第154回例会を開催 「患者と家族の物語」
2021年10月20日 7:06 PM
ここ数日、急に冷え込んできました。
今年は咲かないのかと思っていた金木犀、
ようやく蕾らしきものが見え始めました。
さて、17日はおれんじの会の第154回例会でした。
松山ベテル病院ホスピス医長 坪田信三先生に
「ホスピスから見えた患者と家族の物語」と題してお話いただきました。
いくつかの「物語」をご紹介いただき
さまざまな思い、やり方で、大事な時間を過ごしていく様子と
それを見守る医療者としての考えなどを伺いました。
患者も家族も多様で
こういう関わりが正解というものはありません。
迷ったり、悩んだり、時には恨み節も出たりする中で
それぞれの過ごし方があっていいのだと改めて感じました。
そして、これからは血縁による家族のサポートだけでなく
友人や地域の人など、もっと広い関わりの中で
支え合って過ごしていく人も増えてくることと思います。
自分は誰と、どのように、人生の仕上げの時を過ごすのかを
考えておきたいものだと思います。
おれんじの会次回例会は11月21日(日)13:30~
島根大学の大野 智先生に、医療者とのコミュニケーションについて
お話いただく予定です。