…。
TBSにリクエストしてみようかな。

 

再びがん対策予算

2010年1月11日 8:45 PM

会員専用掲示板に、すいぎゅうさんが書き込みをしてくださっています。
あるセミナーに参加し、そこで患者会活動の意味を問われたそうです。
すいぎゅうさんは「勉強することも大事だが、話し合える仲間と出会えることにも大きな意味がある」と書いています。
そうですね。
仲間と話すこと、交流することこそ患者・家族会の最も大切なことですね。
おれんじの会でも、参加している皆さんがじっくり語り合えるにはどうすればいいかをずっと考えているのですが、なかなかいい方法にたどり着けません。
2月例会では、今後の運営方法などについてご意見を聞く予定ですのでアイディアをお聞かせ下さい!

さて、一昨日のブログでもご紹介しましたがん予算に関するタウンミーティングについて、続編です。
10日に島根県で開かれた会議の様子が記事になっています。
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=517302004

ここにもあるように、患者・家族が求める対策について意見を出せる貴重な機会です。
来週17日には広島で同様の会議が開かれます。
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/gan-net/osirase/osirase20100117.html

 

新年のあいさつ

2010年1月10日 9:59 PM

きょうは今年最初の例会でした。
三連休中にもかかわらず50人の方が参加してくださいました。

夜帰ると留守番電話にメッセージが残っていました。
ある会員さんからのメッセージ。
「きょうは都合で参加できませんでしたが、電話だけしました。こうして新年のあいさつが出来るというのは幸せなことですね」

ハッとしました。
本当にそうですね。新年のあいさつが出来るというのがどんなに幸せなことでしょう。
しかも、例会に参加して顔を合わせて挨拶ができることの喜び。

入院中だったり、体調がすぐれなかったり、気持ちが外へ向かなかったり…。
さまざまな事情で参加できなかっ方が多くいらっしゃることを忘れてはならないと、改めてこころに刻みました。

 

がん対策予算

2010年1月9日 8:09 PM

きょうは少し寒さが緩みました。おかげで窓を全開にして掃除することが出来ました。
せっかく年末にキレイにしたので、何とかそれを保とうと頑張っていますが果たしていつまで続くことやら…。

さて、あす10日はおれんじの会例会です。
あすは学びの会です。
詳しくはトップページから活動予定をご覧ください。

同じくあす、島根県では国のがん対策予算について考える会議が開かれます。
http://www3.pref.shimane.jp/houdou/press.asp?pub_year=2010&pub_month=1&pub_day=6&press_cd=1691101E-0C3D-4808-A1DC-28593F3A0F48
これは、国のがん対策推進協議会が主催して開催するものです。
がん対策のための予算は、本当に現場の声に合った配分、使われ方になっているのか?広く患者・家族、医療者などの声を聞こうというものです。
昨年度は東京と仙台で開催され、今年度はあすの島根が最初で今後数か所で開かれるそうです。
残念ながら愛媛で開催の予定はないようです。

去年末の「仕分け作業」の様子を見て、国の予算の使われ方に興味を持った方も多いと思います。
国の予算は政治家やお役所が考えて決めてくれればいい、というものではありません。
私たちの税金なのですから。
何に困っているのか、何が課題なのか、それを解決するためにはどういう対策が必要で、そのために予算はどう配分されればいいのか?
今後の各地でのタウンミーティングで建設的な意見が出され、本当に現場に合ったものになるよう期待したいものです。

 

大学病院のサロンにて

2010年1月8日 9:24 PM

きょうは愛媛大学病院で開かれているサロン「あいほっと」の開催日でした。
小雨が降る寒い日にもかかわらず、参加者は7人でした。
先月から参加してくださっているある患者さん。
痛みのコントロールのために麻酔科で神経ブロックの処置を受けることになったそうです。
その手術日をいつにするかを考えるのに、月に一度のサロンの日は外してほしいと主治医に伝えて調整してもらったそうです。
「この場に来る事がとても楽しみなんですよ」との一言に、私たち運営のお手伝いをしているスタッフも思わず笑顔になりました。

いろいろとお話を伺っていると、がんという病気を受け入れられるようになるまで、ご本人もご家族も相当の葛藤、苦しみがあったそうです。
少し前までは、このサロンへも足が向かなかったとおっしゃっていました。
病気を認めたくない、という思いもあったのかもしれませんね。
でもいまは大事な場だと感じてくださっているわけです。

患者さんもご家族も気持ちは大きく揺れ動きます。
私も、まるでジェットコースターのように気持ちが浮き沈みする経験をしました。
誰かに話を聞いて欲しい、仲間の話を聞きたい!
そんな気持ちになったその時にいつでも立ち寄れる場があれば!というのが私たちの願いです。
残念ながら常設のサロン開催の目途は立っていませんが、大学病院で始まった県内初のサロンの活動を大事にしていこうと改めて思ったきょうのサロンでした。

この語り合いのサロン「あいほっと」は毎月第2金曜の午後1時から開かれています。
次回は2月12日(金)の予定です。

 

小澤征爾さんにエールを!

