眼科にて
2009年9月2日 8:16 PM
きょうは半年に一度の眼科受診の日でした。
数年前に「網膜裂孔」が見つかり、以来経過観察が続いています。
これは網膜に穴があくもので、網膜剥離にもつながる侮れない症状なのです。
私は強度の近視なので、それが原因ではないかと言われています。
夏休みが終わり、少しは落ち着いているかと思いながら病院へ行きましたが、相変わらずの混みようで待合室のイスが足りないほどでした。
視野、眼圧、視力、眼底と一通り検査を終えてようやく診察室へ。
「すみません、お待たせして」とにこやかに主治医が声をかけてくれると、長く待ったイライラが消えていきます。
この主治医は、いつでもゆったりと構えています。
もちろん患者が山のように待っていることは百も承知のはずですが、診察室の中にはゆったりした空気が流れています。
高齢者の多い眼科で、このゆったりした空気は大事です。
患者が診察室に入ってきてもPCの画面を見たまま、挨拶もせずに診察が始まれば、患者は委縮してしまいます。
正直に病状を話そうという気持ちー勇気といえるかもしれませんーも失せてしまいます。
そこに患者の満足度、安心は生まれないでしょう。
PCから目を外して患者に一言「お待たせしましたね」と語りかけるのに何秒かかるでしょうか?
その小さなアクションで、患者の状態を正確に把握し、診察・説明がスムーズに運べばむしろ効率的だと思うのですが。
この眼科医の人気の秘密は、技術の高さだけでは決してないと改めて感じました。
ちなみに、検査の結果は問題なし。
来年2月の予約をして帰りました。はぁ、やれやれ。