がん対策と予算
2009年2月1日 8:48 PM
きょう東京で、がん対策と予算について広く意見を聴くタウンミーティングが開かれました。いわゆる有識者だけでなく、患者や家族など当事者の意見も聴くとのことで、全国の患者会からも出席したはずです。残念ながら私は仕事の都合で行けなかったので、患者会仲間の報告や後日の報道を待ちたいと思います。
国のがん対策予算は伸び続けています。
しかし大事なのは中身です。本当に、当事者が望む対策に予算が付けられているのか?ということです。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/11/dl/s1128-9a.pdf
ここに来年度のがん対策予算の概算要求の数字があります。
緩和ケアだけが前年比マイナスです。一方で研究にかかる予算は大幅なプラスです。
これでいいのでしょうか?
がん対策は『たなぼた』で降ってくるのを待っていてもダメなのです。
そもそも私たち当事者が望むものは「ぼたもち」なのか「醤油せんべい」なのか?
厚労省の役人や医療者が良かれと思って与えるものを有難がって頂く時代は終わりにしなければなりません。
いま足りないものを見極め、それを手に入れるにはどうすればよいのかを考える。そして行動する。そういう時期に入っているのです。
がん対策と予算を考えるタウンミーティング。7日には仙台で開かれ、地方のがん対策の現状と課題、予算措置への要望などが伝えられる予定です。