NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

ブログ

夏の便り

2025年6月29日 9:02 AM

 

 

 

 

 

 

 

 

 

町なかサロンに、採れたてのナスが届きました。

おれんじの会会員さんが、畑から直行で持って来てくださいました。

隣に映っている紫陽花も、会員さんからいただいたものです。

 

ナスを届けてくださった方は、いまも治療中。

どうされているかなぁ…と思っている時に

こうして顔を見せてくださるとホッとします。

 

梅雨が明けて、暑さが厳しくなってきます。

長い夏になりそうです。

 

7月、8月は、町なかサロンで「夜のサロン」も企画しています。

少しだけ気温の下がる時間帯、日中は参加しにくい方にも

気軽に立ち寄っていただきたいと思います。

 

●7月30日(水)19時~20時

乳がん患者さんのためのサロン

 

●8月22日(金)19時~20時

緩和ケア医と語ろう

ゲスト:松山ベテル病院院長 中橋恒先生

 

もちろん日中もいつも通り運営しています。

平日の10時~15時、ピアサポーターがお待ちしています。

誰かに話を聞いてもらいたい。

ほかの人の経験を聞きたい。

どうぞお立寄りください。

 

暑さへの対策 ~食事のこと~

2025年6月20日 12:04 PM

まるで梅雨明けしたかのような空の色。

そして厳しい日差しです。

 

町なかサロンも、ひと足早く夏のしつらえになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビー玉と、お菓子の包装を使ってスタッフが作った”金魚鉢”

「ホントに金魚がいるのかと思った!」と言われることもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しでも季節感のある空間にして、ホッと一息ついてもらえればと思います。

 

急に暑くなったので体調を崩す人も多いようです。

治療の副作用に暑さが加わって

食欲がない…という方もあるかもしれません。

 

国立がん研究センターが運営している「がん情報サービス」には

食事に関する情報提供のページもあります。

https://ganjoho.jp/public/support/dietarylife/index.html

 

治療をしていると、「食べて体力をつけなければ」と思いがち。

わたしもそうでした。

食べられないことが辛く、それで自分を追い込んでいた時もありました。

 

食事に関する情報が記載されていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか?

 

ピアサポーター勉強会

2025年6月11日 11:12 AM

おれんじの会では、2009年からピアサポート事業に取り組んでいます。

 

「ピア」とは仲間という意味で

がんを経験した患者や、家族などが

ほかのがん患者・経験者、家族などをサポートする仕組みです。

 

経験があれば誰でもできる、というわけではなく

コミュニケーションや対応のルール、公的な相談窓口の情報など

一定の研修を修了することが求められています。

 

先日、病院サロンなどで活動しているピアサポーターの勉強会を開催しました。

講師は、国立がん研究センターの若尾文彦先生。

先生は、厚生労働省がサイコオンコロジー学会に委託して実施している

「がん総合相談に携わる者に対する研修プログラム策定事業」の委員をお務めです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

治療法選択に迷う方にどう接すればいいのか。

正しい情報提供と、揺れ動く患者さんやご家族の気持ちへの寄り添いを

同じ経験をした者として、どうバランスを取るのか。

ピアサポーターだからこそできることについて

ご一緒に考えていただきました。

 

こうした学びを重ね、より良い活動ができるように取り組んでいきます。

 

愛媛県内のがん診療連携拠点病院で開催されているサロンや

町なかサロンで、ピアサポーターがお待ちしています。

「誰かに話を聞いてもらいたい」

そう思われたら、どうぞお気軽にお訪ねください。

 

 

正しく知るということ ~手術療法について学ぶ~

2025年6月10日 11:16 AM

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅雨に入った松山は、朝から本降りの雨です。

 

 

わたしが、子宮頸がんの診断を受けたのは6月でした。

梅雨の合間だったのか、よく晴れて暑い日だったのを覚えています。

 

まだ若かったこともあり、子宮を残す方法を主治医から提案されましたが

自分の意思で摘出することを選びました。

 

そのことに後悔はまったくないのですが

当時は、十分に情報を得て医療者とともに検討して選択したというよりは

わたしの「1回の手術で終わらせたい」という思いを押し通した感じでした。

 

現在は、できるだけ患者の負担を小さく

副作用や後遺症に悩まずに済むような術式の研究が進み

事前に、患者と医療者が話し合って方針を決めるようになってきました。

 

とはいえ、ほとんどの患者にとって

手術のイメージさえつかず、その後の生活のことまで考えが及ばないものです。

 

そこで、手術療法の最近のトピックや

選択にあたって医療者に何を確認しておくべきかなどについて学ぶ

勉強会を開催することにしました。

 

■シリーズがん診療の現在 ~手術療法~

日時:6月21日(土)13時~14時

会場:町なかサロン

講師:四国がんセンター院長 山下素弘先生

参加無料

詳しくは こちら

 

事前申込みは不要ですが、定員(15人程度)になり次第締め切ります。

どうぞご参加ください。

 

 

 

 

 

自由診療について学ぶ

2025年6月3日 10:10 AM

6月に入りました。

松山は、きょうは雨。

いよいよ来週には梅雨入りしそうな予報です。

 

6月1日に、NPO法人としての総会を開催しました。

2009年に法人化して17回目の総会。

無事にすべての議案が承認されました。

また、新たな歩みを始めます。

 

 

総会に続いての講演は「がん診療における自由診療」について学びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講師は、国立がん研究センターの若尾文彦先生。

そもそもの日本の医療制度の仕組みから始まり

標準治療と、研究段階の医療との違い、

そして自由診療の問題点と、わたしたちが考えるべき点について

わかりやすくお話いただきました。

 

平時には冷静に判断できることでも

病名を告げられ動揺しているときには、つい「やさしい謳い文句」に目がいってしまうもの。

そんな時に利用できる相談窓口の紹介もありました。

 

若尾先生の言葉を借りれば

「標準治療こそが、その時点での『チャンピオン治療』であること」を認識し

自分だけ、あるいは医療に詳しくない身近な人だけで考えず

相談窓口を活用して、冷静に治療法を考えることが大事だと学びました。

 

■愛媛県内のがんに関する窓口は、こちらをご確認ください。

https://e-cip.jp/support/support/

 

おれんじの会、次回例会は7月6日(日)13:30~ 町なかサロンで

交流会を予定しています。

会員でなくても、がん患者・経験者、身近な方などが参加できます。

お気軽にお越しください。

 

 

 

 
ページトップに戻る