NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

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共感とユーモア

2009年3月14日 8:19 PM

家の近くの田んぼでシロツメクサが咲いています。
小さい頃は、花を編んで遊んだものです。
松山市郊外のこの辺りでも、田んぼは次々と宅地へ姿を変えています。そのうち、シロツメクサも記憶の中だけの花になってしまうのでしょうか?

さて、昨日は病院の”ハシゴ”でした。
大学病院で患者サロンのプレオープンがあり、がんセンターへ寄って用事を済ませ、夜は松山赤十字病院で緩和ケアの研修会に参加しました。
研修会の講師は、東京豊島区にある要町病院副院長の吉澤明孝医師。『緩和ケアと在宅医療連携』というテーマでのお話でした。
この中で吉澤医師は緩和ケアのポイントとして
①傾聴
②共感
③手当て
④ユーモア:にもかかわらず笑うこと
を挙げました。

お話を聞きながら、午前中の大学病院でのサロンの様子を思い返していました。「傾聴」できたかどうかは難しいところですが、「共感」と「ユーモア」は間違いなくありました。
がんという共通点があるからこそ、ひとつひとつを「共感」を持って聞くことが出来ましたし、2時間の開催中何度も笑い声に包まれました。(実はお葬式の話をしながら笑ったりしました)
参加者のおひとりが「他所ではがんの話をしながら笑うなんてあり得ませんよ」とおっしゃっていました。
いい一歩が踏み出せたことを思い返していました。

そうそう、サロンの会場にオレンジ色のかわいい花が届けられていました。おれんじの会のOさんが、看護学校の授業の前にわざわざ届けてくれたものでした。この優しさが参加者にも伝わったのかもしれません。

傾聴、共感、ユーモア…サロンだけでなく患者会活動の根幹となるポイントを、しっかり胸に刻みます。

 

 
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