喫煙
2008年7月9日 9:08 PM
おじが入院している病院へ通っていますが、建物から出た途端タバコの匂いが漂ってきます。この病院では、建物内は禁煙ですが、敷地内に喫煙コーナーを設けているのです。
パジャマ姿の患者さんたちが紫煙をくゆらせています。
病人の見舞い・付き添いで心身共に疲れた身には、タバコの匂いは不愉快きわまりないものでした。
多くの病院同様、四国がんセンターは敷地内全面禁煙です。広い駐車場にも「禁煙」の張り紙が出されています。それを知ってか知らずか、たまに駐車場で喫煙している姿を見かけました。そこで、ある時病院側に「禁煙を徹底してほしい」という申し入れをしたことがありました。先日病院へ行きましたら、「あの申し入れ以来、駐車場の見回り回数を増やして禁煙の呼びかけをしているんですよ」と事務の方が話してくださいました。
病院によっては、敷地内全面禁煙が難しい状況もあるようです。
全面禁煙にしてしまうと、どうしても吸いたい人が病院の周辺でタバコを吸い、周辺住民から苦情が出るそうです。であれば、敷地内に灰皿を備えた喫煙コーナーを設けたほうがいい、という言い分です。
確かに一理あります。
しかし、国の「がん対策推進基本計画」では、がんの予防においては、たばこ対策を進めることが重要としていますし、「愛媛県がん対策推進計画」の中では、医療機関については、敷地内禁煙を推進すると明記されています。
がん治療を担っている医療機関には、たばこに対する断固たる態度を願います。