青森にて
2013年3月20日 10:36 PM
1週間ぶりです。
青森へ行ってきました。
東京から新幹線で3時間半。
新青森駅の前には雪景色が広がっていました。
今回は、青森県が主催する「がん患者団体等活性化支援フォーラム」で講演の機会をいただきました。
これは、青森県内で活動しているがん患者団体などと、拠点病院の関係者が集まって、これからの活動の在り方などを考えるためのものです。
9つの患者団体などの代表の方が参加なさっていました。
ご挨拶は、青森県がん・生活習慣病対策課の熊谷課長です。
課長はじめご担当の方々の熱意をひしひしと感じました。
患者団体同士の横のつながりや、病院との連携などについて活発な議論が行われました。
具体的な成果はこれからだと思われますが、9つもの団体が集まってお互いを知り、それぞれの取り組みのよい部分を見聞きすることはとても大事な一歩だと思います。
きょうをご縁に、今後青森の取り組みに注目し、わたしも学ばせていただきたいと思いつつ帰路につきました。
緩和ケア推進検討会
2013年3月11日 10:29 PM
きょうは、厚生労働省緩和ケア推進検討会でした。
構成員の1人として参加させていただいています。
9回目となる今回は、がん診療連携拠点病院での緩和ケアへの取り組みの在り方と、医師などに対する緩和ケア研修について議論が行われました。
まだ議論の途中ですので、ここで議論の詳細を書くことは控えますが、
患者の体やこころの苦痛をいかに早く拾い上げるか?
また、確実に症状緩和につなげるにはどうすべきか?
その実現へ向けて意見を交わしています。
また、医師などを対象とした緩和ケアに関する研修に、患者の視点を取り入れるためどうすべきか?についても話し合われました。
仲間のことばを思い返しながら、これからも協議に参加させていただきます。
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会議が終わって、午後2時46分。
丸ノ内線の中でその時を迎えました。
全線で運転を停止した短い間、心の中で祈りを捧げました。
岡山にて
2013年3月9日 10:00 PM
あっという間の1週間。
気付けば、またブログ更新を4日間もお休みしてしまいました。
昨日朝の便で宮崎へ、夜に大阪へ飛び、きょうは岡山へ移動して先程戻ってきました。
岡山で、岡山医学振興会が主催する「医療フォーラム」でお話する機会をいただきました。
写真左手は演者のお一人岡山大学の内富庸介先生、右手は司会の岡山大学の松岡順三先生です。
きょうのフォーラムのテーマは『がんとこころ』
医師の立場から内富先生、患者の立場からわたし、そして日本で最初の模擬患者として活動を始めた岡山の前田純子さんからの講演でした。
模擬患者というのは、一般にはまだ認知が進んでいませんが、医療者がコミュニケーションについて学ぶときに、患者役として対応する技術を身に付けた方たちです。
先週参加させていただいた研修会で、模擬患者さんの果たす役割の大きさを実感したところでしたので、興味を持ってお話を聞かせていただきました。
前田さんが代表を務めるNPO法人 響き合いネットワーク・岡山SP研究会のHPは http://www.okayama-sp.com/index.html
前田さんも、家族を見送った経験があるそうです。
実は、きょうはわたしたちの仲間が、ピアサポーターとしての研修のために県外へ出掛けています。
たぶん、ようやく家に帰り着く頃。
自分たちの経験を、次の仲間へ役立てたい。
しんどい思いをしたからこそ、医療を側面から支える活動ができることもあるのだと確信しています。
患者・家族を支える人たちのために
2013年2月20日 11:23 PM
かんだやぶそばが焼けてしまいました。
わたしの蕎麦好きは、ここから始まったようなものでした。
残念でなりませんが、一日も早い再開を楽しみに待ちたいと思います。
さて、きょう午前中は松山看護専門学校での授業の日でした。
今年で3年目になりますが、毎年本当に熱心に聞いてくれます。
わたしの経験、患者満足度調査の結果、わたしたちの仲間が残した最期のメッセージなどを伝えました。
臨床に出て迷うことが起きたとき、患者・家族の言葉を思い出してくれますように。
そして、夜はリレーフォーライフの実行委員会でした。
今年も10月12日~13日で開催することが正式に決まりました。
ただ、開催を前に整理しておかなければならない大きな問題があります。
リレーは何のために行うのか?
誰のためのものか?
