人に会うということ
2010年2月2日 8:20 PM
東京の雪です。
もっと「一面銀世界」の美しい写真を撮りたかったのですが、残念ながらホテルの周辺はほとんど積もっていなくてこんな写真でご勘弁を。
きょうはいろいろな情報を仕入れた一日でした。
子宮頚がんについて、患者からの情報発信について、コミュニケーションについて…。
インターネットのおかげで、どこに住んでいてもかなりの情報を入手することができるようになりました。
松山にいて不自由を感じることはほとんどありません。
でも、東京でいろいろな人に会って話をして得る情報のインパクトは、PCから得られるものとは大きく異なります。
やはり人に直接会うことは大事だなぁと実感した3日間でした。
ところで、どうでもいいことですが…
「雪」と書こうとして変換したら「幸」と出てきました。
このPC(ソフトと言うべき?)なかなかオツなことをしてくれます。
後遺症
2010年2月1日 10:00 PM
きょうは、子宮摘出を経験した患者の後遺症についての研究に協力するため、ある大学へ出かけました。
体とこころの後遺症についてお話をしてきました。
私は、「単純子宮摘出術」という術式で子宮だけを取り出しました。
卵巣や膣、リンパ節など周辺臓器は残っています。
そのおかげで術後10年間、体の面で後遺症を実感したことはありません。
一方、こころの後遺症は?
研究者から質問を受けながら、これまでの気持ちの変化を思い起こしてみました。
病気の治療のために子宮を失うという決断、治療後ずっと時間が過ぎてから現れた喪失感…。
考えてみれば、こんなふうに自分の気持ちに向き合うことがこれまで殆どありませんでした。
悲しいとか辛いとか、そういうものはとっくの昔に整理のついた感覚だと思っていましたが、実はちゃんと向き合ってこなかっただけなのかもしれません。
この10年を振り返り、ちょっと複雑な気持ちの夜です。