がんで親を喪うということ
2009年4月20日 8:41 PM
庭の菖蒲が今年初めての花を咲かせてくれました。
なのに今夜は雨と強い風。大丈夫かなぁ…。
昨日の会議は、御茶ノ水の東京医科歯科大学が会場でした。
御茶ノ水駅で、あしなが育英会の募金活動が行われていました。
事故や病気で親を喪った子供たちの進学を支えるあしなが育英会。その全国一斉募金活動の日だったのです。
この不景気で募金額は減っていると聞きます。
がんで親を喪った子供たちのことを思います。
先日も、がんで夫を亡くした女性から話を聞きました。
経済面の厳しさに加え、父親のいないことが子供の精神面にどう影響するのか不安だという話でした。
父親ががんで他界したのは、私が高校3年生のときでした。すでに甘える年ではありませんでしたが、それでも、父親がいてくれたらと、何度悲しく心細い思いをしたかわかりません。
甘えたい盛りで親を喪う辛さと不安は、容易に想像できるものではありません。
せめて、経済面での不安だけでも取り除けるものなら。
これは、誰かの善意だけで解決できるものではありません。しっかりと支える仕組み作りが必要なのだと思います。
駅前で声を嗄らして訴える制服姿を見ながらそう思いました。