がん患者のサロン
2009年2月10日 9:11 PM
きょうは、広島市民病院へ行って来ました。
ここにはがん患者のためのサロン「~がんとともに~こころのサロン」があります。その見学のためです。
広島市の中心部にある市民病院。建て替えられたばかりでピカピカの玄関を入ってすぐのところに「医療情報サロン」という一室があります。20畳くらいでしょうか。やわらかく外光がはいる通路に接していて明るく開放的な雰囲気です。
がんに関する図書が500冊ほど並べられ、有料でインターネットも使えるようになっています。
この部屋で月に2回、広島市民病院のがん患者と家族を対象にしたサロンが開催されています。
同じ病気の患者同士、家族同士が自由に語り合える場所にと、がん診療相談室のソーシャルワーカーが企画して去年5月から始まったそうです。
きょうは精神科医師によるミニ講座は開かれ、その後13人ほどの参加者が互いの悩みを語り合っていました。
毎回1時間の開催だそうですが、参加者からはもっと長くしてほしいとか回数を増やしてほしいという希望が出ているとのことでした。
私も前半だけ同席させていただきました。
おれんじの会の例会では進行役をすることが多く一人のがん経験者の立場に立つことが難しいのですが、きょうは一参加者として皆さんの話に同感したり、ちょっと涙が出たり…。何か癒されるような思いをしてきました。
こういうサロンが愛媛にも欲しいという思いを新たにしました。
患者会例会もいいのですが、通っている病院でふらっと立ち寄れる場も必要ではないでしょうか?
院内サロン開設、これも大きな目標です!