第三の居場所 ~ういケアみなと見学記録②~
2026年3月10日 12:05 PM
東京都港区の「ういケアみなと」見学記録の続きです。
訪問した2月24日は、ちょうど「くつろぎカフェ」が開催されていました。
がん患者さんやご家族の語り合いの時間で
わたしも参加させていただきました。
区民でも都民でもないことはまったく関わりなく
自然に語り合いの輪に加えてもらい、リラックスしてお話することができました。

外からの光がやわらかく入る室内は静かで
ゆったり座れるソファに座って話せることもよかったのですが
「病気のことを話さなければ」とか
「こんなことを言ってはいけない」などの制約がほぼなく
一応、お世話役のような役目を担っている方はいたそうなのですが
終わってみれば、みんなが一緒にオシャベリできていたという雰囲気が
なにより安心感を与えてくれたように感じました。
この「安心できる第三の居場所」の経験を、これからどう活かしていけばいいか、
愛媛でできることを考えていきたいと思います。
第三の居場所 ~ういケアみなと見学記録①~
2026年3月5日 1:01 PM
町なかサロンは、松山市内中心部にあります。
松山市駅から、愛媛県立中央病院へ向かう途中という
とても便利な所です。
いつでも、ふらりと立ち寄ってもらえる場所にしたいと
この場所に決めました。
町なかサロンのように、がん患者さんやご家族などが気軽に訪ねられる施設は
少ないながら、全国に設けられています。
これまでに訪問させてもらったのは
・マギーズ東京
・石川県がん安心生活 がんサロンつどい場はなうめ
・名古屋市がん相談・情報サロン ピアネット
・がんサポHOME(鹿児島市)
そして、今回は東京都港区の「ういケアみなと」を見学してきました。
「港区立がん在宅緩和ケア支援センター ういケアみなと」が正式な名称です。

歴史的建造物として保存されている旧公衆衛生院の建物の中にあります。

白金台の出口からすぐの場所にあり
都内とは思えない静かな環境です。
「がんと共に生きる人々とその支援者のための『第三の居場所』に」
そうHPに書かれています。
身体を動かすセミナーや、外見ケア、社労士による相談、
男性向けのプログラムなど多様な企画が組まれています。
詳しくは https://minato-hpccsc.jp/about/
訪問した日には、くつろぎカフェが開催されていて
わたしも参加させていただきました。
その報告は次回に。
ウイッグレンタルしています
2026年3月3日 2:13 PM

きょうは3月3日。
愛媛ではひと月遅れでお祝いをするので
あと1か月おひな様を楽しめます。
さて、がん治療の副作用によって脱毛した時に使うウイッグ。
最近では、購入費用に助成を受けられる自治体が増えてきていて
愛媛県内では、今年4月以降はすべての市町で助成が利用できる予定です。
こちらに、市町の情報が掲載されています。
https://www.pref.ehime.jp/page/47247.html
お住まいの市町に「ウイッグ(かつら)の費用の助成について聞きたい」と
お尋ねになってみてください。
助成はありがたいことですが、それでも何かと支出がかさむ治療の日々。
少しでも負担を軽減するために
おれんじの会では、無料のウイッグレンタル事業を行っています。
ウイッグは、患者さんたちから寄付していただいたものです。
使わなくなったり、購入したけれど使わなかったりしたもので
しっかり点検とお手入れをして提供しています。
治療でウイッグの生活を経験したピアサポーターが
ご一緒に選んで、ウイッグとの付き合い方などについての経験もお伝えします。
見てみるだけでも大丈夫。
ウイッグのお店に入るのに勇気が要るとか、まだ気持ちが追い付かないなど
ゆっくりお話をうかがいながら、次のステップのご案内ができればと思っています。
できれば事前のご予約をお願いいたします。
町なかサロン:089-997-7638 (平日午前10時~午後3時受付)
第201回例会を開催しました
2026年3月2日 9:54 AM
お天気が周期的に変わり、季節が移っていくのを感じます。
今朝は、どこかからウグイスの鳴き声も聞こえました。
さて、昨日は第201回例会、講演会でした。
講師はメディカルインサイトの鈴木英介さん。
難しい医療情報を、患者・家族や一般の方にわかりやすく伝える事業を展開しています。

がん治療の専門医、かかりつけ医をどう選んで
どうコミュニケーションを取っていけばよいのか。
そもそも専門医制度や、病院の機能とはどういうものなのか。
また、AIとの共存や創薬などこれからの医療の課題などについても
わかりやすくお話いただきました。

お話の中で、医師を選ぶ目安のひとつとしてご紹介いただいたのは3つ。
・告知や治療が変わる時などの節目で、しっかり時間をかけてくれること
・仕事や生活への配慮をしてくれること
・わかることばで話してくれること
大事な要素です。
裏を返せば、わたしたちの側にもできることがありそうです。
・大事なタイミングでは、いつもよりゆっくり時間を取ってもらえるよう伝える
(外来の最後の時間に予約を入れてもらうと、比較的ゆっくり話が聞けることが多いようです)
・仕事や生活で大事にしていることを遠慮せずに伝える
・わからないことは確認する。
主治医に聞きにくければ看護師や薬剤師など他の医療者に確認する
わかっていても、いざとなると難しいのですが
ひとつでも取り組んでいけるといいなぁと思います。
おれんじの会では毎月1回例会を開催しています。
次回は4月5日(日)13時30分から、町なかサロンで。
絵本を使いながら、意思決定について考える企画です。
詳細は、後日ご案内します。
がん看護学会学術集会に参加してきました
2026年2月23日 12:03 PM
きょうも松山はぽかぽか陽気です。
昨日は、大阪で開催されていた「日本がん看護学会学術集会」に参加してきました。

