NHKで放送予定
2009年5月12日 8:34 PM
NHKの取材を受けているのは、愛媛大学医学部腫瘍センターの薬師神芳洋先生です。
先日、大学病院でスタートした患者サロンが取材を受けたときのひとコマです。
がん患者と家族が自由に語り合う”サロン”は、全国各地で広がってきています。最も盛んな島根では、県内に21か所ものサロンが開設されているそうです。
それらのほとんどは患者・家族の交流が目的で、医療者が関わっているところでも、講師としてや調整役としてという場合がほとんんどだと聞いています。
愛媛大学での取り組みには、他とは違う特徴があります。
当事者同士の語り合いのサロンだけでなく、患者・家族と医療者が共に学び合うサロンも併せて設けたという点です。
大学病院の医師や看護師、ソーシャルワーカーなどが集まり、患者・家族と本音で語り合います。
患者・家族と医療者との間の”溝”を埋めるにはどうすればいいのか?
悪い知らせを伝える時に、医療者はどう思っているのか?患者・家族はどう受け止めるのか?
より良いコミュニケーションとは?
など、さまざまな事を自由に語り合います。
医学部は教育の場でもありますから、将来的には医学生や看護学生にも加わってもらい、患者・家族の心に寄り添える医療者の育成にもつながればと願っています。
こういう特徴を持つサロンとして、NHKの番組『四国羅針盤』の中で紹介されます。
5月15日(金)午後7時30分から NHK総合テレビで愛媛・香川・徳島向けに放送されます。高知では17日(日)午前8時からです。
徳島の患者会の取り組みとあわせて紹介されます。
ぜひご覧ください!