参加してくださるみなさん、支援してくださる地域のみなさん、そして汗を流す実行委員。
みなさんの思いが結実するリレーのために、ひとがんばりです。
そして、今夜もこんな時間。
また、日付けが変わる前に寝るという目標は達成されず、です。
ねむ~い。
医療安全支援センター
2013年2月15日 11:15 PM
このブログの中で以前にお知らせしたとおり、「医療安全支援センター全国大会」に参加してきました。
『がん相談のいまを知る』というテーマでお話をさせていただきました。
この全国大会の中で、愛知県医師会が行っている「医療安全支援センター」についての取り組みが紹介されました。
http://www.aichi.med.or.jp/kenmin/kujou/index.html
医師会が主体となって実施しているのは、全国的にも珍しいそうです。
他にも、船橋市や広島市などでの取り組みが紹介されました。
医療に関するさまざまな相談に応じていることが、実際の相談例などで紹介されました。
診療報酬や保険制度など、少し説明をしてもらえれば理解、納得できる事が、医療の現場では十分に説明されず、結果として医師や病院への不信感につながっているケースが少なくないようでした。
納得して医療を受けるために、必要に応じてこういう機関を利用してみるのも一つの方法ではないでしょうか。
愛媛県内での医療安全支援センターについては、
http://www.anzen-shien.jp/cgi-bin/user/center_list.cgi?p=38
こちらをご参照ください。
仲間のちから
2013年2月11日 8:50 PM
きょうで三連休が終わります。
なかなかカレンダー通りに休むわけにはいかない生活が続いています。
でも、いつもよりは時間に余裕があったので、また少しだけ家の中の片付けが進み、ご機嫌です♪
連休の中日、昨日は、病院のサロンなどで活動するピアサポーターの交流会を開きました。
12月に開催した研修を経て、これから一緒に活動したいと言ってくれた人を加えて26人が登録メンバーとなり、そのうち21人が集まりました。
患者として、家族として、いろいろな痛みを抱えながら病気に向き合った経験がある人たち。
みんな、苦しみの最中には、こんなふうに仲間と活動する日がくるとは誰も思わなかったことと思います。
わたしもそうでした。
自分たちの痛みを振り返りつつ、どうすればより良いサポートができるのか?
仲間とともに考え続けていきます。
例会
2013年2月4日 9:57 AM
2月は、ブログ更新皆勤賞を目指そう!と決意していたのに
昨夜はうっかり寝てしまいました。
松山から5時間かけて、山梨へ移動。
今朝の甲府市は、雲が広がっています。
さて、昨日はおれんじの会2月例会でした。
会場へ着くと、節分の豆が届けられていました!
会員の一人が先に届けておいてくれたものでした。
また、お料理好きな会員(男性です)が、毎年恒例のお手製の”干し柿”を届けてくださいました。
一つ一つ袋に入れられていて、わたしたち仲間の顔を思い浮かべながら準備してくださったんだと思うと、本当に感謝でした。
今回の参加者は20人あまりでした。
再発を告げられた人、辛い治療をようやく乗り越えた人、家族の病気が心配でならない人・・・いろいろな思いを抱えています。
「ひとりじゃない」
そのことを感じてほしいと願って、5年間交流会を続けています。
来月の例会は勉強会です。
鍼灸マッサージ師の方をお招きして、お話を伺う予定です。
3月3日(日)午後1時30分から
愛媛県総合保健協会(松山市味酒町)です。
ご参加をお待ちしています!
治療と仕事の両立
2013年2月2日 9:47 PM
きょうは「就労相談支援スキルアップセミナー」でした。
治療と仕事の両立について悩みを抱える方から相談を受ける際に、必要な知識や支援のポイントを学ぶものです。
がん患者の支援を行っているCSRプロジェクトが主催し、四国がんセンター患者・家族総合支援室が後援して開かれました。
わたしたちおれんじの会も、協力させていただきました。
参加者は30人。
病院の相談支援窓口の担当者や看護師、ピアサポーターのほか、医師、社労士の姿も見られました。
労働法や保険、年金制度の基礎知識を学び、その後ロールプレイにも取り組みました。
制度や相談窓口を紹介することも必要ですが、
まず大前提として
相談に訪れた患者さんやご家族が、どのように生きていきたいのか?
そのために仕事にどう向き合うのか?
そうした声にしっかり耳を傾けることが重要だということを学びました。
今後は、病院の関係者や専門家のみなさんと共に、具体的な支援のためのネットワーク作りなどに取り組んでいきたいと思っています。
あすは、おれんじの会の例会。
交流会です。
暖かな節分になりそうです。
おひさしぶりです
2013年2月1日 10:57 PM
2月に入りました。
1月は、4回しか更新できなかったこのブログ。
もうほとんどの方から見放されてしまったかも…。
ですが、月も改まったことなので、また気持ちを新たに日々の活動報告や思いなどを綴っていきます。
きょうは宇和島で講演がありましたので、早い便で移動し着いたところで朝食です。
真ん中にどんとあるのは、宇和島名物のじゃこてん。
おいしくいただきました!
JAえひめ南女性部のみなさんの集まりで、女性のがんについてお話させていただきました。
200人を超える会員のみなさん、うなづいたりメモを取ったりしながらとても熱心に耳を傾けてくださいました。
お世話くださったJA厚生連のみなさま、貴重な機会をありがとうございました!
出張帰りに
2013年1月12日 1:02 AM
ここのところ、ブログの更新がままならず申し訳ありません。
10日夜は、がん総合相談研修プログラムに関する会議でした。
ピアサポート研修の教材を作成する事業は、いよいよ大詰めです。
試行版に対していただいたご意見を反映し、確定版を作るための会議でした。
より良いものにするため、医療者のみなさんと共に3月まで議論を続けます。
そして、きょう午前の便で帰松。
空港から「町なかサロン」へ直行し、患者さんの対応を済ませた夕方になって電話が入りました。
「飛行機、大変でしたね!」
「えっ?何の話?」
「操縦席の窓ガラスにヒビ入ってたそうですよ」
「え~~~~?!」
そう、ニュースになっていた羽田発松山行きボーイング787は、まさにわたしが搭乗していた機体でした。
機内ではまったくアナウンスはありませんでしたので、乗客は何も知らず。
あとで冷や汗です。
しばらく787は避けたほうがよさそうです。