勉強会報告 その1
2009年5月21日 8:06 PM
松山では夕方から雨が降り始めました。風も吹いています。
今年初めて、遠くからカエルの鳴き声が聞こえてきました。
さて、先週末の2泊3日の旅の報告です。
16日は、広島県福山市で仕事を済ませ、名古屋へ。駅に降り立ったのは23時。雨が降る中重いカバンを引きずりながら宿へ到着しました。
翌朝、靄がかかる名古屋を7時に出発です。
17日は日本医療政策機構主催の「がん政策サミット」です。
都道府県毎に策定されたがん対策推進計画の策定に関わったか、現在がん対策推進協議会に参加している患者・家族代表委員が参加する勉強会で、今年が3回目です。
午前中は国のがん対策予算についての勉強会と、患者会国際会議に参加したメンバーからの発表などが行われました。
ここで私も少し時間をもらい、愛媛県議会に発足したがん議連の設立経緯などについて報告させていただきました。
午後はワークショップで、がん対策提案書を作成しました。
「がん難民対策」「がん対策の可視化」「情報提供と普及啓発」「地域の好事例の発掘と全国浸透」などのテーマでグループに分かれて討議しました。
『がん対策基本法』や都道府県の「がん対策推進計画」などが策定されましたが、現実には改善の実感が得られていないのは全国どこも同じ状況です。
国の予算は頭打ちです。
法律や計画を”絵に描いた餅”にしないための具体案として、医療者の育成の予算措置や患者・家族の満足度調査、医療費の個人負担の軽減措置などを提案としてまとめ、今後関係機関に働きかけていくことになりました。
全国から会議に集まったのは35人。
患者として、家族としてがんに向き合った経験を持つ者同士です。
現実の厳しさを日々目の当たりにしつつも希望を失わず、私たち当事者が望むがん医療を手にするために、全国各地で闘っている仲間です。
みんなの熱い思いに触れ、愛媛でももっと頑張ろう!と思いを新たにした一日でした。
この続きはまた明日報告します。