ピアサポーターのためのフォローアップ研修
2020年10月18日 7:21 PM
松山では今朝の最低気温が11℃!
布団から出るのがツライ時期が近づいてきました。
昨日は、ピアサポーターさんのためのフォローアップ研修でした。
千葉県で活動している、支えあう会「α」の野田真由美さんを講師にお迎えしました。
千葉での取り組みや、
ピアサポート活動の際に気を付けたいことなどを伝えていただきました。
町なかサロンでは対策を取ったうえで、ほぼ通常通りの活動をしていますが
県内の病院サロンはどこも中止のまま。
こういう時期だからこそ
日頃の自分たちの活動を見直し
よりよい活動のために、どういう工夫ができるかを考えておきたいと思っています。
来月からは、オンラインでの交流会を定期開催できるよう準備を始めました。
決まり次第、このHPでご案内いたします。
病室からの風景
2020年10月12日 9:50 PM
町なかサロン付近から見上げると
デパート屋上の観覧車がきれいに見えます。
「家族が入院中、面会を終えて歩いて帰るときに
いつも、この観覧車を見ていた。
ちょっとつらい記憶と重なるんですよね」
そう言っていた方がありました。
病院の窓から見える風景。
行き帰りに見えるもの。
なんでもなかったときとは
見え方が変わってきます。
明日の手術のために入院した方が
SNSに写真を載せていました。
どんな思いで、この風景を眺めているのか…。
コロナだろうが
これ以上ないほどの快晴だろうが
スカイツリーがかすんで見える空模様だろうが
きょうも、あすも、がんの治療を受ける人はいるわけです。
どうか、治療が順調でありますように。
町なかサロン週末の予定
2020年10月8日 9:50 PM
きょうは日中の気温が上がらず、慌てて重ね着しました。
台風の影響か、風も出てきました。
さて、町なかサロンも少しだけハロウィン
百均グッズを使い、スタッフが工夫して飾ってくれました。
その町なかサロン、今週末のご案内です。
■10月10日(土)13:00~
『大切な人を支えている方のためのサロン』
ご家族や友人など、患者さんを支えている方が対象です。
同じような経験をしたピアサポーターが一緒にお話させていただきます。
■10月11日(日)13:00~
『えひめ若年がん語り場EAYAN』
10代~40代までの若い患者、経験者が対象です。
この世代だからこその悩みや思いを語り合う場です。
いずれも事前のお申込みは不要で、参加は無料です。
参加しているお互いの思いを尊重し、個人情報を守ることをお願いしています。
感染症対策へのご協力もよろしくお願いいたします!
仲間がいるということ
2020年10月4日 8:46 PM
きょうは、おれんじの会例会。
145回目です。
いろいろな思いを抱えて、この場に繋がった方々。
近況報告や、しんどい時の気持ちの整え方などを語り合いました。
そして、仲間から手作りのマスクをもらいました。
思い出すのは、治療中に隣のベッドの患者さんが
ピンクのタオルで縫ってくれた帽子のこと。
心細かったときに、どれほど支えになったかしれません。
仲間がいるということ。
そのことを伝えられるように
これからも月に1回の例会を継続していきます。
ピアサポート研修
2020年10月3日 9:00 PM
きょうは、ピアサポート研修。
例年は2日間連続で開催するのですが
感染防止のために、全員集合の研修は一日だけに
続きは、2つのグループに分け別日の開催となりました。
ピアサポート活動で最も大切なコミュニケーションについて
基礎を学んだ後には
ビデオカメラでロールプレイを撮影し
自分の表情や、姿勢、声の出し方を客観的に観察します。
※写真はお顔がわからないように細工しています
よりよいピアサポートのために
活動を始める前の研修は、時に厳しい場面もあります。
わたしたち経験者だからこそできるサポートがある。
でも、「思い」だけあればよいということではありません。
態度、ことば遣い、情報・・・。
みんなで学び合いながら、よりよいサポートを目指していきたいと思います。
町なかサロンでは
火曜を除く平日、午前10時~12時、午後1時~3時の間は
ピアサポーターが対応させていただきます。
漠然とした不安がある。
家族や友人にも言えないしんどさ。
医療者とうまくコミュニケーションをとるには?
