NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

NEWS

元気の素

2009年4月30日 8:37 PM

今夜の食事は…
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近所の”育ての母”が届けてくれた豆ごはんです。
今年初!
豆は、知り合いの家庭菜園から届いた採れたてだそうです。
旬ならではの美しさと栄養と、愛情たっぷりのごはんです。
なかなか疲れがとれない身体と心に沁みるおいしさでした。
感謝!

入院中のおれんじの会会員が腸閉塞で絶食との連絡。
ただ祈るだけです。
Mちゃん、しんどいね。つらいね。
みんながMちゃんのこと思ってるからね!

 

がんになっても働きたい

2009年4月28日 10:55 PM

異業種交流会に出席するため道後へ行ってきました。
松山を代表する観光地、道後温泉です。
まだ連休ならではの賑わいは感じられませんでしたが、この週末からはどこの旅館もほぼ満室状態だそうです。
そういえば、温泉へ行くと注意書きに「悪性腫瘍の方の入湯御遠慮ください」と書いてあるのを見かけることがあります。
どういう根拠があるんでしょう?
温泉でのんびりすればNK細胞が活性化されるような気がするのですが…。
一度専門家の意見を聞いてみたいものです。

さて、先日のおれんじの会例会でも話題になった、がん治療と就労の問題について、毎日新聞の記事を見つけました。
http://mainichi.jp/life/health/news/20090414ddm013100132000c.html
関心のある方はお読みになってみてはどうでしょうか?

 

リレーフォーライフその2

2009年4月27日 10:12 PM

リレーフォーライフ報告の続きです。
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全国から集まった参加者の多くはサバイバーです。
サバイバーとは、現在もしくは過去にがんの治療を受け生き抜いている人を指します。

その中で、福岡から参加している女性と話す機会がありました。
彼女も私と同じ子宮頸がん患者。同じ30代前半でがんを経験したことがわかりました。
それだけで何か通じ合うものを感じました。
「これまでがんばったんですね~」
「お互いねぇ」
とても嬉しい出会いでした。

彼女は福岡で10月に開催されるリレーフォーライフin福岡の実行委員長です。
http://plaza.rakuten.co.jp/rflinfukuoka/
HPの中では、彼女の思いを紹介する映像も紹介されています。
ぜひ覗いてみてください。

 

リレーフォーライフ

2009年4月26日 11:00 PM

東京で『リレーフォーライフ』の講習会に参加してきました。
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『リレーフォーライフ』は、以前にもこのブログでご紹介した通り、がん患者や家族、支援者がチームを作って24時間歩き続け、がん患者への理解と活動支援のための募金を呼びかけるイベントです。
今回の講習会は、発祥の地アメリカから講師を招き開催されたもので北は室蘭から南は沖縄まで全国各地から50人ほどが集まりました。
講習会の中で、印象的な詩が披露されましたので今夜はそれを紹介します。

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上手に撮れなかったのでわかりにくいかもしれませんが、小さなテーブルとイスが用意されました。
バラの花、一切れのレモン、塩とグラス、キャンドルが乗っています。

『THE EMPTY TABLE』
ご覧ください。
この小さなテーブルは、尊厳と名誉の象徴です。
これは、ここに来ることができなかった愛する人の席です。
がんを宣告された人たち、ルミナリエのともしびを捧げた大切な人たちの席です。

誰も座っていない椅子があります。
がんと闘った多くの人が去ってゆきました。
でも失ったことを嘆くのではなく、彼らの生涯を讃えましょう。

きょう、愛する人や家族と共にここに来ることができなかった人々のことを共に想い、讃え、彼らとの闘いと思い出を刻みましょう。

小さなテーブル。
それは、時にたった一人で病と闘う患者のはかなさの象徴。

白いテーブルクロス。
それは、命を懸けた闘いを支える医師、看護師、研究者たちの象徴。

花瓶の一輪のバラの花。
それは、家族や友人の揺るぎない愛情と、病と闘う強い意志の象徴。

花瓶のピンクのリボン。
それは、乳がんに限らず、
がんの治療開発を支えている多くの人々の襟に飾られきたリボンの象徴。

皿の上の一切れのレモン。
それは、この重大な病との苦い闘いの象徴。

皿の上にちりばめられた塩。
それは、数えきれない患者の苦しみの涙と
愛する人を失った家族や友人の流した涙の象徴。

伏せられたグラス。
それは、きょうこの日を共に祝うことができなかった人々への追悼。

でも、このキャンドルは私たちの心にともる希望の光。
サバイバーがくれる希望の光。
リレーで集められた基金と、医療に携わる人々の努力によってもたらされるがん根絶への希望の光。

