岩手県がんフォーラムにて
2014年1月19日 10:29 PM
雪の岩手県盛岡市へ行ってきました。
18日に開かれた「岩手県がんフォーラム」に参加するためです。
今年で6回目を迎えるフォーラム、今年のテーマは「ピアサポート」です。
そこで、愛媛での取り組みを紹介するようお声掛けいただきました。
愛媛で「患者力」を訴えて取り組んできた事をご紹介させていただきました。
後半は、岩手県内の医療機関で開催されている「サロン」について報告されました。
その中のひとつ、大船渡病院は、震災で大きな被害を受けた気仙地域にあります。
普通の医療を取り戻すだけでも大変なところですが
がん患者と家族のために、という熱い思いを持つ看護師さんが中心になってサロンがスタートしました。
その労力は大変なものだったと思いますが
報告の中の写真から、あたたかなサロンの様子が伝わってきました。
昨年6月に、わたしも大船渡病院をお訪ねした経緯がありますので
一歩を踏み出されたことをとても嬉しく思いました。
どこのサロンも、中心となるスタッフの確保や労力の問題があり
院内でいかに理解を広めるか、
またひとりひとりの参加者の期待にどう応えるかが課題となっているとの報告でした。
それは岩手も、愛媛も同じです。
おそらく、ピアサポート、サロンに取り組んでいるところはどこも同じだと思います。
それでも、仲間と語り合う場はわたしたちにとってとても大切です。
試行錯誤をしながら、より良いものへ育てていくことが大事なのだと思います。
改めて、愛媛でももっとがんばらなければと思いを新たにしました。
このテーマを取り上げ企画してくださった岩手医科大学の木村祐輔先生はじめ
ご一緒させていただいた岩手県内医療機関のサロンご担当のみなさま、ありがとうございました!
がんとリハビリ
2014年1月13日 8:24 PM
12日は勉強会を開催しました。
テーマは「がんとリハビリ」
写真は、チューブをつかったストレッチに挑戦している場面です。
講演と併せて、このように体を動かすことも取り入れた勉強会でした。
リハビリというと、整形外科領域か脳血管疾患の後遺症対策というイメージが強いものですが
最近では、がん治療でもリハビリの重要性がいわれるようになっています。
がん自体が直接、体力低下や機能障害を引き起こしたり
治療によって不都合が起こったり
進行に伴ってさまざまな症状が起こることがあります。
呼吸機能の低下や、神経障害、腕が動きにくくなるなどの症状です。
こうした症状への対応を行うため、
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が、専門の研修を受けリハビリを行うようになってきました。
以前に、緩和ケア病棟に入院していた男性が
「人生最後の目標は、一人でお風呂に入れるようになること」と言って
リハビリに取り組んでいる話をうかがったことがあります。
病気があっても、またそれによって不都合が起こっても
その人が望む生活をするための治療や支援が提供されることはとても重要です。
次回例会は2月2日(日)13時30分から
仲間同士で語り合う交流会の予定です。
ようやく
2014年1月5日 5:34 PM
2014年最初の更新です。
5日にしてようやく…。
今年も、町なかサロンの情報やがんに関することを書いていきます。
よろしくお願いします。
毎年のことですが、いくつかの締め切りを抱えて年を越します。
今年もそうでした。
その一つは12月20日が締め切り。
何とかクリスマスまでに、いや仕事納めまでに、あぁ年が明けてしまった…というわけで
喉に刺さった魚の骨のようでしたが、ようやく完成!
2000年からずっと連載させていただいている『ぽあん』の原稿です。
松山市の創風社が出版している文芸誌です。
編集をしている方が、わたしの病気を知って
「ご自分の経験を書いてみませんか?」と声をかけてくださいました。
年2回発行、14年間「生と死をみつめる」というテーマで
自分の病気に限らず自由に書かせていただいています。
もともと口で伝える事を仕事としていた人間で、活字にするのは大の苦手。
毎回産みの苦しみで、今回もようやく…です。
もう少し余裕をもって、先回りして仕事ができる年にしたいなぁと
これもまた毎年の事で。
どうなることでしょうか?!