NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

NEWS

あすから「クリニカルパス学会」

2010年12月2日 8:23 PM

咳がひどくなりました。
出張を取りやめて得られたお休みは今日までです。
これ以上悪化されては困るので近所の病院へ。
抗生剤やら咳止めやら、たった3日分なのにたっぷりのお薬が処方されました。

お薬は病院前の調剤薬局で。
薬剤師さんは一通りの説明を”上から目線”で披露して「以上です」で締めくくりました。
これでは相談も質問もできないよなぁ。
他の薬剤師や事務の人たちはおしゃべりばかり。
この薬局には二度と来たくない。
具合が悪くても立ち寄れる近所の調剤薬局を探しておくことにします。

さて、あすから松山で「日本クリニカルパス学会」が開かれます。
2日目、4日(土)午後1時からは市民公開講座です。

第一部では樋口 強さんをお迎えしての『いのちの落語』です。
ご自身も肺がん経験者です。
笑いは最高の抗がん剤というテーマで創作落語を披露してくださいます。

第二部では「がんになっても安心して暮らせる街づくり」をテーマにディスカッションを行います。

どちらも参加は無料です。
ぜひお越しください。

私は、あすの午後に「患者が求める医療連携」というテーマで発表させていただきます。
登壇中咳が治まってくれますように。

 

風邪です

2010年12月1日 8:27 PM

根性で治せるほど若くはないことが証明されました。

出張はキャンセル。
きょうはひたすら寝続けました。

ようやくPCを立ち上げましたが、メールの返信を出す気力もありません。
返信をお待ちのみなさまには申し訳ありませんが、本日は開店と同時に閉店です。

 

風邪かも

2010年11月29日 9:37 PM

ひさしぶりに休んで気が緩んだせいか、ノドの痛みが…。

閉店間際の薬局に飛び込み、ノドの痛みに効くという薬と栄養ドリンク、悪化したときに備えておかゆとスポーツドリンクも購入しました。

備えあれば憂いなし。

楽しみにしている食事会の約束もあるし、出張もあるし、週末には学会もあります。

風邪を引いている場合ではないのだぞ!と自分に言い聞かせるのが一番効果があるのかも。

いやいや、根性で治せるほど若くはないので、生姜湯を飲んで早めに寝ま~す。

 

休日

2010年11月28日 8:39 PM

朝寝坊をしました。
何も予定のない日曜は久しぶり。
手帳を見返してみると、8月15日以来でした!

掃除をして、2か月分溜まった古新聞をまとめ、クリスマスの飾りを出し、はぁ~スッキリ。

やはり休日というのは大事です。

また明日から頑張ろうっと。

 

問われる民力

2010年11月27日 10:03 PM

全国的には沖縄県知事選が話題となっていますが、愛媛も政治の季節です。
あす県知事選挙と松山市長選挙が同時に行われます。

がん対策に取り組むようになって、政治家にお目にかかる機会が増えました。
がん患者・家族の置かれている環境をより良いものに変えていくには、やはり政治の力が必要だからです。

国会議員との意見交換会にも何度か参加しました。
医療問題に関心があって会にご参加の議員の方々ですから当然のことではありますが、真摯な態度、厳しい着眼点、そして迅速な行動には驚かされます。

「こういうデータがあるが、ここはどう感じますか?」
「自分はこの点を問題だと思っていますが、関係するデータをお持ちですか?」
「患者団体からこのような要望が出ていますが、必要性を裏付けるものは何がありますか?」

海外の好事例や、さまざまなデータがすらすらと出てくる事も少なくありません。
情報提供から日を置かず、制度が改善された例もありました。

私は直接お目にかかる機会がありませんでしたが、山本孝史議員は、がん治療を続けながら「がん対策基本法」成立に尽力されました。
まさに命懸けの闘いでした。

国会議員であれ、県知事であれ、また市長であれ、人々の生命と財産を守り、より良い暮らしに導いていく責任があります。
そのために必要なものは何でしょうか。
雰囲気や笑顔で政治はできません。

民力が問われています。

 

子宮頚がん患者の出産

2010年11月26日 10:04 PM

嬉しいニュースを聞きました。
妊娠と同時に子宮頚がんが見つかった女性が、腫瘍切除手術を経て妊娠を継続、そして無事出産したというニュースです。

詳しくはhttp://www.asahi.com/health/news/OSK201011250068.html

この記事の中にもある通り、子宮頚がんは20代から30代の女性に多く発症します。
ちょうど妊娠・出産を経験する年代で、病気治療のために妊娠を諦めなければならないケースも少なくありません。
そうした女性には朗報です!

まだ世界でも5例目、日本では初の成功例だそうです。
勇気をもって治療と出産にのぞんだ女性に心から拍手を送ります!

今後、この治療法の技術が向上し多くの女性に福音をもたらしてくれることを強く期待します。

また同時に、治療法が確立するまでの間、治療と出産の両立が強要されるようなことがないことも願います。
「こんな成功例があるんだから、あなたも頑張りなさい」という周囲の圧力。
「わたしも無理をすれば…」と自分を追い込む女性が生まれないか。
そんなことを心配しています。

 

そして時間は過ぎていく

2010年11月25日 10:03 PM

ブログ更新を数日お休みしてしまいました。
体調が悪いわけではなく、出張が続いてゆっくりPCに向かう時間がありませんでした。

まずは旅の報告から。

22日に泊った大阪のホテルのロビーにて。
ファイル 612-1.jpg

日頃の慌ただしさを忘れさくれるような美しさです。

そして一転、これぞ”大阪”!名物のカレーです。
ファイル 612-2.jpg
まん中の卵をかき混ぜて食べます。

23日夜に高知へ移動し、翌日午前中に仕事を済ませ、これまた名物の「塩タタキ」をかき込んで夕方松山へ。

家に荷物だけ放り込み、愛媛の南部の町、松野町へ。
女性の健康のお話をして、帰り着いたのは23時を過ぎていました。

無事出張を終え、さあ溜まった仕事を片付けようとしたところ…。
あれ?メールが不調。
送信出来ない???
え、え~!!!
サポートセンターからの遠隔操作で格闘すること3時間。
ようやく復旧。

こうして、きょうも一日が終わるのでした。

 

ピンク!