1つの命が世界を変える。
そしてそれはあなたから始まる。

 

どこでもドア

2009年4月23日 10:08 PM

きょうは西条へ行ってきました。
愛媛県が今年度から新たに始めた「がん対策推進員」研修事業で体験者としての話をするためでした。

11時前に家を出て、戻ったのは18時過ぎです。
移動に時間を取られるのはどうしようもない事なのですが、交通の便の悪さはストレスです。
ドラえもんの”どこでもドア”があればいいのにな。

食事を済ませ3時間パソコンに向かっています。
5月10日の総会で皆さんに配る予定の会報の原稿を書き、様々な連絡をメールでやりとりし…。
はぁ~疲れた。

そんな訳で、肝心のきょうの「がん対策推進員」研修事業についての報告は、また後日。

 

仲間を探して…

2009年4月22日 9:22 PM

キッチンに立つと、どこからかいい香りが…。
ちょうど窓の向こうにお隣の庭のみかんの木があります。その花の香りでした。
我が家のみかんの花はまだ蕾。咲いたらブログに載せようと見張っています。
愛媛ではあちこちにみかん山があります。この季節は近くを通ると、甘くて爽やかな香りに包まれます。

さて、治療中のさまざまな資料をまとめている袋の中を整理していたら、古い新聞記事が出てきました。
それは、子宮がんの患者会が東京で誕生したという記事です。
ちょうど退院してすぐの頃で、その日のうちに電話をしたことを思い出しました。

患者が孤独を感じるようになるのは退院後です。入院中は仲間がいますが、家に戻れば周囲は健康人ばかり。(実際には病気を抱えている人も多いはずですが、健康に見えるのです)
なぜ自分だけ?家の中の何もかも以前と同じなのに、自分だけが変わってしまったと感じます。
私もそうでした。
そんな時は仲間が欲しくなります。
私も、新聞記事を見つけて嬉しくて電話をしたのでした。
几帳面に切り取り大事にしまっていた記事。私に希望をくれた記事でした。

 

がん対策応援団

2009年4月21日 9:43 PM

愛媛県議会のがん対策推進議員連盟役員のみなさんとの第1回懇談会に参加してきました。
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これから具体的にどういう取り組みをするかについて意見交換しました。
広く県民への情報提供する機会として『愛媛県がんフォーラム(仮称)』の開催や、議員や経済界、マスコミなどさまざまな立場から参加を募って懇話会を開くことなどについて話し合いました。
1時間半、とても活発に意見交換することができました。

議連会長の岡田志朗さんは自らの胃がん経験を公表しています。がんで亡くなった父親のことなども含めて、がん対策への熱い思いを聞かせてくださいました。
他の方々からも、家族としてがんに向き合った経験などを伺い、私たちと同じように悩み、悲しみ、だからこそ本気でがん対策に取り組もうという思いを感じることができました。
力強い応援団を得ました!
これからも情報交換を続け、がんになっても安心して暮らせる愛媛を目指して協働していきます。

がん議連役員のみなさんは次の方々です。
会長 岡田志朗さん(自民)
副会長 笹岡博之さん(公明)
事務局長 玉井敏久さん(民主)
監事 山本敏孝さん(自民) 石川稔さん(社民)
理事 田中多佳子さん(自民) 徳永繁樹さん(自民)
   佐々木泉さん(共産)
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がんで親を喪うということ

