NPO法人 愛媛がんサポート おれんじの会

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会は、主に愛媛県内のがん患者と家族、その関係者が集う会です。

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あるドラマの中から

2008年8月6日 8:50 PM

「SEX and the CITY」というアメリカ映画が間もなく公開されます。
NYを舞台に4人の女性の友情、恋愛、仕事などを描いています。
もともとは数年前にテレビドラマとして放送され大人気となりました。その後日本でも紹介され、男性女性を問わず人気を集めた作品です。
ドラマの方では、タイトルからお察しの通り、やや過激なシーンもありますが、決してそれだけではありません。仕事、不妊治療、宗教、親の介護などの問題も描かれています。
そして、がんの問題も出てきます。
4人の女性のうちで最も年上で、最も強気なサマンサに、乳がんが見つかります。他の3人は彼女を励まします。特にキャリーは、再発や死の不安を口にするサマンサに「全て終わったのよ!」と繰り返します。そこでサマンサはこう言うのです。「お願い、不安を言わせて」
私はこのシーンを見るたびに胸が熱くなります。サマンサの気持ちがよくわかるからです。
周囲の人は一生懸命励まそうとしてくれます。弱気にならないように、楽観的にいられるように、言葉を選びながら励ましを繰り返してくれます。その気遣いはよくわかります。でも、どんな言葉を積まれたとしても、患者は自分の力で乗り越えない限り不安は消えないのです。だから、励ましよりも不安を吐き出させて欲しいのです。ただ聞いて欲しい。かける言葉が見つからなくても、ただ側にいてくれればいいのです。
ドラマの中で、サマンサは抗がん剤治療の副作用と闘い様々な問題を乗り越えていきます。その姿には励まされるものがあります。
ドラマ「SEX and the CITY」はレンタルDVDで見ることが出来ます。
映画の方では、がんのことが描かれているかどうかわかりませんが、4人の女性たちのステキなファッション、美しいNYの街を見るのも楽しいと思います。特にアラフォー世代にはオススメです!

 

 
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