大学の「学び合いサロン」
2011年11月16日 10:55 PM
風邪は、ギリギリのところで踏みとどまっている感じです。
今夜も早く寝ようと思ったのですが、結局仕事が終わらず…。
さて、きょうは愛媛大学病院で開かれている「学び合いサロン」の日でした。
患者・家族、医療者、学生が参加して、お互いに学び合おうと始まって3年になります。
毎回、一つテーマを設けてミニレクチャーと意見交換をしています。
今回は、このサロンで学んだことについて医学科の学生が発表をしてくれました。
医学部の講義や実習では学べない、患者・家族の本当の胸の内を知ることができて自分の考え方にも変化が生まれたと、語ってくれました。
特に、私たちの仲間小野光則さんのメッセージ
「医療者として、患者の治る力をサポートしてほしい。生きる意欲、希望につながる情報が必要」を、しっかり受け止めてくれていることを、とても嬉しく思いました。
この「学び合いサロン」が誕生したキッカケは、私たちと医療者との話し合いからでした。
そこで問題として浮かび上がってきた中に、両者の間にある溝をどう埋めていくのか?ということがありました。
お互いが話し合う場が解消につながるのではないか?とスタートしたサロン。
3年が経って、学生の心に変化をもたらす結果につながったことは、本当にうれしいことでした。
これからの道には、理想論だけでは済まないさまざまな現実が横たわっているでしょう。
迷うこともあるかもしれませんが、小野さんのメッセージが応援し続けてくれることと思います。
私自身、ここのところ気持ちの萎える出来事が多かったのですが、ひとつ小さな明かりを見出したサロンでした。