全国各地のサロン
2013年4月30日 10:01 PM
大型連休の合間、きょうは出張です。
機内にも地下鉄にも、ネクタイ姿のビジネスマンの姿が少ない気がしました。
さて、昨年度関わらせていただいた「がん総合相談に携わる者に対する研修プログラム策定事業」。
簡単に言えば、「ピアサポーター研修プログラムを考える事業」は
今年度も継続の予定です。
今年度予算が国会で成立すれば、正式に事業が動き始めます。
この事業のホームページに、全国各地のサロンの様子がリポートされています。
ちょうど昨日、わたしたちが運営の協力をさせていただいている病院サロンについて
その進行や運営について意見交換したところです。
ほかのサロンの様子には学ぶところが多くあります。
特に、熊本市民病院での取り組みの中の
「目の前にいる人を大切に考えよう」というシンプルなメッセージに
サロンのあるべき姿を再認識させられた思いです。
全国各地の好事例に学んで、わたしたちもより良いサロンを目指していきます!
がんと向き合うラジオ
2013年4月28日 8:44 PM
長い出張から戻ってみると、庭のツツジが咲き揃っていました。
今年は、どの花も数が多く鮮やかな気がします。
桜が見事だったのは、冬がしっかり寒く春がしっかり暖かくなったせいだと聞きました。
他の花も同じなのかもしれません。
さて、地元のラジオ局南海放送で『がんと向き合うラジオ』という番組が放送されています。
毎週月曜午前9時20分頃から、約5分間の放送です。
短い時間ではありますが、車で移動中の方や家事をしながら聞いている方が多いようです。
あすの放送に出演させていただきます。
子宮頚がんについてお話する予定です。
今月に入ってずっと子宮頚がんをテーマに放送してきた最終回。
患者の立場から、早期発見の大切さや、病気への正しい理解、差別・偏見のない社会のための
メッセージをお伝えします。
がんと共に働く
2013年4月25日 10:03 PM
きょうは情報提供を一つ。
国立がん研究センター がん対策情報センターのHPに
『がんと共に働く まず一歩前へ』というコーナーがあります。
がんと診断されて、治療を受けながらも仕事を続けたい。
そう願う人たちの思いを叶えるためには何が必要なのか?
本人の心構え、企業の理解と支援、周囲の人はどう支えればいいのか?
いろいろな立場の人の言葉を通して考えるサイトです。
興味のある方は http://ganjoho.jp/pub/support/work/index.html へどうぞ。
14年前の入院中、職場の仲間がお見舞いに来てくれて
仕事の相談をしてくれるのが一番うれしかったのを思い出します。
「天から与えられた休養期間だと思ってのんびりしてください」と言われるのは、辛かったなぁ…。
入院先の病院から、職場まで徒歩3分の距離。
この距離が、果てしなく遠く感じたあの日。
14年も経つのに、がん患者の置かれている状況は変わっていません。
そんな状況を変えるための取り組みは、一歩ずつ、です。
腫瘍内科医のつぶやき
2013年4月24日 8:53 PM
きょうは栃木県日光市へ。
子宮頚がんのお話をさせていただきました。
平成生まれの方を含め、女性のみなさんが熱心に耳を傾けてくださいました。
ありがとうございました。
その日光でいただいたのは…
ゆば料理です。
日光では「湯葉」ではなく「湯波」と書くそうです。
京都のものより、やや濃厚な味わいで、とても美味しくいただきました。
東照宮も見ないままでとんぼ帰りでしたが、名物料理だけはしっかり記憶に残りました!
さて、移動の最中のお供はツイッターです。
もっぱら情報入手だけで、最近心に残ったのは
腫瘍内科医のChieko.K さんのこんな書き込みでした。
*******************************
化学療法か?緩和か?の選択を迫るのではなく
これからどのように過ごしたいですか?
何を優先させたいですか?
というところから始まるのではないでしょうか?
必要なのは化学療法のマネジメントではなく、生き方のマネジメントです。
それを取り違えると、腫瘍内科の仕事はむなしいものになります。
********************************
「これからどのように過ごしたいですか?」
これは、わたしたちの仲間であった男性が
まさに、医療者から聞きたかった問いかけだと言っていた言葉です。
どう治療するか?ではなく、どう生きるのか?
