NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

NEWS

月に願いを…?

2012年5月5日 10:00 PM

今夜はスーパームーン!
gooニュースによると、スーパームーンとは…
「月が満月を迎えるタイミングと、地球との距離が年間で最も近くなるタイミングが重なる現象」だそうです。

確かに、いつもより明るく輝いて見えます。
間に合う方は、外へ出てみてください。

願いを唱えると叶うような気がしてきます。

 

医者の必需品は?

2012年4月23日 11:25 AM

ツイッターで笑うに笑えないつぶやきがありました。

ある医師のつぶやきです。
「きょう、患者さんから聞いた話。
 最近のお医者さんごっこの必需品は聴診器じゃなくパソコンだそうだ。まいったな」

わたしたちの仲間が言っていました、
「抗がん剤治療を続けた4年間、主治医は一度も体に触れることはなかった。ただ検査結果の数値だけを見ていた。それが診察だった。
僕は、触れ合うことで感じる”あたたかさ”が欲しかったよ」

いつからこんな事になってしまったんでしょう?

 

ちょっと一息

2012年4月21日 8:29 PM

ファイル 907-1.jpg

庭のアヤメです。
あれ?菖蒲?
毎年この時期に確認しようと思いつつ…本名がわかならいままです。
今年は、例年になくたくさんのつぼみをつけています。
楽しみだなぁと思っていたら、午後から強い風。
あすは荒れた天気になるそうで、ちょっと心配です。

きょうは午前中に県に提出する資料の仕上げが終わり、ちょっと一息つけました。

しなければならない事は山のようにあるのですが、とりあえず明日は締め切りも約束もなく、一日やすめます。

ゆとりができると、こころは穏やかになりますね。
これは大事。

 

新しい関係つくり

2012年4月20日 9:52 PM

新年度の人事異動で、行政や病院の方々の中にも変化がありました。
「はじめまして」とご挨拶をして、これから新しい関係を築いていきます。

主治医が替わった方もあると思います。
これは大きな緊張を伴います。
わたしも、主治医が替わったことがあります。
どのタイミングでどう声掛けすればいいのか?
初めて診察室に入ったときにはとても緊張したのを覚えています。

さて、きょうは、そんな人事異動に伴うご挨拶のために宇和島へ行ってきました。

その帰り道のこと。
JR宇和島駅で発車ギリギリに飛び乗りました。
指定席のチケットは買っていたのですが、座席指定の手続きができませんでした。
発車後、車掌さんがチケットを持ってきてくれました。
駅の係員さんが窓口でチケットを発行し、車掌さんに預けてくださっていたのです。
握りしめたのか、チケットは少しシワになっていました。
あたたかな対応が心に染みました。

気持ちを込めて仕事をすること。
その大事さを、改めて教えてもらった日でした。

 

オストメイトを支える家族の思い

2012年4月15日 9:37 PM

きょうのご相談は、人工肛門のケアに関してでした。
1週間前に手術を受けたばかりの患者さんのご家族からのお電話。
「本当に、自分たちだけでケアができるようになるものでしょうか?」

入院先からは、退院後のケアなどについて丁寧な情報提供があったようでした。
それでも、なかなか不安は拭えないものです。
同じような経験をした方の患者・家族会をご紹介させていただきました。

日本オストミー協会 http://www.joa-net.org/index.htm
こちらは長く活動している団体で愛媛支部もあります。

専門的なケアを提供してくれる「ストーマ外来」を開設している病院も増えてきています。
自宅へ戻ったら、訪問看護師の手助けを借りることも選択肢の一つです。

いろいろな支援の手を借りて、ご本人もご家族も少しでも楽に、快適に過ごされるように願います。

 

松阪にて

2012年4月10日 10:16 PM

松阪へ行ってきました。
松阪牛の、松阪です。
駅の前に、牛!?