2日間に多くのセッションがプログラムされていましたが
わたしが参加したのは、以下の5つ。
・大切な人をがんで亡くした人へのコミュニティでのグリーフケアを考える
・一緒に考えよう!おひとりさまのがん治療・生活支援
・がん患者の”気持ちのつらさ”にどう寄り添うか ~ガイドラインを現場で活かす視点~
・経済毒性がもたらす”見えない副作用” ~がん看護の新たな課題~
・何をしたら”ACP”なのか
地元の施設の看護師さんたちも多く参加されていました。
休日を使い、参加に必要な経費は自分で負担して学んでくださっています。
ありがたく、また頼もしく感じたことでした。
がん看護に関わる看護師を対象とした内容ではあるものの
わたしたち地域で活動する患者団体がともに取り組めることや
自分たちで考えていくべき課題も含まれ、
学んだことを、これからの活動に活かしていきたいと思います。
2月22日は乳がん患者さんのサロンです
2026年2月21日 11:14 AM
松山はきょうも春の日差しで、ポカポカとしてきました。
先日の四国がんセンターのひまわりサロンでは
病院の担当者が、春の花とおひなさまを準備してくださっていました。

黄色は、あたりを明るくしてくれます。
季節のものがちょっとあるだけで、笑顔になれるようです。
明日2月22日(日)は、町なかサロンでは乳がん患者さんのためのサロンを予定しています。
13時~14時30分まで、途中の出入りは自由です。
乳がんの治療を経験したピアサポーターもご一緒します。
治療法の選択や医療者とのコミュニケーション、生活の工夫など
「こんな時、どうしてる?」ということを自由にお話ください。
事前の申し込みは不要で、参加は無料です。
お待ちしています。
病院でのサロン開催
2026年2月16日 4:01 PM

ここ数日、春を思わせるような気温です。
明るい色の花が元気をくれるようです。
きょうは病院で開催されるサロンの情報です。
●2月18日(水)14時~15時 愛媛県立中央病院「みきゃんサロン」
https://www.eph.pref.ehime.jp/epch/event/asset/mikyan-salon-info-260218.pdf
●2月19日(木)13時30分~14時30分 四国がんセンター「ひまわりサロン」
https://shikoku-cc.hosp.go.jp/dandan/wp-content/uploads/sites/2/2025/11/20260219.pdf
どちらもピアサポーターがご一緒します。
サロンで話したことは、お互いにその場限りとすることがお約束です。
安心してご参加ください。
町なか句会 テーマは「プレゼント」
2026年2月12日 1:54 PM
明後日は2月14日、バレンタインデーです。
町なかサロンでは、「町なか句会」を開催します。
テーマは”プレゼント”
俳句を詠み合うだけでなく
テーマに沿って語り合うことを大事にする時間です。
難しい決まり事などはありません。
”プレゼント”をきっかけに、自分の気持ちを語ったり
ほかの参加者の話を聴いたりしてみませんか?
主宰は秋川雅与さん。
おれんじの会会員で、臨床心理士の資格もお持ちです。
あたたかな解説で、気持ちがあたたかくなると思います。
事前の申し込みは不要、参加無料です。
2月14日(土)13:00~14:30
町なかサロンで、お待ちしています。
病院ラジオ
2026年2月11日 5:40 PM
連日オリンピックの様子が伝えられています。
勝敗の区別なく、一緒に称え合う選手たちの姿を見ていると
これこそがトップアスリートの姿だと思えます。
そんなオリンピック中継の合間を縫って
今朝NHKで放送されたのが『病院ラジオ』
サンドイッチマンが、各地の病院を訪ねて患者さんやご家族の声を伝える番組です。
今回は埼玉県立がんセンターからでした。
さまざまな部位、状況の患者さんの言葉。
それを聴いているご家族の表情。
自分自身や、おれんじの会の会員さんのことも重なり
泣いたり、励まされたりの時間でした。
番組の中で、「ピアサポーター」が紹介されていました。
経験を活かして、ほかの患者さんやご家族のお話を聴かせていただく取り組みがしっかり紹介され、
同じような思いで活動している方の姿を見て、うれしくなりました。
いつものことですが、この番組に出演されていた患者さん、ご家族、お友だち、そして医療者。
すべての人が笑顔で過ごせるようにと願います。
番組はNHK ONEで見逃し配信中です。
https://www.web.nhk/tv/an/hospital-radio/pl/series-tep-4LP7MJWPN9
高額療養費制度について考えること
2026年2月9日 10:41 AM

今朝は冷え込みました。
カーテンを開けたら、お隣のガレージの屋根にうっすら雪!
日が昇って来て、梅の白が輝いて見えます。
選挙が終わりました。
愛媛新聞で連載されていた「争点の現在地」という記事で
高額療養費の問題について取材を受け、2月5日付けの紙面にコメントが掲載されました。
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がんは医学の進展で長期的に向き合っていく病気となった。
自己負担額の引き上げは、金銭面の理由で治療や命を諦めざるを得ない人が出てくる恐れもはらむ。
松本さんは
「患者の負担に配慮し、代替手段を含めて国会での丁寧な議論を期待したい」と話した。
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この取材を受けた後で、
「高額療養費の自己負担上限額を2年ごとに引き上げる法案を政府が検討」という
一部報道がありました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fd8a35aaa86006da94b7fa2008adda2ac7ecfe3
これが事実ならば、当事者の現状にお構いなしに定期的に引き上げになる可能性があります。
選挙期間中に地域を回ったはずの政治家が
ひとりひとりの顔を思い浮かべ
その人たちが、家族が、大切な人が
お金のために命を諦めることがあっていいのかを、真剣に考えてくれることを祈ります。
わたしたち患者団体もできることを取り組んでいきます。

