腫瘍内科医のつぶやき
2013年4月24日 8:53 PM
きょうは栃木県日光市へ。
子宮頚がんのお話をさせていただきました。
平成生まれの方を含め、女性のみなさんが熱心に耳を傾けてくださいました。
ありがとうございました。
その日光でいただいたのは…
ゆば料理です。
日光では「湯葉」ではなく「湯波」と書くそうです。
京都のものより、やや濃厚な味わいで、とても美味しくいただきました。
東照宮も見ないままでとんぼ帰りでしたが、名物料理だけはしっかり記憶に残りました!
さて、移動の最中のお供はツイッターです。
もっぱら情報入手だけで、最近心に残ったのは
腫瘍内科医のChieko.K さんのこんな書き込みでした。
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化学療法か?緩和か?の選択を迫るのではなく
これからどのように過ごしたいですか?
何を優先させたいですか?
というところから始まるのではないでしょうか?
必要なのは化学療法のマネジメントではなく、生き方のマネジメントです。
それを取り違えると、腫瘍内科の仕事はむなしいものになります。
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「これからどのように過ごしたいですか?」
これは、わたしたちの仲間であった男性が
まさに、医療者から聞きたかった問いかけだと言っていた言葉です。
どう治療するか?ではなく、どう生きるのか?
それを医療者と共に考えたい。
そんな余裕のある医療現場であってほしいと願うのは、無理なことなのでしょうか。