2010年1月7日 8:54 PM

きょう夕方スーパーへ行くと、七草セットが198円で売られていました。
なかなか立派な”すずな””すずしろ”も入っていました。
このお正月、育ての父丹精のお野菜をたっぷりいただいた私は胃腸の疲れ知らず!
そんなわけで、今夜の献立は七草粥ではなく鯵フライでした。

さて、またテレビ番組のご案内です。
NHKで今週土曜9日の午後9時から『二本の木』というドラマが放送される予定です。
NHKのディレクターだった男性とその妻が相次いでがん告知を受け、ともに病気と向き合った日々を描く作品だそうです。
http://cgi4.nhk.or.jp/feature/index.cgi?p=RXcrPieT&c=1

小澤征爾さんが食道がんの治療のため活動を休止するというニュースが伝えられました。
何年前だったでしょうか、ウイーンフィルのニューイヤーコンサートを小澤さんが指揮したことがありました。
音楽の難しいことはわかりませんが、新年早々、気持ちが明るく晴れわたってくるような演奏でした。
治療を終えて舞台に戻ってこられることを心から願っています。

 

北の国で

2010年1月6日 7:52 PM

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札幌円山公園の様子です。
札幌に住む知り合いがきょう送ってくれました。
あまりにも美しいので掲載させていただきました。

この北の国札幌に、大原まゆさんという女性が住んでいました。
20代前半で乳がんと向き合った大原さん。
その日々を綴った本が話題になり、数年前に映画化されました。
一昨年秋にはご本人のトークショーを交えた上映会が松山で開催され、私も拝見しました。
がんという病気に向き合う厳しさを隠さず、美化せず伝え、まゆさんや友人たちがそれぞれの人生に真摯に向き合う姿がいきいきと描かれた本当に素晴らしい作品でした。
テーマ曲は、ドリカムの「何度でも」。
まゆさんがドリカムに直接頼んでOKをもらったと聞いています。

『Mayuーココロの星』というその映画の上映会が、再び松山で開かれます。
1月16日(土)、会場は松山市のコムズ(男女共同参画推進センター)です。
詳しくはhttp://www.coms.or.jp/index2.htm

残念ながらまゆさんは去年旅立ちました。
今回はこの映画の監督のトークショーが行われます。
ぜひ、是非ご覧ください!

 

愛媛CATVにて

2010年1月5日 9:35 PM

愛媛CATVでインタビューを受けてきました。
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カメラを回しているのは中島奈々さん、インタビュアーは平岡律子さん。
若いお二人でしたが、とても真摯に取材して下さいました。
とはいえ、インタビューすることには慣れていても逆はやはり勝手が違い、なかなか難しいものです。

今週金曜から日曜にかけて数回放映されるそうです。
愛媛CATVを受信可能な方は、緊張していつもと違う表情の私をご覧ください!

 

仕事始め

2010年1月4日 8:32 PM

仕事始めです。
1月4日が月曜日。シャキッとスイッチを入れざるを得ない状況ですね。
メールと電話の数が途端に増えました。
来年度の事業について、これからのイベントの打ち合わせ…否応なしに頭はフル回転です。

そんな中、「初めてですがよろしいでしょうか?」と電話がかかりました。
治療が一段落した途端に、こころの方がしんどくなってしまったというご相談でした。
きょうを待ってお電話くださったのだと思います。

患者・家族にお正月は関係ありません。
ご馳走が並んでも食欲が湧かない。
家族や親戚が大勢いる中でも孤独を感じる。
テレビで楽しそうな番組が流れていても笑えない。
そんなふうにして過ごした方達があることを思います。

励ます意味で「病は気から」と言われることはよくあります。
私も何度そう言われたかしれません。
確かにそういう部分もあるかもしれません。
でも、がんという病気に向き合う場合には「気」だけで乗り切れないことも多いのです。
時には専門家やお薬の力を借りて立て直す事も必要です。
それは決して恥ずかしいことでも、自分が弱いからでもありません。

同じような経験をしている仲間と話をしてみるのも、解決の糸口に繋がるかもしれません。
1月と2月の例会案内をUPしました。
イベント情報も更新しています。
関心のある方はご覧いただき、ご参加ください。
お待ちしております!

 

 
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