冬景色に思うこと
2012年12月10日 9:49 PM
庭のモクレンの木です。
ここ数日の強い風で、根元は落ち葉の山になっています。
寂しくなった枝先を見ると、小さな蕾が!
冬景色の中、いのちが受け継がれているのを実感しました。
さて、勘三郎さんの訃報がズシリと胸にこたえています。
一度だけ「東海道四谷怪談」を観たことがあります。熱心なファンだったわけではありません。
それでも喪失感が強いのは、思いがけず早過ぎる旅立ちだったからでしょうか。
テレビ局でいろいろな追悼番組が放送されています。
昨日は『俊寛』の一場面を見ました。
先代である父親の最後の舞台となった『俊寛』を、受け継ぎ演じたときの、まさに鬼気迫る演技。
去っていく仲間に向かって叫ぶ最後のセリフは「未来で…」です。
別れのその先にあるもの。
受け継がれるものもあり、新しく生まれるものもあり。