それを医療者と共に考えたい。
そんな余裕のある医療現場であってほしいと願うのは、無理なことなのでしょうか。
マッサージサロン開催しました
2013年4月21日 10:16 PM
町なかサロンでは、時折特別サロンを開催しています。
部位別の患者さんだけの会、大切な人を見送った経験者の会など。
昨日は、初めて”マッサージサロン”を行いました。
講師に、鍼灸マッサージ師の永吉裕子さんを迎えました。
永吉さん自身、ご両親を相次いでがんで亡くした経験をもっています。
何かしてあげたいと親の脚をさすってあげたときに、とても喜んでくれたことがキッカケになり、資格を取ったそうです。
自分のカラダへ、他の人へ、思いを込めてマッサージするためのコツを学びました。
参加者同士でのオシャベリなども楽しみながら、2時間があっという間に過ぎました。
これからも、町なかサロンでは、患者さんやご家族の方々に喜んでいただけるプログラムを考えて提供していきます。
医療相談
2013年4月19日 10:30 PM
きょうは、町なかサロンの医療相談日でした。
原則として第1、第3金曜の午後、医師による無料相談を実施しています。
きょうは4人の方がご相談に来られました。
病院の外来では、なかなか落ち着いて聞けないことをじっくり質問していただきました。
もちろん、カルテも検査の画像なども無い中ですから一般的な考え方を基にしたお話になります。
それでも、「こんな事も聞いていいですか?」と言いながら質問を重ねていくなかで
次第にご自分なりの病気への向き合い方が見えてくるようです。
緊張して医師の前に座った方が、次第に表情がやわらぐのを見ると、こちらもホッとします。
第2、第4金曜は、原則として看護師が相談を受けています。
ご家族など支援している方からのご相談、在宅医療に関する相談もお受けしています。
詳しくは町なかサロン(089-997-7638)へお問い合わせください。
仲間
2013年4月18日 11:29 PM
きょうは四国がんセンターの「ひまわりサロン」でした。
参加者は25人。
部位や状況はさまざまでしたが、同じ病気に向き合った「仲間」として語り合いました。
月に一度開かれる「ひまわりサロン」の2012年度1年間の参加者は185人。
これからも、たくさんの「仲間」とご一緒できることを願っています。
改めまして、よろしくお願いします!
2013年4月17日 9:28 PM
長い間お休みしていたブログを再開しました。
NPO法人愛媛がんサポートおれんじの会理事長の松本陽子です。
改めて、自己紹介です。
わたしは19歳の時に父親をがんで亡くし、33歳のときに子宮頚がんを経験しました。
2008年に「がん患者・家族会 おれんじの会」を立ち上げ、
2009年にNPO法人に組織変更をしています。
日々の活動、がんに関する情報、医療に関する出来事への思いなどを書いていきたいと思っています。
できるだけお休みしないよう更新したいと思っていますが…
あたたかな目で見守ってください。
再開後、最初の情報提供は、病院で開かれるサロンの情報です。
あす(4月18日)は、四国がんセンターの『ひまわりサロン』の日です。
午後1時30分~午後3時頃まで、病院敷地内にある宿泊施設向日葵で開催されます。
がんセンターに関わりのない方でも、病気に向き合っている方であればどなたでも参加できます。
都合のいい時間だけ、10分でも30分でも、出入りは自由です。
同じように病気と向き合った経験があり、一定の研修を受けた「ピアサポーター」が一緒にお話をさせていただきます。
みんな仲間です。
泣いても、笑っても、大丈夫。
安心して、お気軽にお越しください。
他の病院でも、同じようにサロンが開かれています。
このHPトップページの「病院サロン」からご確認ください。
ようやく、ブログ再開しました
2013年4月16日 3:02 PM
おひしぶりです。
おれんじの会理事長の松本陽子です。
ホームページ移転に伴い、ブログの投稿方法が変更になり
その作業を習得するのに時間がかかってしまいました。
心機一転、日々の活動を綴っていきますので、よろしくお願いいたします!