情報は命綱
2021年6月6日 4:47 PM
観測史上最も早く梅雨入りしたものの
6月に入ってからは、晴れの日も多くホッとしています。
さて、感染拡大を受け休止していた
おれんじの会の例会を、6月に再開します。
6月は、NPO法人としての総会もあり
続いて、特別講演会を開催します。
テーマは『よりよい療養生活のための情報活用術』
詳しくはこちら★
講師は国立がん研究センターがん対策情報センター長の
若尾文彦先生です。
がん対策情報センターは、
がん対策基本法が施行された2006年に開設されました。
患者など当事者からの声が大きな原動力でした。
「患者にとって、正しい情報は命綱」と言ったのは
当時、がん対策を推し進める中心的な役割を果たしていた
島根県に住む佐藤均さんという、大腸がんの患者さんでした。
何が正しい情報なのか、どうすれば手に入るのか。
それを一元的に進めることの必要性を強く訴えていました。
あれから15年。
がん対策情報センターが発信する「がん情報サービス」で
正しい情報を入手することはできるようになりましたが
一方で、書籍やインターネットには科学的根拠に乏しい情報も溢れています。
「最新の治療」と「標準治療」
「医学博士が書いた本」と「学会が発行するガイドライン」
どちらを信じるでしょうか?
自分らしく、よりよい療養生活を送るために
どう情報を選び、活用するのかを
若尾先生に詳しく教えていただく講演会です。
6月13日(日)14時10分~
コムズ(松山市男女共同参画推進センター)
事前の申し込みは必要ありませんが
定員50人で、先着順とさせていただきます。
なお、14時まではおれんじの会の総会を開催していますので
開場は14時です。
対面での活動を再開しました!
2021年6月1日 5:02 PM
6月に入りました。
愛媛県内では、新型コロナの感染状況が落ち着き
県としての警戒レベルがきょうから引き下げられました。
これに伴い
町なかサロンでの対面での活動を再開いたします!
予定は、こちらをご覧ください。
また、おれんじの会の例会も6月から再開いたします。
6月13日(日)14:10~15:10(終了予定)
国立がん研究センター がん対策情報センター長の若尾文彦先生の
ご講演を予定しています。
きょうは、早速町なかサロンを訪ねてくださる方もありました。
ようやく、です。
まだまだ油断はできませんが
しっかり感染対策を取ったうえで対応いたしますので
どうぞご利用ください。
町なか句会オンラインで開催
2021年5月24日 4:43 PM
『おうち時間を楽しめる俳句 ~超入門編~』
町なかサロンでは定期的に句会を開催しています。
今月は対面での活動を休止しているので
特別にオンラインで開催。
主宰の秋川雅与先生のご提案で
クイズ形式も取り入れ、超入門編として開催していただきました。
これを機に、zoom初挑戦の方も!
うまくやり取りできるのか、少し心配していましたが
秋川先生のおだやかな進行で
参加者みなさんが一緒に楽しめる1時間になりました。
あっという間だった、との声も聞かれました。
町なか句会は、原則として奇数月の第4日曜に開催します。
次回は7月25日の予定です。
句作ができなくても、みなさんのやり取りを聞くだけでも歓迎します。
お気軽にご参加ください。
医療者のための緩和ケア研修会
2021年5月23日 10:00 AM
町なかサロン入口のフェイジョアの花が咲きました。
対面での活動を休止しているので
訪れてくれる人に見てもらえないのが残念ですが
そんな人間の思いとは関係なく、
いつもの年と同じように咲く姿に力づけられるようです。
さて、昨日は今治へ。
済生会今治病院で開催された「緩和ケア研修会」で
がん体験者としての思いをお伝えしてきました。
「緩和ケア研修会」は
がん医療に携わるすべての医師が基本的な緩和ケアを身につけることを目的に
国の事業として開催されているものです。
医療用麻薬やさまざまな症状緩和についての知識を学ぶだけでなく
コミュニケーションについてのロールプレイも含まれます。
この中に、がん体験者のコメントを取り入れることが望ましいとされています。
患者・家族がどんなつらさを抱えていて
どのような対応を望むのか。
「講演」ではなく、あくまでも「研修」の一環としてお話するのは
かなり難しいことです。
旅立った仲間の言葉や、患者体験調査の結果などを踏まえ
明日からの診療の場で少しでも役立つようにと思いつつお話しました。
もちろん、最終的な目的は
これからの患者さんやご家族のつらさが緩和されることです。
少し先を歩いたわたしたちの役割と思い
これからも、伝え続けていきます。
仲間とオンラインでつながる
2021年5月15日 4:12 PM
四国は梅雨に入りました。
いつもよりずいぶん早い雨の季節の到来です。
きょうは、オンラインでの語り合い。
町なかサロンで定期的に開催している
「大切な人を見送った方のためのサロン」です。
(写真掲載OKの方だけ使わせていただきました)
大切な人との思い出、何年経っても拭えないさびしさなど
当事者同士だからこそ共感できる話が続きました。
町なかサロンでの特別企画は
5月中はすべてオンラインで開催します。
詳しくはトップページをご覧ください。
「オンラインは難しそう…」
最初はそう思うかもしれませんが
インターネットができる環境であれば
パソコン、スマホから簡単にアクセスできます。
まずは、遠慮なくお問合せください。
080-3549-2327(9時~19時)
オンラインで仲間とつながる。
短い時間、画面越しにでも
共感し合える人との時間を過ごせますように。
休止とオンラインサロンのお知らせ
