NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

NEWS

テレビ番組のご案内

2012年5月3日 9:57 PM

まず、テレビ番組のご案内です。
5月4日(金)午前9時55分~
『鳥越俊太郎のがん医療最前線 ~「生きる」を支える人々~』
西日本のTBS系列8局、愛媛ではあいテレビで放送されます。
他の地域での取り組みと併せ、四国がんセンターの家族性腫瘍相談室の取り組みが紹介される予定です。

大型連休後半が始まりました。
少しはのんびりできるかと思っていたら、パソコンにトラブル発生!
思いがけない時間を取られ、トホホです…。

でも、きょうは帰省している幼なじみと一緒においしい昼食を取りました。
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先日に続いてお蕎麦。
ごちそうさまでした~。

 

東京にて

2012年4月30日 9:07 PM

週末3日間の東京出張を終えて、昨夜戻ってきました。
わずか3日なのに、庭のアヤメの花はすっかり散り、木々と雑草はますます力を増していました。
(ブログを読んでくださっている方が、アヤメと菖蒲の違いを調べて知らせてくださいまして、我が家の花はアヤメと判明。感謝)

出張の報告です。

27日は、夕方から「がん総合相談研修プログラム運営委員会」に出席。
これは、いわゆる”ピアサポーター”を養成するプログラムを策定する国の事業で、昨年度に続いて実施されるものです。
私は、今年度から委員に就任しました。
他の6人のみなさんとご一緒に取り組ませていただきます。

28日は、日本病理学会総会の市民公開講座で、慶應大学の坂元先生とご一緒に座長を務めさせていただきました。
テーマは「我が国における最先端がん医療」
がん医療が、個別化、低侵襲化する中で重要性を増す病理診断について学びました。
連休初日の夜のプログラムにもかかわらず、会場には多くの方が参加していました。

そして29日は移動日。
昼食はお蕎麦。
東京出張ならではの楽しみです。
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混み合う時間を少し外して、ゆっくりいただきました。
至福のひととき。

このところ、公的な場で発言することが増えて少々疲れ気味なのですが、こういう時間を味わうと、またがんばろうと思えてきます。

 

未来の医療者

2012年4月27日 11:19 PM

きょうは、愛媛県立医療技術大学で臨床検査学科4年生のみなさんを対象に、患者からのメッセージをお伝えする特別講義をさせていただきました。

医学生や看護学生にお話する機会は多いのですが、臨床検査技師を目指す学生を対象とするのは初めてでした。

私の経験やがん患者満足度調査の結果などを紹介し、患者・家族の思いをお伝えした後、医療現場で起こり得る場面を想定して、患者にどう声をかけるか?をロールプレイで考えてもらいました。

検査室前の廊下で、ひとりきりでボンヤリ座っている患者に声をかけるという想定です。
台詞はみんな同じ「どうされましたか?」
この言葉を”どんなふうに”かけるか?を考えます。

全員が、自分も腰を落として目線を合わせ、落ち着いた口調で声をかけていました。
コミュニケーションについて十分に学んでいるわけではないと聞いていましたが、非言語的コミュニケーションもなかなか出来る!
正直、ちょっと驚きました。

学校で学ぶことと、実際の臨床の場で起こることは大きく異なります。
理想論が通らないことも多いと思います。

でも、いまの思いを心の引き出しにしっかり持っていて、いざという時に引っ張り出してこられるように。
そのことを願っています。

医療現場の厳しさの話ばかりでちょっと暗い気分でしたが、一筋の光を見出した思いでした。

 

緩和ケア推進検討会

2012年4月26日 8:33 PM

このほど厚労省で、「緩和ケア推進検討会」が新たに設けられました。

昨日はその最初の会議でした。
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私も、患者の立場で参加させていただきます。

 

医者の必需品は?

2012年4月23日 11:25 AM

ツイッターで笑うに笑えないつぶやきがありました。

ある医師のつぶやきです。
「きょう、患者さんから聞いた話。
 最近のお医者さんごっこの必需品は聴診器じゃなくパソコンだそうだ。まいったな」

わたしたちの仲間が言っていました、
「抗がん剤治療を続けた4年間、主治医は一度も体に触れることはなかった。ただ検査結果の数値だけを見ていた。それが診察だった。
僕は、触れ合うことで感じる”あたたかさ”が欲しかったよ」

いつからこんな事になってしまったんでしょう?

