NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

NEWS

最高の医療を受けるための患者学

2009年2月23日 7:36 PM

ちょっとドキッとする題名ですね。
きょうの愛媛新聞にも記事が掲載されていますが、先週月曜に高知で開かれた、『高知がん患者会 一喜会6周年記念講演』の基調講演のタイトルです。
講師は、アメリカのMDアンダーソンがんセンター准教授の上野直人先生でした。
上野先生は最高の医療を受けるための患者の心構えとして9つのポイントをあげています。
①がんは慢性病 焦るな
②医師の話した内容を「取得」する
③医師の話した内容を「わかりやすく」する
 …理解できなければ「わからない」と伝え、
  図やメモを書いてもらう
④質問上手になる
⑤医師の話した内容を「消化」する
⑥標準療法なのかどうか?
⑦治療・ケアを決める
⑧自分の希望を伝える
⑨恐れずに果敢にチャレンジ

どうですか?どのくらい実行できていますか?
全部は無理でも、これは出来そうだと思うことにチャレンジしてみてはどうでしょうか?
詳しく知りたい方は、上野先生の著書「最高の医療をうけるための患者学」(講談社+α新書)を参考にしてみてください。

高知では、上野先生の講演のほかに、日本医療政策機構理事の埴岡健一さん、ブーゲンビリア患者会(東京)代表の内田絵子さん、高知一喜会の安岡さん、私も加わっての座談会も行われました。
日本のがん医療を変えていくためには当事者も声をあげることが大切だと改めて確認しました。

 

 
ページトップに戻る