2010年11月21日 9:33 PM

毎日更新を目指していますが、ここのところ「一日おき更新」でスミマセン。

昨日は神戸へ日帰りしてきました。
細胞検査士会の学会で開かれた、子宮頚がんを考えるセミナーで司会をしてきました。
医師、細胞検査士、女子大生、ジャーナリスト、それに厚生労働副大臣の小宮山洋子さんも参加という豪華キャスティングでした。
でも客席に一般の方々の姿は少なく、何より最も情報提供が必要な若い女性がとても少ないというのが残念でした。

何とか若い女性に子宮頚がんのことを知ってほしいと思いますが、まだまだ力が足りずどうすればいいか、頭を悩ませています。

最終便で戻って、PCを開く気力もなく寝てしまいました。

そして、きょうはイベントでした。
こちらは、がんとは関係なく、私が所属している女性の異業種交流会が主催する「大人のオンナのきれい塾」です。
産業カウンセラーで、カラーセラピーなどについて研究なさっている池田朝子さんをお迎えしてのイベントです。

気になる色を選んで、自分で気付かない一面を知り、そこから未来を考えようという企画です。

私が気になる色はピンク!

この色からのメッセージは「甘えていいんだよ」

なるほど。確かに。
自分は頑張れる!と思いこんで、周囲の人に助けを求めないのが私の悪い部分であることは自覚しています。

そうですよね。
ひとりで出来ることには限りがあるし、周囲の人と一緒ならもっと楽しく多くのことが出来るはず。

必然か偶然か、最近買い換えたおれんじの会の携帯電話はピンクなのです!!
どうやら必然のようです。

 

がん患者満足度調査

2010年11月19日 10:41 PM

きょうは、愛媛県のがん対策推進委員会が開催されました。
今年2回目の会議です。
医療者、行政の担当者、県議会議員、マスコミ、経済界、そして患者会の代表が参加しました。

この中で「がん患者満足度調査」の結果について発表させていただきました。

これは愛媛県の今年度の事業として、おれんじの会が委託を受け実施したものです。

県内に7か所あるがん診療連携拠点病院に入院中の患者さんを対象に、今年8月~9月にかけて調査を行い512人の方から回答をいただきました。

いずれ詳細を県から発表し、またおれんじの会のHPでもご紹介します。

今回の結果で特に注目すべきは、患者の経済的な負担の大きさでした。
回答した方のおよそ3割が、経済的な理由で治療の継続が危ぶまれるという結果が出ました。
また派遣社員やパートタイマーの方は半数以上が罹患によって転職または退職していて、月収は罹患前の2割程度に落ち込んでいるということもわかりました。

こうした経済的な問題は全国レベルの調査でも指摘されていますが、愛媛でも同様だということが明らかになり、対策が急がれます。

他にも相談・支援の不足や在宅緩和ケアの支援体制の不備などが指摘される結果が出ました。

課題は山積です。
あまりの山の高さに足がすくむ思いです。
でも、一歩踏み出すしかないのです。
幸い行政も医療者も、さまざまな立場の方が何とかしようと一緒に取り組む姿勢のある愛媛県。
きっと変わる!と信じて、あすもまた一歩進んでいきたいものです。

 

精神腫瘍医

2010年11月18日 9:22 PM

きょう届いたメール。
不安と焦りが綴られていました。

がんと告げられたら、ほとんどの人は「こころの痛み」を経験します。
強弱を繰り返します。
私もそうでした。
ジェットコースターのように、喜びや感謝が湧きあがる時と不安と恐怖で足が震えるような時を繰り返しました。
多くの患者さんが、こころが揺れる辛さ、しんどさを口にします。

そこからどうやって立ち直るのかは、人それぞれです。
家族や友人の慰め、同じ病気の仲間からの共感、趣味や信仰が力を与えてくれる場合もあります。

時には専門の医療者の助けを借りることも必要でしょう。

『精神腫瘍医』と呼ばれる専門家は、がん患者特有の精神的な症状を治療してくれます。
『サイコオンコロジスト』とも呼ばれます。

日本サイコオンコロジー学会では、このほど登録制度をスタートさせました。
経歴や業績などの審査に加え、望まれる医師象として次のように掲げています。

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精神腫瘍医として、患者さん、ご家族の診療に積極的にあたる。具体的には、薬物療法一辺倒ではなく、病気に関わる悩みなどにきちんと耳を傾ける。また、ホームページへの掲載を了承し、患者さんやご家族が受診された場合には誠実に対応する。

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詳しくは学会のHP http://www.jpos-society.org/toroku/ をご覧ください。

四国がんセンターの大中俊宏医師も登録されています。

「病は気から」という言葉が刷り込まれている日本人。
がんという厳しい病気と向き合う時のこころの痛みさえも、何とか自分の努力で乗り越えようとする場合がすくなくありません。

頑張り過ぎず。いえ、頑張らず。
専門家の助けを借りることは恥ずかしいことでも何でもありません。

 

 
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