NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

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主治医とは?

2011年4月3日 10:00 PM

きょうは4月例会でした。
参加者は23人。
初参加の方が3人で、そのうちの1人は医学部の学生でした。

全員で近況報告をした後、医療者や周囲の人からかけられて嬉しかった言葉、逆に辛かった経験などを語り合いました。

退院が決まったときに主治医から「よかったね、おめでとう」と言われてとても嬉しかったこと。

入院中、不調が続いたときに「自律神経がおかしくなってるんじゃないの?!」との看護師の一言に深く傷ついた経験。

いろいろな経験が語られました。

その中で特に気になったことがありました。
主治医とはどういう存在か?ということです。

ずっとパソコンに向かったままで一度も患者を見ようとしない医師。
治療途中での主治医の交代。
検査データの結果を伝えるだけの診察。

医療現場の忙しさ、人手不足による疲弊は理解できます。
でも、患者にとっていのちのかかるがん治療の場では、主治医が頼りなのです。

データでなく「わたし」の病気、「わたし」の背景、「わたし」のこれからの人生。
それを一緒に考えてほしいと願うのは当然です。

がん医療の場では、連携への取り組みが本格化しています。
大きな検査や手術などは拠点病院で、その後の経過は地域の医療機関で、という仕組みです。
「複数の主治医をもつ」ことも連携の長所だと専門家は言いますが、果たしてその「主治医」とは「わたし」をみてくれるのか?

主治医とは?

 

 
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