親のがんにどう向き合うか
2016年11月14日 10:49 AM
県外出張が続いています。
11日は徳島で銀行の女子行員向けにお話をさせていただきました。
12日は青森県弘前市で、
「がんになっても安心して暮らせる社会」についてのフォーラムに。
そして13日は佐賀県の唐津赤十字病院で「町なかサロン」について
お話をさせていただきました。
弘前でのフォーラムでは
グループワークにも参加させていただきました。
患者、家族、医療者など7~8人のグループで
がんになっても安心して暮らせる社会について語り合いました。
生きがいを感じられるような社会にするには?
経済的な支援は?
正しい情報を、患者・家族だけでなく
周囲の人にも伝えるにはどうすればいいか?
たくさんの意見が出ました。
この中で、親ががんになったとき
子どもをどう支えるのか?という意見が出されました。
小さな子どもに、病気の事をどう伝えるか、という事については
すでにいろいろな取り組みがなされていますが
高校生や大学生の場合、経済的な問題も起こってきます。
また、親を支えたいと思いつつ出来ることがわからないといった
成長しているからこその問題も取り上げられました。
32年前、高校3年だったわたしは、父親を見送りました。
本人にがんと告げないまま。
わたし自身も、病状など詳しいことを知らず、突然の別れでした。
奇しくも、その命日が11月13日。
こうして、立場を超えて多くの人が
患者や家族をどう支えるのかを議論できるようになったことに
ある意味感謝しつつ
まだまだしなければいけないことはたくさんあると感じたことでした。