声のもつ力
2010年7月2日 9:58 PM
大好きな映画『紅の豚』がただいま放送中です。
森山周一郎さんと加藤登紀子さんの声があまりにもステキで、大好きになった映画です。
「声と話し方は、その人の品性と教養を表わす」と言ったのは、私が尊敬する千葉敦子さんです。
千葉さんは日本の新聞社で勤務した後フリージャーナリストとなりました。
乳がんと向き合った自身の経験を何冊もの著書で発表しています。
(この千葉敦子さんへの思いは別の機会にしっかり書きたいと思います。)
私も声を道具に仕事をする人間ですので、他人の声はとても気になります。
加藤登紀子さんのような、低く、相手を包み込むような声は憧れです。
声と話し方で、相手を癒すこともできると思います。
我が家のお隣はお年を取ったご夫婦がお住まいで、時々孫が訪ねてきます。
この孫ーと言っても20代前半くらいの大人の女性ーは、本当に明るくやさしい話し方をします。
ご夫婦は少し耳が遠いので大きな声で話しかけますから、必然的に我が家にも聞こえてきます。
「おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう。また来るね」と言う声を聞くとこちらまで慰められるようです。
彼女は看護師をしていると聞きました。
この声は、きっとたくさんの患者さんを慰め、力づけていることと思います。
さて、翻って私は最近どんな声でどんな話し方をしているか?
う~ん、何だか疲れた声で嫌な話し方をしているような気がします。
反省。
あしたの目標は、加藤登紀子さんの声!