よりよいサロンのために
2017年2月10日 10:30 PM
松山でも雪がちらつき、県南部では積もったところもあったようです。
知らず知らずに肩にチカラが入ってしまう一日でした。
そんな中、きょうは病院サロン担当者の交流・検討会が開催されました。
がん患者・家族を対象としたサロンを開設している県内の医療機関から
担当者が集まり
わたしたちピアサポーターも加わってグループディスカッションを行いました。
ピアサポーターとの協力のありかたや、
患者・家族のニーズをどう反映するのか?
そして院内職員への周知と、患者・家族への情報提供などについて
話し合いが行われました。
がん患者、家族の語り合いの場=サロンが全国の医療機関に広がったのは
ここ数年のことです。
わたしが治療を受けていた頃には、そのような場はありませんでした。
退院後、とても深い孤独を感じました。
将来への不安、再発の恐怖、体が元通りにならない歯痒さ…
家族にも、親しい友人にも本心を明かすことができませんでした。
同じ経験をした人と話がしたい。
この先にどういう日々が待っているのか、先を歩いている人と会いたい。
こんな思いをした多くの患者、家族の声が届いて
医療機関にサロンが広がっていきました。
より良いサロンのためにどうすればいいのか?
きょうのディスカッションでは、それぞれの問題点が出されるにとどまり
解決策を探るところまでは、残念ながら至りませんでした。
しかし、これをキッカケに
わたしたちピアサポーターも、一層病院関係者と協力して
取り組んでいきたいと思います。
愛媛県内の医療機関で開催されているサロンの情報はこちらです。
http://www.shikoku-cc.go.jp/support/kranke/talking/