NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

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がん治療の経済的負担

2010年9月9日 11:47 PM

すいぎゅうさんからお知らせ頂いていた通り、今朝のNHK「おはよう日本」でがん治療の高額化と患者への負担についてのリポートが放送されました。

骨髄腫の患者さんが取材に応じ、具体的な数字も示しながら現状を訴えていました。

年金暮らしのご夫婦が、収入の半額にあたる10万円前後を治療費として支払い続けています。
先のことを考えると夜が眠れないという声。
今夜も、高齢のご夫婦それぞれが治療費の心配をしながら夜を迎えているのかと思うと胸がいっぱいになります。

実際にはもっと厳しいケースもあることと思います。

きょうのリポートの中では、海外の例が紹介されていました。
フランスでは、薬の緊急度(命に直結するかどうか)によって、費用の自己負担割合が異なるそうです。
例えば胃腸薬だと65%、抗生物質だと35%、抗がん剤は…自己負担なし、つまり無料!

もちろん、右から左へフランスの例を導入することは難しいと思いますが方策は何かあるのではないかと思います。

がんになっただけで十分辛い。
その上に治療費の心配までしなければならないのはたまりません。

がんに限らず、厳しい病気と向き合うときに、せめて治療費の心配だけはしなくて済むように、私たちひとりひとりが自分の事として考えていく必要があります。

 

 
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