ファイル 900-1.jpg

牛は、実際には30センチほどの大きさのモニュメントです。
駅前に等間隔に並んでいて、思わず笑ってしまいました。

松阪ではがんに関するお話をしてきましたが、参加している方々が強い関心を持ったのは子宮頚がんについてでした。
どこでお話をしてもそうなのですが、ワクチンについては情報を持っていても、子宮頚がんがどういう病気なのかや、なぜワクチンが有効なのか?、またその限界についてはほとんど知られていないのが現状です。

正しい知識がもっと広がるように、小さな活動ではありますが継続していきたいと思います。

 

風の音

2012年4月3日 9:17 PM

大変な荒天になりました。
外では、この時間もまだ風がうなっています。

私は偶然にも1件の約束もない日でしたので、朝ゴミを出しに行った他は、ずっと家の中にいることができました。
普段は出張などで出掛けることが多いのに、本当に偶然の幸運でした。

風雨は西日本では峠を越したようですが、夜になってからの風の音は、明るい時間より不気味です。
この音を、入院先の病室で、あるいは入院中の家族を思いながら自宅で聞いている人がいることを思います。
早くおさまって、眠りを妨げることがありませんように。

 

寄り添う

2012年4月1日 9:29 PM

きょうから4月。
開花宣言されたばかりの松山の桜が、場所によってはもう5分咲きほどになっていてビックリ。
おだやかな日差しの下、お花見を楽しむ姿がたくさん見られました。

そんなおだやかな日でしたが、きょうは「死ぬこと、生きること」について。
ツイッターでフォローしている清水康之さんのつぶやきが心にどーんと響きましたのでご紹介します。

清水さんは、自殺防止に取り組むNPO法人ライフリンク(http://www.lifelink.or.jp/hp/top.html)の代表です。

つぶやきの一部をご紹介します。

********************************

具体的に死ぬ準備をしている人でさえ、実は生きたいと願っている。
最後まで、生きる道がないか探してる。人を求めてる。
でも、そのことに本人が気付いていないことも珍しくない。

相談とは「死にたい」という思いに寄り添いつつ、その人の「生きたい」を共に確認することだ。
その上で、その人が「生きる」を選択するために必要な支援策を探し、極めて具体的に提示すること。
情報を伝えるだけだと、そこで支援が途切れかねないから。
「つなぐとき」が一番、「支援が途切れるリスクが高まるとき」でもあるのだ。
重要なのは、その人が支援につながるまで、寄り添い続けること。

「死ぬな」とは言わない。
「生きろ」とも言わない。
相談者の「死にたい」という気持ちに寄り添って、その人の「生きたい」がどこにあるかを静かに探す。
対話の中からじっと探る。

ついつい「死ぬな」「生きろ」と言いたくなる気持ちは抑える。
どうしたいのかの答えは、その人の中にある。
そこにしかない。

 

年度末

2012年3月31日 8:32 PM

松山では、昨日桜が開花したそうです。
石手川周辺の桜の木が、全体にふわ~っと赤く染まってきた感じです。

きょうは3月31日。
年度末です。
仕事の区切りの日。

県庁で3年間がん対策を担当してくださったKさんも、新年度は異動で他の部署へ。

おれんじの会がNPO法人になり、県と協働で活動をするようになってからずっとお世話になってきました。

詰めの甘い私の書類に、根気強く付き合ってくださいました。
リレー・フォー・ライフにも実行委員として参加してくださいました。
仕事としてだけでなく、誠実にがん対策に向き合ってくださったことに、心から感謝しています。

この春は、公私ともにたくさんの別れがありました。
二度と会えないわけではないのですが、寂しさがこたえます。
年のせいかなぁ…。

 

別れの春に

2012年3月25日 9:49 PM

3月は別れの季節です。

がん医療、がん対策に関わってきた方の中からも異動のご連絡が続いています。

がんを取り囲む問題は複雑です。
治療法もさることながら、経済的負担や就労など多様な問題があります。
それらへの対応はにわか仕込みの知識だけで出来るものではありません。
経験と人脈が必要です。
そして何より、目の前の患者・家族の悩みや苦しみへの”思い”が必要です。

この春、ある病院を去る方は、本当に熱意のある方でした。
医療職ではありませんが、患者・家族の社会的問題を担当するこの方に相談すれば間違いなく良い解決法を見つけてくれるという安心感がありました。
医療資源が乏しく、厳しい事情を抱えている地域での一筋の光でした。
与えられた仕事だからではなく、患者・家族ひとりひとりをどうにかしたいという”思い”があふれていました。

組織に属している以上、異動は仕方のないことです。
しかし、簡単に代わりが務まるわけにいかない仕事もあります。
特にがん医療の現場では、社会的問題への対応は大事な部分のはずなのですが、正しく認識・評価されていないところに問題を感じざるを得ません。

とても残念なお知らせに、胸が痛みます。

 

 
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