2009年4月20日 8:41 PM

庭の菖蒲が今年初めての花を咲かせてくれました。
なのに今夜は雨と強い風。大丈夫かなぁ…。
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昨日の会議は、御茶ノ水の東京医科歯科大学が会場でした。
御茶ノ水駅で、あしなが育英会の募金活動が行われていました。
事故や病気で親を喪った子供たちの進学を支えるあしなが育英会。その全国一斉募金活動の日だったのです。
この不景気で募金額は減っていると聞きます。

がんで親を喪った子供たちのことを思います。
先日も、がんで夫を亡くした女性から話を聞きました。
経済面の厳しさに加え、父親のいないことが子供の精神面にどう影響するのか不安だという話でした。

父親ががんで他界したのは、私が高校3年生のときでした。すでに甘える年ではありませんでしたが、それでも、父親がいてくれたらと、何度悲しく心細い思いをしたかわかりません。

甘えたい盛りで親を喪う辛さと不安は、容易に想像できるものではありません。
せめて、経済面での不安だけでも取り除けるものなら。
これは、誰かの善意だけで解決できるものではありません。しっかりと支える仕組み作りが必要なのだと思います。
駅前で声を嗄らして訴える制服姿を見ながらそう思いました。

 

今年のがん患者大集会

2009年4月19日 9:22 PM

『第5回がん患者大集会』の実行委員会に出席してきました。

去年11月30日に開催した『第4回がん患者大集会』は、参加した方はおわかりの通り、東京築地の国立がんセンターをメイン会場にテレビ会議システムを使って、全国8か所の病院を結んでの分散開催でした。
第1回から第3回までは1つの会場に全国から参加者が集まる形式でしたが、闘病中の方は参加が難しいとの声を受け、去年は全国各地での分散開催となりました。

さて今年はどうするか?
多くの方が参加しやすく、なおかつ参加したという実感を持てるような形式について検討しました。ある程度の方向性は定まったので、これから具体的な交渉・準備に入ります。
『大集会』は、個人や企業からの協賛金によって開催されます。
この不景気で、協賛金を集めるのは去年より更に厳しいと予想され、限られた予算の中でどう効果をあげるのかは難しい問題です。
また、実行委員の中には治療中の患者も多く、一昨日退院してきょうの会議に参加している人もありました。動けるスタッフを確保するのも課題です。

それでも、何とか全国各地の患者・家族の声を拾い上げ、安心してがんに向き合える社会に向けて歩みを進めようとしています。
これからも実行委員会を重ねていきます。
『第5回がん患者大集会』は11月8日(日)開催予定です。

 

愛媛大学腫瘍センター講演会

2009年4月18日 9:10 PM

きょうは、愛媛大学腫瘍センター講演会でした。
昨日お知らせしたとおりで、大学病院でがん患者サロンが開設されたのを記念する講演会でもありました。

絶好のお出かけ日和にもかかわらず、100人ほどの方が参加してくださいました。
中には四国がんセンターの新海院長先生やベテル病院の中橋先生など医療者の姿も多く見られました。

堂園晴彦先生の講演は、まず「医療者と患者の間には 深くて長い川がある」と古い歌になぞらえて医療の現状を語るところから始まりました。
そうです。どうしても越えられない川が横たわっているのです。
川の暗さに、私たち患者・家族は絶望を感じることもあります。
でも、その川を埋め立てることは出来なくても、両岸から橋を架けることは出来るのだと思うのです。私たちも向こう岸に向けて声をかけるところから始めようと思います。

2人目の講師、鈴木秀子さんの講演はたくさんのエピソードを交えて対話についてのお話でした。
「痛いんですよ」と患者が言ったら「痛いんですね」とまず共感する大切さを説いてくださいました。
簡単そうにみえて、実は共感というのはとても難しい。
「痛いんですよ」と言われると「どこが痛いの?薬は飲んだの?先生に言わなきゃ」と先を急いでしまいがちになります。その”正しい”反応の前に、共感する余裕を持てるかどうか?これは患者・家族会活動でも重要なことだと思います。

愛媛大学腫瘍センターの公開講演会、次回は夏に、聖路加病院小児科の細谷亮太先生を迎える予定だそうです。

 

 
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