2021年5月12日 12:55 PM
松山は曇天です。
石手川ダムの貯水率がずいぶん下がっているようなので
恵みの雨になってほしいところです。
昨日は、気持ちのよい晴れでしたので
堀之内公園を歩いてみました。
まぶしいほどの新緑。
写真ではわかりにくいのですが、梅の実もなっていました。
さて、愛媛県ではまん延防止等重点措置が月末まで延長されました。
これに伴い、町なかサロンでの対面での対応も
休止期間を延長いたします。
5月31日までの予定です。
この間に予定していた特別企画は、すべてオンライン開催に変更いたします。
・15日(土)大切な人を見送った方のためのサロン
・23日(日)町なか句会 おうち時間を楽しめる俳句 超入門編
・26日(水)みんなで語り合うサロン
・29日(土)乳がん患者さんのためのサロン
zoomを使ったオンラインシステムでの開催です。
初めての方や操作に自信のない方のためには、個別にご案内もいたします。
参加ご希望の方は、それぞれの開催日前日までに
お電話(080-3549-2327)でお申込みください。
参加のためのURLなどをご案内いたします。
なお、医療相談とウイッグレンタルについては
お急ぎの場合には調整いたしますので、遠慮なくお問合せください。
支える手があることを忘れないで
2021年5月3日 10:12 AM
風薫る5月。
マスク越しにも、みかんの花のいい香りを感じる季節になりました。
町なかサロンでの対面の対応は休止しています。
愛媛県が「感染対策期」としている19日までの予定です。
減少傾向に転じれば、町なかサロンをなんとか再開したい。
そう願って日々の感染者数を速報で確認する朝が続いていますが
きょうも午前9時過ぎの速報で26人。
残念ながら、予定を早めることはできそうにありません。
わたしたちに限らず
しんどさや生きづらさを抱えている方への相談窓口は
軒並み休止、あるいは対面での対応を制限しています。
相談したい方はもちろんだと思いますが
運営側も「こんな時だからこそなのに…」と歯がゆさと無力感を感じます。
町なかサロンでは、電話でのご相談は連休中もお受けしています。
080-3549-2327
午前9時~午後7時まで。
がん患者・経験者、身近な患者さんを支えている方、
大切な人を見送った方が対象です。
限られた者で対応しますので、すぐに出られない場合もあります。
ご了承ください。
どうか、ひとりで抱えこまないで。
こんな時でも、周りに支えてくれる手があることを忘れないでください。
石川県とつながるサロン
2021年4月29日 3:34 PM
大型連休は雨の中のスタートとなりました。
石手川ダムは貯水量が減っているそうなので
恵みの雨となりました。
さて、昨日のご報告です。
町なかサロンの特別企画として
オンラインで、石川県とつながりました!
石川県には、済生会金沢病院が母体となる
石川県がん安心生活サポートハウス「はなうめ」という施設があります。
町なかサロンと同じように
院外、常設で活動しています。
この「はなうめ」での企画 「管理栄養士に学ぶ『実になる食事』」に
愛媛から参加させていただきました。
数年前に「はなうめ」へ見学に訪れたことからご縁がつながりましたが
まさか、このような形で
石川県の患者さんたちと、愛媛のわたしたちが
一緒に時間を過ごせるようになるとは思っていませんでした。
これからも、いろいろな企画を考えていきたいと思います。
正しい理解は安心につながる
2021年4月24日 8:45 PM
愛媛県の感染拡大の状況を受け
町なかサロンは対面での活動を休止しています。
例外として、
きょうは、既にご予約に入っていた医療相談を開催しました。
窓を開け放ち、アクリル板を設置し、人と人との距離を1.5メートル離す。
できる限りの対策を取っての開催でした。
「よくわかりました。これで安心しました。
きょう来てよかった」
そう言って帰られる後ろ姿を見て、ホッとしました。
町なかサロンの医療相談では
何かを判断したり、道筋をお示ししたりするわけではありません。
治療への向き合い方を一緒に考えることを目指しています。
診察室での説明で理解できなかった専門用語などの解説をしたり
テレビやインターネットで得た情報を整理するお手伝いをしたりしています。
正しい理解は安心につながります。
安心すれば、主治医のことばも心に届きやすくなることもあると思います。
残念ながら、医療相談も当面はお休みですが
再開については、このホームページでご案内いたします。
明かりを消してブラインドを降ろして
明日からは、対面での活動は完全に休止となります。
5月19日までの予定ですが
県内の感染状況、県の対応によって延長、逆に短縮となる場合もあります。
一日も早い再開を祈りつつ
新しい企画も考えていきたいと思います。
電話相談は通常通り対応しています。
080-3549-2327
9:00~19:00まで。
愛媛の医療の現状
2021年4月23日 8:56 PM
愛媛県に「まん延防止等重点措置」が適用されることになりました。
実際には、すでに対応が取られていて
松山市中心部を歩けば「休業」「時短営業」の張り紙が並んでいます。
昨夜、愛媛県医師会会長と感染者の治療にあたっている医療機関の院長が
共同で記者会見を開催しました。
youtube愛媛県公式チャンネルで、その模様が公開されています。
「医療崩壊に一歩踏み入れつつある」という発言もあります。
愛媛の医療現場で何が起こっているのか。
医療者の声を聞ける貴重な記者会見です。
東京や大阪などの情報に気を取られがちですが
足元で起こっていることを知り
自分たちがすべきことを考えていくことが
いま大切なのだと感じています。