NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

NEWS

リレーフォーライフ

2009年10月11日 8:21 PM

高知から戻ってきました。
がん患者・家族を支援するイベント『リレーフォーライフ』(いのちのリレー)に参加してきました。
これは、20人前後でチームを作り交替で24時間歩き続ける中でがん患者・家族の支援について考えたり、互いに交流したりするイベントです。
元々はアメリカで始まったものが日本でも行われるようになり、今年は、全国十数か所で順次開催されています。

高知会場では患者団体や企業、医療関係者など19チームが参加。
愛媛からは「チームおれんじ」を結成し参加してきました。
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総勢19人。
うちサバイバー(リレーフォーライフでは経過に関わらず告知を受けた人全てをそう呼びます)が7人。家族が5人。そして支援者が7人でした。
全員でたすきを繋ぎ24時間完走ならぬ”完歩”を成し遂げました!
ファイル 284-2.jpg

参加しての感想を、会員のKさん(サバイバー)が代表で発表してくれました。
「ひとりじゃない、こんなにたくさんの人が支えてくれていることを実感しました」との言葉は全員同感で、ステージ上で涙をこらえるのに必死でした…。

本当にその通りでした。
交替で歩くと言っても患者には体力に限りがあり長くは歩けません。疲れると支援者として参加してくれている人がさりげなく代わってくれます。
夜10時から朝まで、冷え込んでしんどい時間帯には私たち患者・家族は休憩所やホテルで休み、支援者が交替で仮眠を取りながらたすきをつないでくれたのです。

この姿はまさに、がんと向き合う社会の理想型です。
患者が歩き家族が支える、当事者が疲れれば支援者が代わる。そして患者が立ち上がったら、道を譲り少し後ろから見守ってくれる。
こんな社会になればいいなぁと思いながら歩き続けました。

参加したみなさん、お疲れさまでした。
そして支援者のみなさん、本当に本当にありがとうございました。
高知の実行委員のみなさん、あたたかく迎えてくれてありがとうございました!
夜の豚汁とおぜんざい、おいしかったです。

10日の正午からきょうの正午まで続いたイベントが終わり、締めくくりには高知の名物「カツオの塩タタキ」を頂いて帰途につきました。
ファイル 284-3.jpg

さあ、来年は愛媛でリレーフォーライフを開催するぞ~!
(私の下手な写真ばかりでスミマセン。もっといい写真を後日掲載します)

 

 
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