若年世代の在宅療養支援
2018年3月2日 9:46 PM
おだやかな晴れの日。
愛媛県庁の建物も、青空に映えています。
きょうは県議会の傍聴へ行ってきました。
一般質問で、自由民主党 川本健太議員から
若年世代がん患者の在宅療養支援について質問がありました。
がんが進行した状態で在宅療養をする場合
40歳を超えれば介護保険が使えます。
しかし、40歳未満だとまったく支援制度がありません。
介護用ベッドなどの福祉用具のレンタルも
介護ヘルパーなどの利用料も、全額自己負担するしかありません。
支援策が抜け落ちた世代のために
兵庫県や横浜市などでは助成制度を設けています。
同じように、愛媛県でも支援策が取れないかということを
川本議員が質してくださいました。
理事者側の回答は
「兵庫や横浜などの実情を把握し、愛媛県がん対策推進委員会の意見も踏まえ
検討する」というものでした。
大切な時間を住み慣れた自宅で、家族の声を聴きながら過ごしたい。
厚生労働省の研究班の調査では
若年世代の6割が、在宅での療養を希望しているといいます。
しかし、大きな経済的負担が発生するとなれば
諦めざるを得ない人は少なくないはずです。
在宅での緩和ケアは
医学の進歩や、医療資源のネットワーク化などが進み充実してきています。
その恩恵に
年代だけを理由に与れないというのは、あまりにも悲しく残念です。
愛媛でも、若年患者さんへの支援が進むよう
県の今後の取組みに注目していきたいと思います。