NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

NEWS

愛媛初!病院内にがん患者サロン誕生

2009年3月11日 9:01 PM

愛媛大学医学部付属病院に、がん患者と家族のための語り合いの場”サロン”が誕生することになりました。
県内の医療機関の中に、こういう場ができるのは初めてのことです!

実は、大学病院の医療者のみなさんとおれんじの会有志とで、去年夏に意見交換会をスタートさせました。
がんに向き合うのは患者・家族だけではなく、医療者も共に向き合っているはずなのですが、なかなかうまくコミュニケーションがとれていない現状。どうすればお互いが理解し合い、信頼し合っていけるだろうか?というテーマで話し合いを重ね、その中から生まれたのが”サロン”という形でした。

”サロン”は2種類。
1つは患者・家族だけの交流の場。
こちらは毎月第2金曜の午後1時から午後3時まで、病院1階のボランティアルームで開催します。がん患者・家族であれば、大学病院にかかっていなくても誰でも参加できます。
私たちおれんじの会会員でカウンセリングの研修を受けた者が一緒にお話をさせていただきます。

もう1つは患者・家族と医療者との意見交換の場。
こちらは毎月第3水曜の午後6時~午後8時、病院1階の会議室。

私たちと一緒に意見交換を続けてきた、薬師神医師はこう言っています。
「日照りの夏は一緒におろおろ歩き、寒さの冬は手を携えるような関係になりたい」
嬉しい言葉です。患者・家族は、医療者の背中だけを見ているような寂しさを感じる事が多いのです。「一緒に、手を携えて」がんに向き合える日のために、”サロン”が第一歩になることを願っています。

 

 
ページトップに戻る