忘れられない看護師さんへ
2012年11月9日 10:31 PM
徳島から松山へ、3時間のバスの旅がこたえたのか。
腰痛が甦ってきました。
数ヶ月前のような激しい痛みではありませんが、ジワリジワリと鈍い痛み。
きょうは、松山市内のある病院で看護師のみなさんにお話をさせていただきました。
自分の経験、患者・家族の思いと併せて、接遇研修。
みなさん勤務の後の研修だったそうですが熱心に耳を傾けてくださいました。
感謝です。
看護師さん向けの研修でいつもご紹介するのが、わたしの入院中に出会ったある看護師さんのことです。
髪が抜け始めたときに、誠実にわたしに向き合ってくれた若い看護師さん。
言葉にできなかった感謝の思いを、他の看護師さん向けに話をする中で伝え続けています。
「ありがとうございました」
昨日11月8日は、わたしの退院記念日でした。
こうして生かされている事を改めて感謝しつつ。
徳島にて
2012年11月8日 10:36 PM
東京から徳島へ回り、戻って来ました。
きょうは、徳島県立城東高校でお話をさせていただきました。
徳島のNPO法人AWAがん対策募金が行っている「出前講座」の取り組みです。
詳しくは http://www.awagan.com/
徳島県の委託を受けて実施しているもので、高校生を対象にがんのこと、いのちのことについて医師と経験者が講演をするという取り組みです。
講演を聞いた後には、生徒が家族に宛ててメッセージを書きます。
日頃の感謝とともに、検診の呼び掛けなどを自由に書いてもらいます。
今年度は20の学校で実施するそうです。
がんという病気についての正しい理解が、高校生を通して広がっていくことに期待しています。
遺すもの
2012年11月6日 11:35 PM
きょうは、厚生労働省がん対策推進協議会でした。
会議が終わったところで1本の電話。
ある方の旅立ちの知らせでした。
母のことで悩んでいたとき、大きな力で支えてくださった方でした。
特に、母が他界したあと後悔に苦しむわたしにかけてくださった言葉を忘れることができません。
人は何を遺すのか?
わたしは何を遺せるんだろう?
より良いピアサポートのために
2012年11月1日 11:00 PM
きょうは、「がん総合相談研修プログラム策定事業」の運営委員会でした。
いわゆる”ピアサポーター”研修のプログラムを考える事業です。
去年の事業を引き継ぎ、新しい体制になって8ヶ月。
テキストとDVDの試作版ができました。
web上で公開されています。
詳しくは http://www.jcancer.jp/news/2012/20121016.html
試作版へのご意見を反映して、今年度末までに完成版を作成する予定です。
この事業に関わって、改めて多くの学びをさせていただいています。
ピアサポーターに求められること。
立ち入ってはいけないこと。
コミュニケーションの難しさ。
見失ってはいけないことは、自分が治療を受けていた頃にどういうサポートが欲しかったのか?という原点。
常にそこに立ち帰らなければならないと思っています。