癌治療学会
2011年10月25日 10:23 PM
きょうは午後から風が冷たくなってきました。
我が家でもホットカーペットを準備しました。
さて、あさってから名古屋で「日本癌治療学会」が開かれます。
文字通り、がんの治療についての最新の研究成果が発表され議論される学会です。
専門家が集まる学会ではありますが、2年前から私たち患者・家族などもにも門戸を開き、患者支援などを考えるプログラムも組まれるようになっています。
今年の学会では、一つのプログラムがインターネットで生中継されることになりました。
10月29日(土)午後2時30分~午後5時まで
テーマは「患者教育プログラムを皆で決めよう」
患者は何を知るべきか、何を知りたいのか?について議論するプログラムです。
インターネット中継について詳しくはhttp://www.cancerchannel.jp/posts/2011-10-29/6984.html
学会は3日間にわたって開催されます。
学会そのものについてはhttp://www.congre.co.jp/jsco2011/
やさしさ
2011年10月24日 10:21 PM
きょう届いたプレゼント。
来年のカレンダーです。
ネコの形をしています。
ネコを好きな私のために、やはりネコ好きな知り合いが贈ってくれました。
いつも、絶妙のタイミングでさりげなく元気づけてくれます。
他人に理解してもらえないような痛みを経験した彼女だからこそ、こういう心遣いができるんですね。
感謝です。
偶然なのですが、きょうは、ずっと我が家のネコのペットシッターをしてくれていた人に挨拶をした日でした。
ネコが旅立ってから9カ月。
なかなか連絡できなかったのですが、ようやく長年お世話になったお礼を伝えることができました。
目に涙が浮かんでいました。
仕事としてだけでなく、大事に思って世話をしてくれていたんだということが伝わってきました。
人のやさしさに触れた一日でした。
近況について
2011年10月23日 9:36 PM
長い出張から戻りました。
佐賀~東京~福岡、5日間の旅でした。
この間、東京では「がん対策推進協議会」への出席と、「抗がん剤等による健康被害の救済に関する検討会」の傍聴をしてきました。
そして、きょうは松山で「がん検診セミナー」へ。
おれんじの会会員の内藤あゆ美さんが、自身の経験を語ってくださいました。
詳しくは、内藤さん自身のブログ「あゆみのじょんのび日記」http://blue.ap.teacup.com/sonoayumi2/ をご覧ください。
とてもあたたかなブログです。
やさしい声
2011年10月19日 10:25 PM
朝晩冷え込むようになりました。
出張先での思いがけない寒さに、ユニクロに飛び込み長袖を購入。
最近ニューヨークでの旗艦店が話題ですが、空港や駅での店舗展開も目につきます。
おかげで、風邪をひかずに済みました。
心が弱くなっているせいか、小さな優しさが染みてきます。
昨日の出張先、佐賀での出来事。
高速バスの車内アナウンスの声が、とてもやさしかったことも心に響きました。
声には、その人の品性が現れるというのは私の持論なのですが、やさしさと穏やかさが伝わってくる車内アナウンスは、長時間の移動を心地よいものにしてくれました。
振り返って、現在の自分の声はどうか。
疲れ果てた声で、周囲の人を暗い気分にしてしまっているはずです。
先日、ある講演会で「心は形の真似をする」という言葉を聞きました。
背中を曲げてため息をつけば、心もしんどくなるのだそうです。
声も形のひとつ。
母を亡くした悲しみから立ち直るのには時間がかかりうそうですが、せめて声だけでも明るくしてみれば、やがて心が付いてきてくれるのかもしれません。
明日は、あの運転手さんのような声を思い出しながら過ごしてみることにしたいと思います。
1週間が過ぎて
2011年10月16日 10:42 PM
母が旅立って1週間。
次第に、悲しみと胸をかきむしられるような後悔が増してきました。
辛さに追い打ちをかけるような事。
それは、香典返しや墓地の営業です。
酷いところは留守中に玄関先にカタログを置き去りにしています。
人の死を悼む気持ちの欠片も感じられない業者に、誰が頼むでしょう。
強い憤りを感じています。
悲しみや憤りを抱えながらも、仕事はこなしていかなければなりません。
昨日は東京で会議、きょうば岡山で緩和ケア市民公開講座に参加してきました。
岡山でご一緒した聖路加病院の林先生のお話の中で印象に残ったものがあります。
人を支える大切な態度として、7つの要素を挙げられました。
傾聴、存在、誠実、率直、柔軟、受容、立証。
心に刻みたいと思います。
金木犀の香りの中で
2011年10月14日 10:55 PM
前回の書き込みから1週間が経ちました。
夢のように過ぎた1週間でした。
まずは、先週土曜から日曜にかけて開催されたリレー・フォー・ライフ。
見事な晴天に恵まれました。
準備期間が短く行き届かないところも数々ありましたが、終わってみれば参加者は去年を300人以上上回る1,580人!
感謝でした。
そして…
そのリレーの最中、9日の午前1時過ぎに、母が息を引き取りました。
長い長い患いの果て、リレーに合わせての旅立ち。
きっとリレーの会場を1周回って天国へ帰って行ったのでしょう。
母のことは改めて書かせていただきたいと思います。
ともかく、リレーに参加してくださったみなさま、おつかれさまでした。
ありがとうございました!
みなさんの足音が、患者・家族のみなさんのチカラになったはずです!!
メッセージ
2011年10月7日 12:22 AM
世界で最も有名な経営者のひとり、アップル社のスティーブ・ジョブズ氏が旅立ちました。
訃報を伝えるニュースの中で、ジョブズ氏の有名なスピーチがあることを初めて知りました。
http://video.google.com/videoplay?docid=9132783120748987670#
こう語っています。
「きょうが人生で最後の日だとして、これからしようとしていることが本当に自分のしたいことかどうかを問いかけてみる。
NOという答が数日続いていたら人生を変えるときだ」
ジョブズ氏はすい臓がんと向き合っていました。
すい臓がんについて、情報を探すときにはNPO法人パンキャン・ジャパンのHP http://www.pancan.jp/ をご参考に。
泣きたいときに
2011年10月5日 10:40 PM
またまたご無沙汰でスミマセン。
10月に入ってから連日気の張る仕事が続いておりました。
きょうの、小児がんのこどものためのチャリティコンサートで一段落がつきました。
あすは国のがん対策推進協議会へ向けての勉強に集中しなければ!
意見書提出の締め切りが迫っています。
今週末のリレーフォーライフの準備もいよいよ大詰め。
天気予報の晴れマークを見ただけで、笑顔になります…。
さて、そんなバタバタの中、電話がかかってきました。
思いがけない家族へのがん告知。
あっと言う間の別れ。
少しだけ時間が経って、ようやく泣けるようになったそうです。
誰か、この思いをわかってくれる人と思いきり話し合いたいと、お問い合わせのお電話をいただきました。
例会のご案内をさせていただきましたが、まだ4週間も先です。
いつでも来ていただけるサロンのような場所があればと、こういう時は心から思います。
これから4週間、どうやってお一人で過ごすのか。
胸が痛みます。