父はカッコよかった
2012年11月13日 9:36 PM
きょうは父の命日です。
28年が過ぎました。
当時、病気のことを医師や看護師に尋ねることなど思い付きもしなかったので、父の病状が悪化していく様子に、家族は右往左往するだけでした。
結局、大事な話を何もしないまま旅立っていきました。
死顔は正視できないほど醜いものでした。
そのことがずっと心に突き刺さったままだったのですが
最近になって、わたしの心に変化がありました。
それは、父は父なりに病気に向き合い生き抜いたのだと思えるようになったことです。
本当の病名を知らなくても
家族に何も言い残せなくても
父は最後まで力の限り生き抜いたのです。
お父さん、カッコいい生き方だったねと、28年経ってようやく言えるようになりました。