知りたくない情報
2011年2月22日 10:41 PM
春の訪れを実感させてくれる暖かな一日でした。
家の近所の土手が、菜の花で黄色に染まっていました。
先日から、少し難しいご相談をお受けしています。
急激な病状変化。
患者本人と家族との考え方のズレ。
主治医とのコミュニケーション不足。
これらが複雑に絡み合っています。
このケースを通して、
「知りたくない情報」にどう向き合うのか?
医療者を含め周囲の人間が、患者と家族に「知りたくない情報」をどう知らせるのか?について考えさせられています。
治療を受けることで、全身状態が悪化するかもしれない。
強い副作用が出るかもしれない。
大事な時間を、家族と笑って過ごせなくなるかもしれない。
そういう「知りたくない情報」と「希望」のバランスをどう考えるのか?
迷うご家族に対して何も言えず病院を後にしました。