変えられるもの、変えられないもの
2012年12月18日 10:13 PM
ここ数日過ごしやすかったのですが、また寒さが戻ってきているようです。
昨日は愛媛県がん対策推進委員会でした。
来年度から5年間の、愛媛でのがん対策の計画を議論する会議。
昨日のテーマは小児がん、がん教育、そして就労と社会的問題ですでした。
この3つは、国の計画に初めて盛り込まれたものです。当然、愛媛でも初めて協議でした。
就労と社会的問題は、ここ数年で注目されるようになった問題です。
治療成績の向上によって、病気とともに、あるいは病気を経て仕事を続ける人が増えてきました。
しかし病気を理由に解雇されたり、望まない職場に異動させられることも珍しくありません。
高額な治療費の問題も、患者や家族に重くのしかかっています。
これらは、2010年に実施した「愛媛県がん患者満足度調査」でも明らかになっています。
こうした問題の解決策を、計画にどう盛り込むか?
具体策を盛り込み、一歩でも前へ進めてほしい!
つい、発言に力が入りました。
他の委員や事務局の理解を得られたのかどうか…。
重い雰囲気で会議は終了しました。
患者・家族の苦しみを伝えなければならない。
一方的に伝えるだけではダメで、周囲の理解も得なければ物事は動かない。
でも、やはり譲れないことは譲れない。
粘り強く提案と交渉を続けていきます。
変えられるはずだと信じて。