NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

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看護師をめぐる課題

2009年9月13日 10:05 PM

日中の残暑もやわらぎ、さわやかな一日でした。

ある患者さんから、こんな意見を聞きました。
「昔は、入院していると日々接する看護師が心身の微妙な変化を読み取り、また家族関係なども察して、患者の全体像を把握してくれたものだった。しかし、現在は入院期間が短くなり、看護師がそうしたところまで把握できなくなってきている」
なるほど。
医師には話せないことを看護師に聞いてもらったり、さりげなく慰めたり励ましたりしてもらった経験は、多くの患者・家族がもっていたものですが、それが少なくなってきているのです。

看護師に求められるものは多様になり、そして厳しくなっています。
医学の進歩に伴って看護師が身に付けなければならない技術や知識は増え続けています。また電子カルテをはじめとする医療現場のIT化は、新たな仕事を増やしているようです。
公立のある病院では、病棟勤務の日勤の看護師がその日の業務を終えるのが夜の10時11時になることが珍しくないと聞きました。そして、条件のよい都市部の病院への流出が相次いでいるというのです。
医師不足はよく話題になるのですが、実は静かに進行している地方での看護師不足。
これもまた真剣に考えなければならない課題です。

 

 
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