同じような経験をしたピアサポーターが
一緒に考えさせていただきます。
10月例会のご案内(10月4日開催です)
2020年10月1日 8:38 PM
きょうから10月。
中秋の名月ということで、
SNSにはお月さまの写真がいっぱいですが、これが難しい。
なので、味覚の秋の写真です。
先日、会員さんからいただいた栗。
土鍋で栗ご飯を炊いてみました。
実りの秋に感謝していただきました。
さて、おれんじの会の例会ご案内です。
■10月例会 交流会
10月4日(日)13:30~14:30 町なかサロン
同じ経験をした人同士で、ゆっくりと語り合う会です。
がん患者・経験者、身近な人を支えているご家族やお友達、
そして大切な人を見送った方が対象です。
感染対策をしたうえで、お気軽にご参加ください。
ひとやすみしたくなったら
2020年9月17日 2:45 PM
少しずつ季節が移っていく頃。
町なかサロンでもクーラーを入れたり、切ったりしています。
町なかサロンに置いているソファ。
少し大きめの2人掛け用で、
小柄な人であれば横になることもできます。
もう何年も前のこと。
ある患者さんが、勉強会に参加してくださいました。
痛みがあって、イスに座っているのがしんどい。
でも、先生の話は聞きたい。
「横になれれば楽なんだけど…」とおっしゃいました。
その頃はイスしかなくて、結局途中でお帰りになってしまいました。
申し訳なくて、すぐに購入したのが
このソファです。
一昨日は、診察帰りの患者さんが
「ちょっとしんどいから休ませて」と言って訪ねてこられました。
ソファに横になってひとやすみしていただきました。
体も、こころも
ひとやすみしたくなったら、どうぞ町なかサロンへお立ち寄りください。
がん患者さんと、身近な患者さんを支えている方、
大切な人を見送った方であれば自由にご利用いただけます。
自分のがん体験を、誰かのために ~ピアサポート研修開催しました
2020年9月13日 2:12 PM
愛媛県からの委託事業
「2020年度 ピアサポート研修」を、9月12日に開催しました。
感染拡大予防のため、例年は2日間開催のところを1日だけに短縮。
定員も半分に制限しての企画でしたが
県内各地から8人の方が参加してくださいました。
ピアサポートとは何か?
適切なコミュニケーションは?
ピアサポーターに必要な基礎知識を学び
既に活動しているピアサポーターからの体験談もお伝えするプログラムです。
病院サロンや、わたしたちが運営している町なかサロンで
ピアサポートを体験して
「次は、自分の経験を誰かのために」と考えて
参加してくださった方もいらっしゃいました。
思いが繋がっていくことを実感したことでした。
基本を学んだ方は、今後継続研修を受けて
ピアサポーターとしての活動を目指す予定です。
第144回例会を開催しました
2020年8月29日 6:30 PM
きょうも34℃を超える厳しい暑さ。
そんな中、例会を開催しました。
講師を招いての講演会は、今年1月以来です。
受付には体温計、アルコールを準備し、
会場内のテーブルやイスもすべて消毒しました。
お隣とは距離を置いて。
きょうの講師は、四国がんセンター副院長の山下素弘先生。
『補完代替医療とどう向き合う?』というテーマでのお話でした。
山下先生は
「補完代替医療に関する情報は、科学的検証が行われていない
あやふやなものが多いのが現状」
「中には治療へのよくない影響を与える可能性があるものも。
医療者に相談することが大切」と話していました。
先生が主任研究者としてまとめられたガイドブックの内容はこちら
https://shikoku-cc.hosp.go.jp/cam/dl/pdf/cam_guide(3rd)20120220_forWeb.pdf
おれんじの会次回例会は10月を予定しています。
暑さもコロナも落ち着いて、
みなさんとゆっくり交流できることを願っています。
町なかサロンは通常通りです
2020年7月27日 9:08 AM
7月最終週。
きょうの松山は曇り空ですが、ようやく梅雨の出口が見えてきました。
さて、新型コロナウイルスによる感染拡大が続いています。
愛媛県内でも、連休中に相次いで新規感染の報告がありましたが
町なかサロンでは、現在のところ通常通りの運営をしています。
平日(火曜を除く)はピアサポーターによる個別対応。
特別企画も今月から再開しています。
(詳しくは、このサイトのトップページ https://machinaka-orange.jp/をご覧ください)
ピアサポーターは体調管理を行い
サロンでは常に窓を開けて換気、テーブルなどの消毒も徹底しています。
ご参加のみなさまには
・マスクの着用、手指消毒と検温のお願い
・特別サロンの際の人数制限
・万が一に備えてお名前と連絡先の確認
などのご協力をお願いしています。
町なかサロンは、愛媛県のがん対策事業の一環として
県からの補助金を受けて運営しています。
今後も、県の対応を確認しながら運営をしていきます。
対応を変更することになりましたら、このHP上でご案内します。
電話でのお問い合わせは 089-997-7638へお願いします。
こういう状況であっても
がんという病気への不安や、孤独感は変わりません。
むしろ自由に人と会えないからこそ
話を聞いてもらったり、相談したりできないことで
しんどさはより深まっているかもしれません。
だからこそ、最大限の感染防止策を取ったうえで
仲間としてお話を聴き、一緒に考えていきたいと願っています。