 

病理学会 市民公開講座のご案内

2012年4月22日 7:43 PM

大荒れの天気になることが心配されましたが、松山は強い雨が短時間降った程度で済みました。

さて、26日(木)から28日(土)まで京王プラザホテルで日本病理学会総会が開かれます。

最終日28日の夕方5時30分から、市民公開講座が開催されます。
テーマは『我が国における最先端がん治療』
詳細はhttp://www.gakkai.co.jp/jsp101/open_lecture.html

私も進行のお手伝いをさせていただきます。

私は昨年、自分のがん細胞と”対面”しました。
保管されていた細胞検査の記録を見る機会があったのです。

正常な細胞の中に、明らかに異なるカタチをした細胞が混ざっていました。

この小さな細胞を観察するところから、がん治療は始まります。
そのことを思ったとき、はじめて「病理」というものを身近に感じました。

日本病理学会総会 市民公開講座はどなたでも自由に参加できます。

 

ちょっと一息

2012年4月21日 8:29 PM

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庭のアヤメです。
あれ?菖蒲?
毎年この時期に確認しようと思いつつ…本名がわかならいままです。
今年は、例年になくたくさんのつぼみをつけています。
楽しみだなぁと思っていたら、午後から強い風。
あすは荒れた天気になるそうで、ちょっと心配です。

きょうは午前中に県に提出する資料の仕上げが終わり、ちょっと一息つけました。

しなければならない事は山のようにあるのですが、とりあえず明日は締め切りも約束もなく、一日やすめます。

ゆとりができると、こころは穏やかになりますね。
これは大事。

 

新しい関係つくり

2012年4月20日 9:52 PM

新年度の人事異動で、行政や病院の方々の中にも変化がありました。
「はじめまして」とご挨拶をして、これから新しい関係を築いていきます。

主治医が替わった方もあると思います。
これは大きな緊張を伴います。
わたしも、主治医が替わったことがあります。
どのタイミングでどう声掛けすればいいのか?
初めて診察室に入ったときにはとても緊張したのを覚えています。

さて、きょうは、そんな人事異動に伴うご挨拶のために宇和島へ行ってきました。

その帰り道のこと。
JR宇和島駅で発車ギリギリに飛び乗りました。
指定席のチケットは買っていたのですが、座席指定の手続きができませんでした。
発車後、車掌さんがチケットを持ってきてくれました。
駅の係員さんが窓口でチケットを発行し、車掌さんに預けてくださっていたのです。
握りしめたのか、チケットは少しシワになっていました。
あたたかな対応が心に染みました。

気持ちを込めて仕事をすること。
その大事さを、改めて教えてもらった日でした。

 

医療者と患者・家族の学び合いサロン

2012年4月18日 10:41 PM

毎月第3水曜の夜は、愛媛大学病院で「学び合いサロン」が開かれています。
これは、医療者と患者・家族が一つのテーマで意見交換をし共に学び合うというものです。

きょうのテーマはコミュニケーション。
「見えなきを見、聞こえなきを聴く」と題して、一つの事例をもとに話し合いました。
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医療者が、患者・家族のことを思ってかけた言葉が、逆に傷つけてしまった事例でした。

伝え方を間違えると思いは伝わらない。
「何を伝えたか?」ではなく、「どう伝えたか?」がコミュニケーションの最も大事な点であることが確認されました。

医療者からの意見の中に多かったのは、「沈黙が怖い」ということでした。
何かをしてあげたい、という思いが強ければ強いほど沈黙が怖い。
焦って、つい不用意なことを言ってしまうのかもしれない…。
そんな意見も出されました。

なるほど。

でも、患者・家族の方にしてみれば、手を握る、背中に手を添える、そうした非言語のコミュニケーションがあれば言葉はなくても大きな支えを実感できるのです。

きょうもまたお互いの違いを知り、共に考えたサロンでした。

 

緩和医療学会

2012年4月17日 11:53 PM

きょうも気持ちのいい青空が広がりました。
庭で、近所のネコが昼寝をしていました。

きょうは学会のご案内です。
日本緩和医療学会学術大会が、6月22日~23日にかけて神戸で開かれます。
http://jspm2012.umin.jp/index.html

わたしも、「緩和ケアを伝える難しさ」というテーマのシンポジウムに登壇させていただきます。

学術大会ですから医療者が学ぶ場ですが、23日には市民公開講座も開かれます。
こちらはどなたでも自由に参加できます。

テーマは「高齢者の看取りを考える~口から食べられなくなったらどうしますか?~」です。
詳しくはhttp://jspm2012.umin.jp/common/shimin.pdf

 

 
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